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Apple Watchを捨てたらもっと自由になれた話

こんにちは。無添加ぐりこです。

Apple Watch好きですか?

もし「Apple Watch大好き!これがないと生きていけないの!」

なんて方がいらっしゃいましたら、今すぐにここでこの駄文を読まれないことをおすすめいたします。

ただ少しでも「これってさ..」とか、「また新しいのが出たのか..しょうがない..買うか」なんて思ってる方には是非このまま読み進めていただければ幸いです。


それでもApple Watchは魔法のデバイス

「あなたがすでにお持ちの高性能端末iPhoneと即座に連携、お手元でiPhoneを遠隔操作、どんな情報、通知も見逃しません。そう、それはまるで魔法のデバイス。」

 アップル社は、iPhoneに次ぐ革新的なデバイスとしてリリース、アップルユーザーはもちろんの事、とりわけiPhoneユーザーを虜にしてきました。ラグジュアリーなデザイン。高速に動作し、Apple独自の独創的かつ、美しいUI。そんなApple Watchもリリースから早6年。世代目、watchOS7によりさらに進化をしようとしています。

 もちろん生粋のアップルユーザーである私も、iPhoneと共にその恩恵に預かろうと考える事なく脳死的に予約購入。信者。考えたら負け。

手元にiPhoneがあってもドヤ感満載でApple Watchで操作。不必要な通知を横目に乱れる集中力。たるんでいく体をよそ目に、アクティブ動作の確認。心拍数をモニタリング。もちろん何もしなくてもそれを見てうっとり悦タイム。その先の結果を目的とすることなく、すでに手段が目的化(ガジェット好きによくある一種の病気か?)しつつ、それに目を瞑りながら満足感というより形骸化した達成感を感じていました。

ただ心のどこかで何かしらの違和感を感じていました。

そして、使い続けてわかった事が1つ。


何かできそうで何もできない。それがApple Watch。


手首におさまる従来の腕時計の形に、その多大な機能を凝縮した結果、小さく見づらい画面サイズ、その小さい画面を指でなぞるという操作性の悪さ、また毎日使う腕時計としの最大の欠点である電池持ちの悪さ。上げだすとキリがありませんが、それでもApple Watchの世界的なセールスをみるとその恩恵を感じている人が多いのも事実。これはわかってる。

Apple Watchはまるで手錠のようだった。

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通知

「ツイのリプが来たぞ、はよ返せや」

「メール来たで、チェックしとけや」

とにかく鳴りまくるけどお構いなし。でも、これをオフ状態にするとApple Watchの大半の仕事を奪う事になります。それはできない。なんせそれこそがApple Watchの存在意義だから。


アクティブ機能

「は?動いてないな?そろそろ動けよ」

「今日は運動が足らんな、またデブに近づいてるぞ、気を付けろ。」

「今日はそこそこアクティブだな。褒美にバッチをやろう」

インドア派の私にはこれが1番つらい。それより静かに集中力を高めたい時に手首の伝わる振動と、映し出される「ご親切なお言葉」に掻き回される事必至。モニタリングされているというより、もはや監視レベル。プリズナー。


カレンダー機能

「次はこれだ、早く移動しろ。」

「ちっ、遅れたのか。まあいい、この道で行けよ、もちろん外れたらまた教えてやるから。」

予定は未定。臨機応変に対応するものなのです。


もう限界。「人が使うデバイス」が、「デバイスが人を使う」という矛盾。

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ごめんなさい。

別に「Apple Watchは悪」と書きたいわけではありませんし、いまでも最上級のモバイル端末の1つだと思っています。もちろんビジネスシーンでもプライベートシーンでもApple Watchがあってよかったと思えるシチュエーション、素晴らしい機能はたくさんあります。それは、

時計

日時

計算機

以上。
かなりのヘビーユーザー。
役に立ってるさすがだぜApple Watch。買ってよかったApple Watch。
使い続けるぜ、こころの電池とお財布の続く限り。


そんな日々の中でであった衝撃

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これ。

チープカシオ、略してチプカシ。

あのカシオの放つ「カシオスタンダード」というシリーズ名の廉価版(チープな)腕時計。見たことあるでしょ?

ホームセンターで売ってるアレです。でも、あなどることなかれ。

数々の逸話をもち、世界中で愛されること数十年。シンプルなデザイン。簡単な操作方法。誰でも手に取りやすい価格設定。どんな使用環境でも耐えうるタフさ。そして驚異の電池持ち。7年。ヤバすぎるだろ。


とくにこれ

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時間

日にち

計算機付き。

 ああ、これだったんだ。これしかない。出所。おめでとう。

親切に何を知らせることもなく、まして際立つ主義趣向もなく、ひっそりと目立つことなくそこにあるだけ。いまでも私の手首で変わらず淡々とデジタル数値が時を刻み、この駄文を集中して書いています。

 レビューですか?書きません。

というより、書くことがありません。

では、今日はこれにて。

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