仕事の心理的負担を減らすには「ボールを手放す」

いろんな仕事が貯まって、負担に思うことってありますよね。
これもやらなきゃ、あれもやらなきゃ、って。
僕もやっぱりあります。

そんな中でも、心理的負担がちょっと軽くなるときがあるんです。
それは、
「ボールを手放したとき」です。
仕事は往々にして、自分と誰かの共同作業で進んでいくものがあると思います。
たとえば、業者さんに何かを頼んで、成果物を納入してもらうとか、上司の確認や修正を経て資料を完成させる、とかですね。
そういったときに、「自分の手元にボールがある状態」を減らすことが大事です。
上司から資料のたたき台を頼まれ、それを自分が考えている状態、作っている状態が「ボールが手元にある状態」です。
それをとりあえず、未完成なりにも作り、上司へ確認をお願いする、これが「ボールを手放した状態」です。
ボールが自分の手元にあるとき、それをただ持っているだけでは仕事は進みません。
完成品じゃなくても上司の確認やアドバイスを求めるために、「ボールを渡す」ことで、上司が前進してくれます。結果的に仕事全体としては進んでいるんですね。

自分がボールを持っていて、何もしていない状態は、仕事全体からみると止まっている状態。
逆に、ボールが自分の手元にないときは、その仕事をとりあえず頭から忘れていいと思います。

この仕事におけるボールはいまどこにあるのか?
それを考えることで仕事全体が進み、自分の心理的負担もコントロールできるのではないでしょうか。

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