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膀胱炎の症例

こんにちは😃ぐっさんです。

今日は膀胱炎の症例を書きたいと思います。

患者は30代女性で、同じ専門学校の先輩、後輩の関係です。

朝から電話がかかってきて、「先生、去年もこの時期(土用の時期4月16日〜5月4日)の生理のときに腎盂腎炎で入院した、記憶があるから何とかならないかなぁ〜。」相談を受けた。

病院で漢方もらいたいから、先生教えてくれないですか?っと言われたので、生理(現在、生理4日目熱が37.1度)で症状でてるんだったら、テンプレート的に小柴胡湯を処方してもらうように指導しました。

本来は、こんなやり方をしてはいけないですが、エキス剤だと効果が薄いから2剤を1度に服用し、2時間おきに、白湯で飲むようにすすめた。

夕方、急性だから、状態がどうなったか気になったので電話で確認したところ、病院では膀胱炎だったと診断を受けて、小柴胡湯を言われた通りに服用したが、38度まで熱が上がっているとの事でした。

もしかしたら、太陽病から陽明病に入りかけているのではないかと、示唆しました。

病院が終わってからの事を詳しく電話で伺ったところ家の用事でたけのこ掘りをずっとしていとの事。

東洋医学は症状が出た時は、しっかり休んで、養生をしないと悪化する事を説明して、もしこのまま、熱が上がり続けるんだったら、少し下す薬が必要になるが、夜にかけてそこまで熱が上がらないのであれば、明日の朝には良くなることを伝えて、もし悪化するなら、連絡くださいとお願いしました。

次の日の朝10時ぐらいに連絡があり、排尿痛が昨日の10分1になり、熱も下がったとの事だったので、一安心しました。

といっても、まだ、表に熱が残っているはずなので、柴胡桂枝湯を2〜3日服用してから、苓桂朮甘湯(土用に入ってから胃もたれや目眩があったため)に変更するように指導しました。

参考になった書籍は、婦人雑病の1.2.3.4条ですので、写メで添付させてもらいます。

考え方の参考になったら幸いです。

今回はかなり難しいと思いますので、わからない場合は、遠慮なく質問してくださいね。

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