幸せについて
母は最期
薬の副作用でALSのような
筋肉が萎縮する病気になった
そんなに長い時間ではないが
私が寝るとき
脱水症状を起こさないよう
水を飲ませるのが常だった
その時よく父がトイレに起き
母の部屋を覗いて
「あたなは幸せだね」と父が言うか
母が
「お父さん、私、幸せでしょ」と言っていた
そんなことを2、3日前
ふと思い出し
幸せって何だろうと
改めて考えた
両親の場合
人に優しくされた
大切にされた
愛されたことが幸せにつながっている
他にも、あなたといて幸せというのもある
これらはこれらで大切
けど、どれも他人軸だな
誰かがいないと幸せを感じない
もう少し違うかたち
自分で機嫌をとって幸せ
気ままに過ごせて幸せ
風の柔らかさを感じて幸せ
私といて幸せ
何だかわからないけど幸せ
そんな自分発信の幸せがいいなと思った
自分さえ整っていれば
いつでもどこでも幸せになれる
そうしたら外に求めなくても
細やかなことでも
誰かからの幸せも上手に受け取れるんだろうな