日記（2024.07）

7/5（金）
ちょっとしたリーダーに任命されたらリーダー手当てが付いた。残業も無く、休日出勤もないのに、毎月残業60-80時間は当たり前、休日部活もドンと来いだった教員時代の給料をあっさり超えた。
なあ、俺の、俺の3年間は何だったんだ。


7/8（月）
どうしてもハシビロコウが見たくなり、神戸どうぶつ王国へ行く。動かない鳥を謳う割には結構動く。
やはり動物はいい。生まれ変わったら絶対に人間にはなりたくない。とはいえこんな考え自体、人間の傲慢に過ぎない。動物たちも動物たちなりに大変なんだろうな。ちょっと悩みでも聞かせてくれよ。異文化交流といこうや。


7/9（火）
楽しみのない毎日がダブルヒガシによって救われている。全人類ダブルヒガシのゲーム実況を見ろ。ラジオを聴け。ただひたすらに楽しそうな二人を見て笑え。

7/13（土）
電車の窓から差し込む光の角度によって左膝だけが妙に暑い。向かいの窓から見える遠くの空は真っ暗で、夏が来たなと思った。


7/25（木）
今日が天神祭だなんて露知らず、いつも通り家に帰ろうとしたらとんでもない混雑に巻き込まれ、人目もはばからず泣いてやろうかと思った。
私は家に帰りたいだけなのだ。もうへとへとなのだ。帰らせてほしいのだ。

7/29（月）
4月に生まれた甥っ子が、自分に手があることに気づき、しばらくして足があることに気づいた。それを使えば自分が思うように動けると気づくにはまだ時間がかかるようだ。

7/30（火）
夏があまりにも暑すぎる。
誰が平熱よりも高い気温の中で生きられるってんだ。

7/31（水）
もしあれが今生の別れであったのならば、私は一生後悔するし、一生思い出すんだろうな、ということを何度も繰り返している。
後になって、どうしてあんな態度を、と陰鬱とした気持ちで一日を過ごすのであるが、今のところ今生の別れには至っていなくて、また同じことを繰り返している。
いつかこれが一生の後悔にならないようにと思うが、そう生きるには自分はまだ未熟すぎる。