意思決定をしやすくする3つのポイント
私たちは、日々暮らしていく中で、仕事を進めていく中で、数多くの「意思決定」をしています。
「今夜の夕食は何にしようか?」「どの服を買おうか?」「この仕事はどう進めようか?」みたいな感じですね。
意思決定はストレスがかかり、脳が疲れる行為です。
この意思決定が滞ると、タスクとしてどんどん仕事が溜まっていってしまいます。
以前に「意思決定力は消耗する。」(https://note.com/gussan_t/n/n03217d08e3ef)という投稿で、なるべく意思決定の数を減らすという内容を紹介しましたが、特に仕事をする上では意思決定をしなければならないことは次々に出てきます。
今回は、意思決定をしやすくする3つのポイントを紹介します。
1)判断基準をつくる。
これにはまず、メリットとデメリットを整理することです。
特にメリットが明確に説明できない、言語化できない場合、仕事においては会社、組織として理解を得ることが難しくなります。
たとえば社内に新たなシステムを導入しようとする場合、それを使うことによってどのようなメリットがあるのか?という感じですね。
2)利害関係者の目線に立つ。
会社においては、部下、同僚、上司、取引先、お客さんなど、その意思決定に関係する人たちにどう納得を得るか、ということです。
これには、その利害関係者の目線に立って、メリットとデメリットを考えて先手を打つことが大切です。
たとえば、新たなシステムを導入することによって、直属の上司はどういうメリットがあるのか?そのシステムを使う同僚にはどのようなメリットがあるのか?またデメリットは?ということを整理することで意思決定(提案)がしやすくなります。
3)実績をつくる。
実績がないことについて意思決定をすることは非常に難しいです。
もし過去に同じ事例や似た事例があれば、「あのときはこうだったから」と意思決定がしやすいのではないでしょうか。
仕事で相応の経験があればいいですが、経験がない又は少ない場合、「小さな意思決定をして提案する」という方法が効果的です。
たとえば何かの案件が生じたとき、「どうしましょうか?」と意思決定を丸投げするのではなく、考えられる打ち手を洗い出し、そのメリット、デメリットを自分なりに整理した上で、会社に「提案」することを繰り返すことで、意思決定力が磨かれていくといいます。
意思決定をスムーズにクリアしていければ、タスクが溜まることなく、仕事全体が円滑に進んでいくのではないでしょうか。