夏みかん
実家に帰った折、ダンボール箱の中に入ったたくさんの 夏みかん を少し分けてもらった。
甘酸っぱくてうまいのである。
でも、剥くのがなかなか大変でもある。
だけども、
それを乗り越えた向こう側に待っている 至福の時 を思えばそれすらも楽しめる。
ひとつひとつ丁寧に、
実を潰さないように丁寧に、
皮を剥いていく。
ひとつ剥いたところで食べたくなる気持ちを抑え込んで剥いていく。
少し小さめの器に盛っていくのがポイントだ。
やはり器にもりもりに盛られていると見栄えが良い。
器いっぱいもりもりになるまで、
食べたくなる気持ちを抑え込んで丁寧に剥いて盛っていく。
もうひとつポイントがある。
まるごとひとつ剥いただけではダメだ。
気持ちの面で味気ない。
みっつだと剥きおわるまでに少し気持ちが萎える。
まるごとふたつ剥くくらいがちょうど良い気分。
しかし、そこは人それぞれ。
じらされることでより気持ちが高まる人もいるだろう。
ここの見極め如何によっては、
夏みかんの味が変わってしまうかもしれない 分水嶺 とも言うべきポイントなので、
しっかりと見極めなければならない。
しっかりと見極め、
剥きおわるのが近づくにつれ、
心拍数も上がってくる。
皮を剥く手つきもだんだんと丁寧さを失ってくる。
気持ちがはやる。
「あと少し あと少し あと少しで食べれる」
それはまるで、
フォークダンスで好きな子が少しづつ少しづつ近づいてくるあのときの感じに似ている。
...かもしれない。
...チーン
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