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世界王者すぎる男(#158)

【毎日1000文字アウトプット158/1000日目】
【毎日トイレ掃除53/1000目目】
【毎日FP資格勉強53/100日目】

色々と頭がとっ散らかっている中で、あれもこれもモードで時間が全く足りていないイシグロファクトリーです。

さて、今日は東京でCATCH&FLOWと言うけん玉の大会がありました。
けん玉世界王者に4度輝いている金田奏(かなだ そう)が唯一摂っていないタイトル、このタイトルを獲ると史上初の3大タイトル制覇となる為、是が非でも獲って欲しいものだ。

そんな想いとは裏腹に彼のコンディションはとても万全と言うものではありませんでした。

元々けん玉プレイヤーとしてではなく、けん玉業界をよくする為の活動が多い分、練習に時間を割くことが出来にくい環境下にあり、最近では特にその辺りの調整に苦戦している感じでした。

それもそのはず、最近では中学生や高校生が夏休みなどの時間を活用してメキメキと成長しており、世界のトップクラスの低年齢化が進んでいる状態になっていました。

しかし、その土台を作ったのは、紛れもない金田自身なんです。
トリックと言われる技に研究を重ね、今の主流となる技を作りあげて来ました。

そして、そのベースをSNSなどの動画で若手が研究して行きアレンジして行く…
これが最近の流れとなっています。

金田自身は大学生で後輩の就職支援はじめ、けん玉業界を活性化させる為にマーケティング等の情報を集めること、また若手をまとめることにも時間を費やしている為、完全に役割が変わってきている立場になっています。

それでも彼のすごいところは、そこを一切言い訳せずいるところです。
そして、周りの選手を評価し、大会自体も広い視野で盛り上げることに注力できるところです。

そんな中、今回は直前のインフルエンザも重なり、前日電話で話した際は、少し元気がないような感じでもありました。

ただでさえ練習する時間を昔のように取れず、おまけにコンディション不良…

そりゃ無理もない…

とは言え、私は素直な想いを彼にぶつけました。

「みんな奏くんの勝つところを見たいと思うだろうけど、それ以上に奏くんが奏くんらしく、楽しそうに躍動する姿が見たいんじゃないかな?だから思いっきり自分らしいトリックをやって楽しんできなよ」

もちろん、プレイヤーとしては勝ちたいはずです。

しかし、彼自身は勝つこと以上に、その場を誰よりも魅了する力を持っています。

それがけん玉界の圧倒的な実績を誇る王者の証。

だからこそ、彼らしくあって欲しかった。
マネージャーとしてかけれる言葉は、そこにつきました。

当日は、本当に彼らしく躍動してくれました。
その姿はただただ感動で、思わずウルっとしてしまいました。

そして、要所要所で、会場を盛り上げる動きをする金田。
本当に素晴らしい選手です。

そして、残念ながら決勝に行くことは出来ませんでしたが、優勝が決まった瞬間、一斉に勝者を讃え集うプレイヤーたちを横目に、敗者の選手に労いの声をかけに行きます。

他のスポーツ含め、こんなことが当たり前のように出来る22歳がどれだけいるだろうか…

毎回プレイ以外の部分でやってくれるんだよね。
素晴らしいです。

そんな自慢の金田奏…
彼に釣り合うマネージャーとして成長を重ねていかねば。

てこと。

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