ぐるグル国分寺はじまる!
ようこそぐるグル国分寺へ。
私たちは、東京・国分寺の政治をぐるぐると考える4人(かげ・ひろ・なえ・すわこ)のグループです。
肩の力抜いて面白がりながら、国分寺について気になったことを発信していきます!
というわけで、今回はその4人の対談の様子をお送りします!
ぐるグル国分寺って?誰がやるの?
なえ:ぐるグル国分寺始めるよーといっても、何をやるかの前にどんな人がやるのかということがわかるといいですよね。
ひろ:じゃあ、改めて自己紹介からはじめましょうか。
メンバー紹介:ひろ
ひろ:まずはぼくから。
現在は国分寺市に住んでいます。大学4年生で、カフェで働いています。もともとコーヒーが好きで、コーヒーの生産地に行ったりもしていました、場としてのカフェにも興味がありますね。
政治と自分の関わりで言うと、カフェの他スタッフが去年7月の参議院選挙の時、身内向けに「政治について身近に話す会」というのを開いてくれて。それがすごくおもしろくて、そこから市議会の傍聴に行ったり、投票率の分析とかをしたりするようになりました。
そんなこともあり「投票率80%のまちをつくる」をテーマとしたクルミド大学はちマルカレッジを立ち上げて、投票率を上げるためにまずは自分がというのもあって、国分寺市に引っ越してきました。
かげ:ひろは、本当にこれまで会ってきた人の中でも有数の穏やかさだよね。ひろのことを苦手とかいう人って、あまりいない。誰とでも仲良くなれるし、いろんな人のとんがった部分を受け止めてくれるのがすごいなと思っていて、政治家向きだと思います。政策を立てられるかというところは、現時点では微妙だけど(笑)
ひろ:本当ですか?じゃあ、政治家目指しますかね?(笑)
かげ:職業としての政治家を目指すかどうかはともかくね。
ひろ:なるほど。確かに、今やっていることでさえ、ある意味政治家と言えば政治家というところもありますよね。って、僕は自分のことを穏やかと思ったことはないんですけど。
なえ:ひろさんは、誰に対しても壁がなく、かといって敬意がないわけでもなく、年代問わず距離を縮めるのが上手だなと思います。
ひろ:政治について話すと人と対立しやすいっていうのがあるけど、僕自身は人と話していて喧嘩になるということはほとんどないので、向いているのかもしれません。ぐるグル国分寺も、思想とか主義が違ってもいい感じで話し合える場に育てていければいいなと思ってます。
メンバー紹介:かげ
かげ:僕は、現在は世田谷区在住で、国分寺でカフェをやっています。生まれは国分寺で、時間のほとんどを過ごしているのも国分寺です。だから市長に立候補するのには、住民票がなきゃダメなのか?という問いもあるんですけどね。
僕と政治のかかわりで言うと、僕の父親が愛知県知事選に立候補したことがあってね。現職支持のほぼ当選が確定している候補に対して、市民派の対抗馬として出る人がだれかいないかという話があって。父はとにかく人望がある人で、結果的には80万票とったんだよね。
山本太郎さんは東京都知事選で66万票とかで、それは立候補者が多くて分散したというのもあるけど、それでも80万票はすごいなと。もちろん当選した方は160万票でダブルスコアではあったんだけどね。愛知県中に自分の親父の写真が貼ってあるという、すごく不思議な経験をさせてもらった。
それまで政治家が選挙に出るというのは身近に感じられていなかったけど、こうやって物事が進んでいくのかというのが見えて、俄然身近に感じたというのがあったんだよね。
ひろ:それこそかげさんだったら、政治家へのお誘いはあったんじゃないですか?というか、ゆくゆくは政治家にとか、そういうのあるんですか?
かげ:お誘いはないね。ただ、その気がないわけじゃない。といっても、例えば立候補とかじゃなくて、みんなが勝手に推薦する人を書いていくみたいな感じの投票方法とかで、選ばれちゃったりしたら「しょうがないな~」みたいな感じ(笑)
それは、「政治家なんだから何かしてくれるんでしょ」とか丸投げされる形での政治活動をしたいとは思わないけど、みんなで一緒に何かやっていくときの旗頭として、というのだったらあるのかなとは思うっていう感じでね。
ただ、政治家とかになることで、動きにくくなることもすごく多いと思っていて。民間の立場だからできることもあると思っていて、今はそれで満ち足りてるし、むしろそっちに可能性を感じているというのはあるかな。
ひろ:なんか、かげさんってプロレスラーだなと思っていて。技をかけたら、その分だけしっかり返してくれる。こっちの技を一緒になってさらに盛り上げてくれる。だから安心して仕掛けていけるというのがあるんです。
なえ:プロレスラー……?(笑)かげさんは、多くの人が現実を前に立ち止まってしまう時に動き出してしまえるスピード感がすごい。だから、見ていて飽きないんです。
国分寺にかげさんがいるということで、まちが変化していくことを身近に感じられてワクワクしますね。
かげ:それは嬉しいですね。リスクに対して鈍感というのはあると思います。やってうまくいかなかったらどうするの?というのに鈍感なんですよね。お店つぶれたらどうするの、とか、自己破産したらどうするの、とか、それもそれだよね~みたいな感じだし。
あと、熱いとか寒いとかもあんまり感じないし、他の人ほどアタフタしない。そうやっていろんな感覚がマヒしてるからやれちゃうのかも。
メンバー紹介:なえ
なえ:では次は私が。国分寺市在住で、普段は出版のお手伝いをしています。一人暮らしを始めるときに「ここに住むぞ」と自分の意志で選んだのが国分寺だったんです。国分寺・府中・国立で迷っていた時に市のホームページで福祉サービスについて検索してみて。一番見やすいのが国分寺だったから、ここに住もうって。(笑)
政治と自分の関わりで言うと、住む都市を選んだからには何かしら根を張っていきたいと思って、市報やホームページを隅々見て市政に参加しています。
そうしたら、隣の家にだれが住んでいるかは知らないのにまちの人は知ってるという感じになって。それがだんだん面白くなって。自分がここで暮らしていて安心できる材料が増えた感じです。
ひろ:なえさんは、本当によく見てるなーと思う。なんていうか、お姉ちゃんofお姉ちゃんだと思っていて(笑)
かげ:うん、お姉ちゃん感ある。国民の妹みたいな感じで、国分寺のお姉さんというところで、どうでしょう。
なえ:(笑)
すわこ:なえさんのお姉ちゃん感もあるし、ひろの弟感もすごいよね(笑)
かげ:弟感ね。たしかに。
メンバー紹介:すわこ
すわこ:私は国分寺市に住んで、9年近くになります。子どもが3人いて、小学校と幼稚園に通っていて、その中の一人の子が特別支援教育を受けているのもあって、市の教育制度とかにもわりと関心があったんです。で、そういうことに関する学びの場を友人と一緒に作っていて、そしたら市議会議員さんと知り合うようになって。そこから市議会を見に行ったり、保育園で困ったことを相談したら、議員さんがすぐに市議会で取り上げてくれたりとか、自分が子育てをしていて感じることと市政がつながるという経験をここ数年してきています。
そしたら、待機児童とかの問題も、すでに考えてくれている人たちがいて、その人たちと一緒にまちをつくっていくことができるのかもと思ったら、それってすごくおもしろいことだなと。
その頃にちょうど市議会議員選挙があって、仲のいい候補者の方が何人かいたので、私の視点から紹介する記事を書いたんです。そしたら、個人の視点から書いてるということをおもしろいと言って下さる人がたくさんいて、「なんだ、みんな知らなかっただけで、おもしろいって思うんじゃーん!」と。そこから市政のことや参院選や都知事選とかでも、私の視点からの記事を書くようになりました。
そういう一人一人の視点から見た政治、みたいなものを出し合って、おもしろがり合うみたいなことができたらいいな~と思ったりしてます。
かげ:それこそ、はちマルカレッジを立ち上げるときに、すわこさんが加わってくれたらいいねと話してたんだよね。
ひろ:そうなんです。僕はすわこさんのファンだったので、毎日胸アツですよ!一年位前に記事を読んで、こんな方がいるんだ!と結構衝撃だったから。でも、いまだにすわこさんが何者かつかめてないんですよね。
かげ:すわこさんとは、付き合いの長さで言うと僕が一番長くて、ソーシャルイノベーションとか、コレクティブインパクトとか、そういう業界の中ではそれなりに知られてる方で。でも、国分寺に住んでるとは知らなかったから、こういう出会い方をするとは不思議な感じがしてますね。
すわこ:もともと社会課題を事業で解決するということに興味があったんですよね。その中で思ってきたこととして、社会課題を扱っていると、「なんでみんなわかってくれないの?」というモードになりがちなんだけど、その訴えでは解決しないこともたくさんあると思っていて、最後の最後は、一人一人が楽しい!と思うようなプラスのエネルギーで動かないと変わらないとも思っています。
だから、「市政とか政治の話って、こんなにおもしろいんだよ!」とプラスのエネルギーで出していくのが大事だなと思ってるというのがありますね。
ひろ:そのおもしろがるという姿勢は、ぐるグル国分寺でも発信していけるといいですよね。
かげ:肩の力を抜いた感じでやりたいよね。
すわこ:そう!投票率も上げなきゃいけないよね!という義務感の話ではなくて、投票率もみんなが行きたいなと思った結果上がったらいいなと思います。
ひろ:へへって笑いながらソーセージ売るみたいなノリでね。
なえ:すわこさんはとてもパッションのある方ですよね。3人お子さんがいらっしゃって毎日忙しい中でも楽しいということを原動力として動けるところ、すごいなと思います。
ぐるぐる考えるグループ
ひろ:という感じで、このメンバーでぐるグル国分寺をやっていきます!
とはいうものの、このメンバーの中でもぐるグル国分寺って何?というのもあって、どういうことをどんな風にやっていくかということも、まだ決まってないんですよね。
大きなテーマとしては、「投票率80%のまちをつくる」と言っていますが、楽しみながらやれたらいいなと思っています。
なえ:押し付けない、ぶれない、自分の意見がある、そんな4人が集まった感じがありますね。いろんなことに良い面と悪い面があって、その中でどう判断するのかというのを自分で考え、その上で他者から吸収することに対して抵抗感もない人たち、と言ったらいいのかな。何かを広めるにはすごくいいメンバーなんじゃないかなと。
かげ:その、軸と柔軟性の両方大事だよね。政治活動している人って、軸はあるけど柔軟性はないという人が多い印象かな。
ひろ:そもそもすわこさんと僕が飲み会で「ぐるグル国分寺やりたいよね!」と盛り上がったところからこの話も始まりましたからね。そこにみんなが乗っかってくれて、自然発生的に生まれた感じだから、まず先にメンバーが一人ひとり個人としていると思っていて。そのメンバーの人となりが見える形で発信していけるといいのかなと思ってます。
あと、名前の由来として、なんでぐるグルなの?という人もいると思うんですが、なえさん、なんでしたっけ?
なえ:ぐるぐる考えるグループです。渦のようにまわりも巻き込みながら、自分の思考もぐるぐる巡る。まずは私たちから考えを巡らせていこうかと。
かげ:渦だと巻きこまれる感じがしちゃうけど、僕らが渦を起こしているというよりはむしろ僕らこそ、一番に巻き込まれてるみたいな感じでもあるかな。
ひろ:自然な形でご一緒したいですね。という感じ?
なえ:ご一緒したいというところで言えばこれから発信していくメディアをつくっていきますが、そのメンバーも増えていくんですか?
ひろ:発信していくメンバーが増えるかどうかはまだわからないけど、政治の話をしていく仲間が増えていくといいなとは思っています。
かげ:特定の政策をご一緒していきましょうということではないけど、話をしようよということを呼び掛けているということかな。
さっきの巻き込まれることの良さで言うと、意を決して飛び込むというより、気が付いたら巻き込まれてたみたいな感じを出せたらいいなと思う。
ひろ:実際、僕自身も巻き込まれてここまで来た感じですしね。(笑)
なえ:ただ発信していく上では正確に意図を伝えるというか、無為な誤解を招かないようには気を付けないといけないですよね。
ひろ:そのあたりの話で言うと、どこまで中立であるか、ということについてはみなさんどう思いますか?
なえ:中立である必要はないですよね。「個人の感想です。私はこう思います。どう読むかはあなた次第。」みたいな、毎回必ずある添え書きが決まっていたらいいなと思います。
すわこ:私も中立である必要はないと思っています。
かげ:中立というのは無色ではないからね。いろんな色過ぎて、何色かわからないというくらいがいいんじゃない。
なえ:他の皆さんがどんなことをしてどんな記事を書くのかも気になっていますし。
ひろ:いろんな人の意見が集まった時に、全体でバランス保ってるよね、というのでいいのかなと思っています。
なえ:例えばこの前、ひろさんは「市長選挙に興味がある」と言ってたけれど、正直私はピンと来てないんです。だからひろさんが私にその魅力を説明している記事とかも、あげていきたいですね。参加しているからと言ってすべてのことにアンテナを張っているわけではないですし。
かげ:そうだね。他の人の意見に対して、好奇心を持つみたいな、開かれてる感じが大事だよね。
なえ:このメンバーほど好奇心旺盛な人たちもいないかも(笑)自分と意見が違うとそこで止まってしまう人も多いけど…
かげ:ここのメンバーは「なんで?なんでそう思うの?」と聞きたがる。(笑)
すわこ:この意見が違うところこそ、見せていきたいですよね。
なえ:そう。4人しかいないのにこんなに意見が違うというのを、国分寺をテーマにやってみるというのがおもしろいかもしれませんね。
ひろ:このメンバー4人がやってみた系Youtuberみたいな感じ?(笑)
すでにいろいろ実践してるから、それを記事にするだけでもおもしろいと思ってくれる人もいそうだし。それぞれの考えに根差した意見が集まるといいなと思っています。
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この4人で話していると、話がいつまでも止まりません!(笑)
ぐるグル国分寺でどんなことをやっていくのか。それについては、また次の記事でご紹介します!
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