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構想力はリベラルアーツで高まる。

現代はビジネスや社会課題の解決に対して「正解のない時代」、「答えのない時代」といわれています。
モノやサービスは溢れているにもかかわらず、ビジネス環境や市場、組織、個人などあらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難になっている状況、いわゆる「VUCAの時代」ですね。
このような時代には、「正解を求める力」ではなく、「構想力」(物事を体系的に考え、まとめあげる能力)が必要だといわれています。
そしてこの構想力を高めることができるのが「リベラルアーツ」です。
リベラルアーツ教育とは、現代社会のさまざまな問題に立ち向かうための「総合力」を養う教育のことです。
正解のない時代においては、単一の専門領域に関する知見だけでは足りず、幅広い知識を持ち、さまざまな角度から物事を考えられる柔軟な思考が求められているんですね。
リベラルアーツの起源は、古代ギリシャ・ローマ時代の「自由七科(じゆうしちか)」とされ、「文法」「弁証」「修辞」「算術」「幾何」「天文」「音楽」の7つを指します。

価値観の多様化、グローバル化する社会の中では、「正解はこれだ」という発想は役に立ちません。「正解を見つける」ことよりも、いろいろな人たちの立場を理解し、共存していけるのかが問われているのだと思います。
そこでは「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」がとても大切になるんですね。

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