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相談は「する」よりも「される」ほうが気持ちいい。

キングコング西野さんが面白い実験をしました。
社会人5人と、大学生10人による『大学生の悩みに社会人が本気で相談にのる会』を開催したのですが、面白いのは参加料金の設定でした。
相談に乗ってもらう大学生の参加費は300円。
相談にのる僕たち社会人の参加費は3000円。

通常であれば、相談に乗ってもらう方の値段の方が高いと考えるでしょう。
コンサル的な発想ではまさにそうですね。
もちろん社会人と大学生の収入の差というのはあると思いますが、それとは別に、相談を受ける側の社会人は、「相談をされる気持ちよさ」「役に立てた」という満足感を得るのです。

この人間の心のカラクリを報酬設定で証明したこのイベントは、非常に面白いと思いました。
ひょっとしたら、世間のあらゆる価格設定は「人間の感情」という点において間違っている場合が多いのではないかとも思えます。
「感情価値」っていうんでしょうか。
商品やサービスの水準がネットにより平準化されてきている現代において、またロボットやテクノロジーの発展により、「人間の感情」に対する価値はますます高まっていくのではないでしょうか。
そしてその価値を報酬(価格)に反映していくことで、なんだか面白いことになりそうです。

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