<開催報告>市政ができることってなんだろう ~国分寺市自殺対策計画(案)を考える~ (2/7)ぐるグル#12
開催日 2021年2月7日(日)10:00〜12:00
テーマ 市政ができることってなんだろう ~国分寺市自殺対策計画(案)を考える~
ご参加いただいた人数 9名(うち主催3名)
開催場所 オンライン(Zoom)
企画 すわこ、なえ、ひろ
会の流れ
・自己紹介と今日参加したきっかけ
・国分寺市自殺対策計画(案)について主催から説明
・民間の自殺対策関連事業の紹介
・フリートーク
・最後に一言
こんな話になりました
まずは、主催から国分寺市自殺対策計画(案)と、その背景にある国の自殺対策基本法について解説しました。また、市の計画の中で解説されている国分寺市の自殺の特徴と、それを受けての実施予定の施策についても紹介しました。さらに、行政の施策だけではなく、民間の取り組みもいくつか紹介し、フリートークに入りました。
フリートークの中では、「自殺って健康問題なの?」という話題が出ました。警察が発表している自殺理由の1位が健康問題なのですが、健康ではなくなった背景こそが根本の原因ではないかという意見が挙がりました。
他にも
「孤立という問題に行政がグッと踏み込めれば」
「支えようとしている人への支援もとても大事」
「認定されたゲートキーパーではない身近な大人が支えるのが大事では?」
「そもそもゲートキーパーという言葉を今日はじめて聞いた」
「死についてもっとオープンに話せる場があるといいのでは」
「宗教やボランティアで行われてきた活動を持続可能な形にしていく」
などの話題があがり、それぞれの立場からどのように向き合っていけるのかをじっくりと考える時間となりました。
会を開いた感想(1)
じわじわと考えを深めることができた時間になりました。国分寺市が提示している自殺対策計画(案)の話題に止まらず、それぞれの体験や考えていることを、それぞれの言葉で話し合いました。
この文章を書いている今、開催から2ヶ月ほど経過していますが、この会で考えたことを今も思い出します。自分の個人的な感想ですが、会を開く前と開いた後だと、世界の見え方がちょっとだけ変わりました。
今回会を開いたのは、自殺対策が企画メンバーにとってとても重要なテーマであったからです。きっといわゆる「政治」の王道ではないのかもしれませんが、僕にとってはとても大事な政策。これからも考え続けていきたいなと思います。
(ひろ)
会を開いた感想(2)
市の計画案づくりのパブコメ募集が多くあった1月に、国分寺市でも自殺対策計画が策定される予定だという事を知り、それまで少し遠く離れたところにあると思っていた行政計画が、急に自分事として飛び込んできたような感覚がありました。
政治というと、予算をどう組むのかとか、経済政策をどうするのかとか、そういうことのイメージが強いけれど、そんなことはなくて、私たちの毎日の暮らしと密接につながっているんだと、改めて実感させていただきました。
自殺対策を行政主導で進めていくことで何ができるのかと思うかもしれないけれど、自殺対策基本法が出来たことで国の自殺者数は減ってきていました。ですが、2020年の自殺者数は11年ぶりに増加しています。
コロナ禍で人と人のつながりをどう支えていくのか、そして、そのつながりを支える人をどう支えるのか。今回の対話の中で、答えがすぐに出たわけではなかったですが、それでもグルグルと考え続けていくことが何より大切なことなんだと実感させてもらいました。
(すわこ)
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