【バトルレジェンド】バクガメス&ヤドキング入り全員最遅ガチトリパ【最終263位】

どうも、ぐりと申します。
書きたいこと全部書くので多分めっちゃ長くなります、覚悟のある方だけ閲覧をお願いします。覚悟のない方はCelesteの部分だけでも見ていってください。

普段はyoutubeにて生放送をメインにポケモン対戦やゲームプレイ実況をお届けしています。ダブル対戦をメインに配信活動をしていけたらと思います、是非遊びに来てください。

今回の大会に参加した様子もアーカイブにありますので良かったら見てみて下さい。

使用構築

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瞬間最高

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最終結果

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大会に参加するまで

今回、大会開催の二週間前に大会概要が発表され、界隈が騒然となっていたのはこの記事をご覧の方ならよく覚えておられると思います。
ただ僕はその当時、多忙な仕事とCelesteというアクションゲームのクリアに追われて、大会考察はおろかランクマすら1戦も潜れず、なんならポケモンの起動すらしていませんでした。

しかし大会ちょうど一週間前の金曜日、やっとの思いでCelesteのクリアを達成、しかも仕事も一段落着いたということで、残り一週間ではあったのですが周りが楽しそうにレジェンドルールの練習をしているのを見て、大会の参加を決めて考察に入りました。

Celesteについて

一旦ポケモン関係ない話します。こっから1000字以上かけてCelesteの話するので、時間のない方はとりあえずCelesteを購入してから次の見出しまで読み飛ばして下さい。PC,PS4,Switch,Xboxとあらゆるハードで楽しめます。とりあえず買いましょう。

さてこのゲーム、僕のTwitterをフォローしてくれている人なら知らない人はいないと思います。散々ダイレクトマーケティングしてきましたので。
知らない方向けに解説すると、高難易度のスーパーマリオブラザーズのような、2Dアクションゲームになります。敵などはほぼ出てこず、ジャンプとダッシュを駆使して当たれば即死のトゲを回避しながらギミックを突破し、山を登っていくゲームです。

この時点ではおそらくアイワナのようなクソ鬼畜ゲーを連想し、嫌悪感を抱く方が多いかと思われます。実際難易度は非常に高いのですが、アイワナに見られるような初見殺しや孔明の罠系の、理不尽要素がないのです。
つまり、単純なアクション力のみでギミックを突破するゲームで、自身の力を試される内容になっています。

まだまだこの説明ではそんなゲームわざわざやんねえよという方がほとんどでしょう。ポケモンやってる人でアクションに興味ある人なんて1割もいないと思います。なぜここまで勧めるかというと、このゲーム「アクション未経験者にこそやって欲しいアクションゲーム」なのです。

確かに非常に難易度は高いです。しかし、最初からクソ難しいわけではありません。
未経験者でも、「やってりゃできるな」「ムズいけどいけなくはないな」程度のレベルから始まります。さらに死んでもペナルティーは無く、死んだ直前からのスタートになるので何度でも即リトライができる仕様になっています。
トライ&エラーを繰り返して進んでいき、進んだ先には少し難易度の上がったステージや応用の必要なステージが待っており、それらを超えていくことで少しずつ上達し、成長する。そんなアクションゲームの面白さを濃縮したゲームになっています。

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↑どうやってクリアするんだろう…と考えるのも1つの醍醐味。死んでもOKなゲームなおかげで、ひたすらいろんな手段を試せます。

eスポーツが注視されている近代ゲーム市場において、大部分を占めるのが対戦ゲームとなっています。しかし、ゲームの全盛期とも謳われたSFC・PS2時代はアクションゲームやRPGなど、一人用ゲームが主流だったのです。その時代の偉いゲーム制作者がこう言っていたのを私はよく覚えています。

「ゲームに限らず、人間は成長を感じた瞬間に最も楽しさを感じる。自身の成長を上手く演出し、提供し続けられるゲームが最も楽しめるゲームだと思って制作している。」

これは対戦ゲームにおいても同じことが言えると思っていますが、対戦ゲームには当然相手がいて、相手も成長しようとしている以上はどこかで必ず壁にぶつかります。
そこで無理に続けようとしても待っているのは苛立ちです。僕自信そんな対戦ゲームをそれでもなんとなくやって人に勝つことで楽しみを得る事が好きな人間ですが、今回Celesteに手を付けて、久しぶりに自身の成長と壁を乗り越える達成感をとても強く実感できました。

ポケモンをやっている人は特に、勝つ喜びや負ける悔しさをよく知っていると思います。しかし、特に大人になってしまった方々は、もう何年も自身の成長など感じる機会がなかった方も多いのではないでしょうか。
新しいこと、難しいことに挑戦するのは非常に勇気のいることです。しかし、このゲームはそれを無意識に味合わせてくれるのです。

この記事を見ている方はおそらくSwitch所持者が多いと思うので、Switch版のリンクを貼っておきます。是非挑戦して、強烈な達成感を味わってみて下さい。
以上、Celesteクリア後のレビュー記事でした。閲覧ありがとうございました。

環境考察、採用経緯

はい、ポケモンの話に戻ります。読んだ人、お疲れさまでした。飛ばした人、購入ありがとうございます。感想をお待ちしております。
こっからもアホみたいに長いので次の見出しにこの部分の要約を用意しています。お急ぎの方はそちらへどうぞ。

さて、本題に入りましょう。参加を決めるのに1週間遅れをとったとは言え、TwitterやYouTubeではレジェンドルールでバカ騒ぎ。嫌でも環境は目に入ってきました。
まずは禁伝一覧から考察を始めた時点での採用率の高めなポケモンを挙げていきます。

ミュウツー、ミュウ、セレビィ、ジラーチ、レシラム、ゼクロム、キュレム、ケルディオ、コスモッグ、コスモウム、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ、マギアナ、マーシャドー、ゼラオラ、メルタン、メルメタル、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ、ザルード

流れてくる情報からやんわりとこんな感じの環境だったと認識してます。ここで1週間遅れて考察を始めたアドバンテージが出て、どの禁伝を使うかよりもこれらの禁伝を誰で倒すかという所からスタート出来ました。
スタートダッシュで考察を始めていたら恐らくこうはならなかったので、これが今回の構築を組む上で大きな要素となりました。

さて、じゃあ実際にこれらのポケモンを倒せるポケモンとは誰なのか。
太字ポケに限らず採用可能レジェンドポケモン全てに言えるのですが、地面技の通りが尋常じゃなく良いです。半減にできるのがザルードとセレビィのみというオモチャっぷり。
この時点で高火力地面技を押し付ける事ができるポケモンを軸にすることが決定しました。

該当するポケモンと言えばドリュウズ、ドサイドン、マンムー、ホルード、バンバドロ辺りでしょうか。まだまだ居るとは思いますが、ここでもう一つ採用にあたり条件がありました。
禁伝を倒せても隣に上から縛られたり、禁伝以外に勝てなければ意味がありません。そのため求められるのは「広範囲を上から叩き潰せるSラインと火力と技範囲」となります。

こうなってくると該当するのは1匹のみ、トリル下のドサイドンです。ザシアンのせいで追い風や天候でSラインがインフレする中で、トリル下で大抵のポケモンの下を取れ、地ならし弱保込での火力で大抵のポケモンは消し飛びます。

さらに禁伝による火力インフレで激しい消耗戦が予想される中、トリパなら自然にSに振らず耐久に回すことが出来るのも大きなポイントです。
ここまでは割とすぐにたどり着き、ドサイドンで禁伝を倒し、禁伝で一般ポケモンを倒すガチトリパを組むことが決まりました。

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この手の考察、仕事中が1番はかどると思うんですが僕だけなんですかね。という訳でトリルなのでコータス採用。あとは禁伝枠とトリル始動役、サポーターと@1で完成です。

禁伝枠はガチトリパということで、トリルも貼れてイカれた特性を持ってるマギアナをとりあえず採用。
サポーターは猫阻止が出来て指もでき、フィールドも取れて雑な削りも行える定番のイエッサン♀を採用。
トリル地ならしなら俺しかねえということで無難にサマヨールまで確定しました。

さて、@1となりますがここに求められるのは上5体でキツイ部分を補う役割です。現状だと

1.威嚇回しによるターン消費でトリルを枯らされるのが辛い。
2.リザコータスの噴火熱風でイエサマヨが消し飛ばされるのが辛い。(ワイフォ撃てば噴火耐えるけどリザダイマ獄炎との択になる)
3.高耐久炎のバクアでマギアナコータスの火力を削がれるのがキツイ。
4.トリル切れた後ザシアンに一掃される。

こんなところです。簡単に言えばバクアガエンと全体技が面倒です。そこで探したのが「ワイドガードを使える上に威嚇・バクアの影響を受けず、トリルが切れたあともザシアンに勝てるポケモン」です。
ザシアンはトリル中にならドサイドンで倒せるので、ワイドガードを使えてガエン絶対殺すマン、かつザシアンにも抗えるポケモンです。

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もちろんそんなアホみたいなポケモンがすぐに見つかれば苦労はしません。トリル貼り直せるしドータクンにたどり着いたのは悪くないんですが、肝心のワイドガードを覚えません。とりあえずポケ徹様を開いてワイドガードを覚えるポケモン一覧を眺めます。
有名なところでいくとカポエラー、イシヘンジン、ギガイアス辺りでしょうか。特にイシヘンジンなんかは味方のサポートも出来て強いなーなんて考えながらスクロールを進めたところ…

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なんかおるな…と。
なんかやたらBが高くて遅いポケモンおるな…と。

覚える技を確認したところ、ワイドガードはもちろん威嚇バクアに対して強い鉄壁ボディプレができる。きょじゅうざん半減。さらに特性シェルアーマーにより急所の負け筋もない。
そして何より、ドサイドンの下から地ならしによる弱保起動が行える…!

ほんまか…?という気持ちを持ちながらもどうせまだ叩き台、こっから色々調整してしっくり来るやつを見つける事になるし一旦育成して使ってみることにしました。

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その時の心境です。この時はまさかこのポケモンが禁伝達をなぎ倒す事になるとは思っても見ませんでした。
さて、6匹決まったところでフレ戦や仲間大会を繰り返してわかったことが

1.コータスとドサイドンの縛り範囲が被りがち
2.ドサイドンに雷パンチを入れたとはいえ水が重い
3.マギアナのイージーWin生成力がハンパない
4.全体技を思ってたより撃たれない
5.バクガメス単体での鉄壁ボディプレによる詰ませ性能が想像の5億倍強い

採用した時は気づいて無かったんですけど、こいつシェルアーマーだから急所による負け筋が無いどころか、ウーラオスを起点に鉄壁積めるんですよね…。
イエサマヨマギアナを見た相手、初手にガエンラオス出して来る上に未知故の警戒心からガエンのバクアで無力化を狙う人が多く、その1ターンでトリル鉄壁から勝負が決まることも多々ありました。

とまあそんな訳でとりあえずコータス→トリトドンに変更、バクガメスは残飯を持たせてたのでワイドガード→守るに変更して単体性能の底上げを狙います。ワイガ切るならドータクンで良くね?となりましたが悪ウーラオスにめちゃくちゃ薄くなるのでダメ。バクガメスこそ正義。シェルアーマー最強。

そんなこんなで再度仲間大会で調整したところ、やはりトリトドンの枠が腐りがち。
呼び水によるドサイサポートはとても偉いのですが、珠HCだと耐久の薄さが気になるのと、巨大フシギバナをドサイドンが+1(弱保→威嚇)岩石砲ダイロックで倒せないため、バナが面倒になりがちな事が判明しました。
という事で

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トドンの役割をカバーしつつバナに圧力をかけられ、さらに構築パワーを損なわないポケモンを探します。トリルエースがドサイマギアナしか居ないこともあり、最低限の殴り性能も欲しいところです。
さっきから無い物ねだりもいい加減にしろと思いながら、とりあえずSの低いポケモンを片っ端から眺めていたところ…

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はい、というわけでこの構築の最終形が完成しました。
トリトドンOUT→ヤドキングINです。
トリトドンより火力・耐久が若干高く、4倍弱点がなくてSが遅くてドサイの下から地ならし弱保起動ができ、何よりもトリックルームが使えます。

これまでトリルが切れた後のザシアンやフシギバナに縛られるのが最大の負けパターンでしたが、ヤドキング採用によって二回目のトリルチャンスを作りやすくなり、そもそも先発指トリルから珠持ってワイドフォースと濁流でトリルターン内に数を減らしてドサイを通すプランが生まれました。というか何ならヤドキングがダイマックスして相手全滅させる事すらありました。

ヤドランとの差別化はBとDの種族値が逆なだけで、今回はコータスやバナに厚くしたかったので特防の高いヤドキングを採用。ガラルの姿は耐久がないし水技の火力が欲しいので無しです。
これにより「バクガメス&ヤドキング入り全員最遅ガチトリパ」が完成しました。絶対やりたい事通す脳筋パの誕生です。

ここにたどり着いたのが13日(火)の夜、このパーティで14・15日の仲間大会に配信しながら臨んでみたところ、視聴者の皆様からは「またオモチャ使ってる・・・」だの「バクガメスwwwヤドキングwwww」だの誹謗中傷を浴びせられました。(実際昔HS地震トリルサイチェン封印ネンドールというオモチャを使ったことがあります。一回選出して弱すぎて解雇しました。)

しかし大会結果は2回とも400~600人規模大会で試合数を消化しきらずとも二桁順位入り。
有名強者にバクガメス通したりヤドキングがぶっ刺さったりと、それはそれは気持ちのいいものでした。これには視聴者達もすまんかったと平謝り。
まあぶっちゃけドサイが強すぎただけ感はありますが。

さて、パーティも出来て動かし方も2日間だけではありますが確認もできた。満を持してとはいきませんが、自信を持って本番に臨むこととなりました。
これより、読み飛ばした人向けの要約を挟んだ後に個体解説に入ります。

さすがにもうまともに読む人もいないと思うので、ここから先はなるべく簡潔に行こうと思います。
バクガメスとヤドキングの採用に至るまでの流れを書きたかっただけ感はあるので。

・・・と思ってこの先書いて今書き終わったあとに見直してるんですけど、気づいたらなんかここが中間地点みたいになってますね。何でですかね。
文章をまとめる力が欲しい。
まあ元々まとめたりするつもりは微塵もなかったけど。
そんな訳でまだまだ続きます。

採用経緯の要約

主要な禁伝相手にトリル下の弱保ドサイドンが一方的に強いため、トリルドサイを通す事を軸にPTを組む

トリル前提で組むためタスキイエッサン♀・サマヨール・コータスを採用。禁伝枠はトリル使えて特性がイカれてて耐性の良いマギアナをとりあえず採用。

ラスト1枠に「バクア、威嚇、全体技をケアできるポケモン」としてワイドガードが使えてドサイの下から地ならしで弱保を起動でき、鉄壁ボディプレで威嚇関係なしに火力を出せ、シェルアーマーで急所破壊のない残飯バクガメスを採用。

試運転の結果、全体技を思ったより撃たれない(ワイドガードが腐る)のと、バクガメス単体による詰ませ性能が尋常でなく高いことが分かってワイドガードを守るに変更、コータスがドサイと縛り範囲が被りがちなので水に強く出るためHC珠トリトドンを採用。

更に試運転を重ねるも、トリトドンが腐りがち・トリルが切れてからバナやザシアンに縛られて負けるパターンが多いため「晴れバナコータスに強くて雨にも強くてそこそこ固くて最低限火力も出せるポケモン」を冗談半分で探したところ、トリル・Pフィールド下で濁流ワイフォの押しつけができ、ドサイの下から地ならしができ、自らトリルも貼ることができるヤドキングが見つかったので採用。

これで直前の仲間大会に連日連勝し、ドサイドンはもちろんバクガメスとヤドキングの強さも確認できた所で本番へ。要約でも十分なげえ。
以下個体紹介です。

個体解説

・イエッサン♀/NNサンドバッグ

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サイコメイカー/きあいのタスキ
177-60-86-161-125-81
れいせいH252 B4 C252(個体値A0S0)
ワイドフォース/この指とまれ/神秘の守り/寝言

フィールドで猫阻止しながらこの指でトリルサポートができ、マギアナの隣でしばかれる事でマギアナが逆ギレして火力を上げるサンドバッグポケモン。

ドサイドンへの鬼火やらクソキノコの催眠やらからPTを守るために神秘の守り、イエッサンの上から催眠でトリル対策を狙ってそうな奴に遭遇しても2/3くらいで置物にならない寝言を採用(状況により寝言ガチャの当たりとなる技が変わる)。

上位の人はイエッサンを落とさずに盤面に残し、置物化を狙われる事があるので最低限削りを行えるよう火力特化、トリル後残った時に下からワイドフォースを撃ちたいのとゴリラとの初手フィールド取り合いに勝てるよう最遅。

相手の攻撃を2発受けて倒れて欲しいので気合いのタスキを持たせると努力値が256余る奇怪な事象が発生。
何となくでHにぶっぱしたが、変に耐えて場に残ってしまうことがあったのでいっそ振らないという選択肢もアリだったかもしれない。ただまあ裏から出てきてトリルが切れたあとのドサイドンを指で守って勝ち切るプランをとることもあったのでそこは何とも。複数パターン練習する時間はなかった。

特性と覚える技が偉すぎるので、今後もガチトリパを組むなら絶対に入るであろう納得の禁止ポケモン。ランクマでこいつが使えなくなった事で人権を失ったワイドフォース使い達が不憫でならない。

・サマヨール/NNおばけちゃん

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おみとおし/しんかのきせき
147-75-178-×-171-27
のんきH252 B92 D164 (個体値A0S0)
ナイトヘッド/地ならし/おきみやげ/トリックルーム

努力値はドラパの珠ホロウを最高乱数以外耐えだか何だかの有名なやつをパクって昔使ってたのを流用。
物理特殊両方面でその圧倒的な耐久に不満はなく、イエッサンのサポート無しで隣にバクガメスを置いてトリルを貼りに行く事もしばしば。

ミリ残しを縛れるナイトヘッドとトリックルーム、コンセプト上地ならしは確定。@1枠は黒い霧、痛み分け、サイドチェンジ、鬼火など多彩な選択肢があるが、今回はマギアナの特性やバクガメスの積みとの相性がいい置き土産を採用。
サイチェンは相手が勝手に読んでくれる定期。

置き土産は思ったより読まれることが少なく、このパーティーで面倒なルナアーラやネクロズマをしっかりと置物化してくれた。
また、ガメス選出時に厄介になる相手の特殊エースの無力化にも大きく貢献してくれた。

巨大ラプラスに置き土産を入れることによって、札幌雪まつりの雪像のような綺麗なオブジェクトになるので大変いい技であった。

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↑これから置き土産を入れて起点にする巨大ラプラス。冬の訪れを感じさせます。
(ちょっと逸れますがガメスはメタモンにコピーされてもこちらが残飯なので詰ませ合いには勝てますし、そもそもドサイで大きく削れます)

ただこのサマヨール、1600以降に大量発生していたイエッサン+ネクロズマの並び相手に選出してしまうとイエッサンに対して何もやることが無いのでこっちが置物になることに、40戦目くらいでやっと気づいた。バカなので。
バカというか練習時間が足らんかったというか、練習の時全然ネクロズマいなかったのになんで本番あんな大量発生してんの、立ち回りもダメージ感覚も分かりませんやんあんなん・・・。

あとマギアナと並べた時、勝手にマギアナが弱保だと勘違いして地ならし読みミロカロス投げとかされたことがちらほら。ミラーの時も弱保マギアナ多かったし、皆トラウマになってんのかなーと勝手に思ってた。
実際俺も弱保マギアナにわからされたけど。

・マギアナ

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ソウルハート/オッカのみ
187-106-135-200-136-63
れいせいH252 C252 D4 (個体値A13 S1)
まもる/ラスターカノン/マジカルシャイン/トリックルーム

敵も味方も見境なく死そのものを己の力に変える、優しい心を持った猟奇殺人鬼。
イエッサンが指振ってどつき回されたりサマヨールが自ら命を絶っても逆ギレして相手を超火力でシバくカラクリポケモン。

イエッサン、ヤドキング、サマヨールを見て悪タイプ+炎全体技もちで初手マギアナをケアしてくる初手選出をされる事が多く、イエッサンマギアナで出して炎技をオッカで耐えながらトリルを貼り、イエッサンの場所にヤドキングを死に出しで濁流マジシャを連打してたら試合が終わる事が割とあった。

この時相手は特性を考えるとマギアナ優先で倒さねばならず、自然とヤドキングが残ってマギアナの所にドサイドンを死に出しで地ならしからスイープ出来る。最も脳を使わずに勝てるプランなので楽なのだが、残念ながらこのプランに気づいた頃にはもう後半という無能っぷりである。

ダイマックスを切ってももちろん強いが、雑にヘイトを稼ぎつつマジシャで削ってドサイドンに繋げる動きが非常に強かった。
動きがハマりさえすれば、マギアナを放置すれば壊滅するしマギアナを処理すればドサイヤドキングが通るという、とりあえずでマギアナを採用した割にはいい補完の取れたPTが組めたと思う。

守るの枠は炎へのサブウェポンが喉から手が出る程欲しかったが、強くヘイトを稼ぐポケモンなので泣く泣く守るを選択。
炎の処理は隣のドサイガメスヤドキングに任せる事にした結果、炎だらけの環境でダイマックスをマギアナに切ることはあまり無かった。裏が強いから良いんだけども。

本当はこいつにもNNをつけたかったが、特別なポケモンだから付けられなかった。悲しい。鋼妖という優秀なタイプから「マギアン」という名前になる予定だった。悲しい。

・ドサイドン/NNパシフィスタ

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ハードロック/じゃくてんほけん
191-211-150-×-107-40
ゆうかんH4 A252 D252 (個体値S0 タイトルにも全員最遅って書いてるしもしかしてここいらない?)
まもる/10万馬力/がんせきほう/かみなりパンチ

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厳密にはこいつはパシフィスタでは無いですが、まあパシフィスタみたいなもんでしょう。
ワンピース未読の方はすみません。

バクガメス、ヤドキング、サマヨールとどこからでも地ならしによる保険詐欺が行えて、起動してしまえばその名の元に相手を消し飛ばす破壊兵器。
普段自分は余程のことがないとNNは付けませんが、今回は全員に愛着が湧いたので全員につけました。中でもこいつのNNは2番目にお気に入り。

ドサイドンの努力値に関しては好みが別れるかと思いますが、自分はドサイドンはAD派です。これでも十分すぎるぐらいの物理耐久はありましたし、無振りザシアンを特化10万馬力でちょうど確定一発と、火力も削りたくはありませんでした。コンセプト的にも。

地面技はGフィールドによる軽減と味方巻き込みを嫌って10万馬力、岩技は火力とロマンを求めて岩石砲を採用。
正直マギアナのマジカルシャインで削ったところに撃ち込む岩雪崩が欲しい場面は多々あったが、150ダイロックがないとダメな場面もあったのでまあここは選択になるのかなと。

パーティ全体で高耐久特殊水がゲロ重いためサブウェポンに雷パンチを採用。ミロカロスは勝気で地ならしをためらわせて来るが、お構い無しに弱保詐欺からダイサンダーで消し飛ばせば関係ないのである。
コータスなどのあくびのケアができるのも非常に評価が高いポイント。

大会本番に大量発生した日食ネクロを、ダイマックスされたら+2ダイアースでも倒せない事が大会終盤に発覚してあわあわしていた。
あんなにいっぱいいると思って無かったから正直考慮してなかった。というか特性忘れてたから倒せると思っていました。
ハードロック強い。お互いに。

・ヤドキング/NNスティーブ

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どんかん/いのちのたま
199-×-104-167-130-31
れいせいH228 B28 C252
ワイドフォース/だくりゅう/地ならし/トリックルーム

今大会のMVP。あまりにも活躍がめざましく、愛着が湧きすぎて気がついたらポケセンでぬいぐるみを買っていた。
NNは初めてパーティに入った10/14がスマブラのスティーブ解禁日だったため。あまりにも適当に着けたNNだが、案外気に入っている。

特性は挑発無効のどんかんを採用したが、挑発ありそうなやつが大体悪技を覚えるせいであまり有用に感じなかったため、再生力の方が強いかもしれない。

努力値はHを珠ダメ最小の10n-1、火力特化で余りをB。
耐久力は想定よりも高く、相手のA+1ハチマキドサイドンのWダメ地震をリアルタスキで耐えてトリルを貼ったシーンは思わず叫んでしまった(特化だとしたら75%で死んでた)。
まあ割と普段から叫びながらやってるんですけどね。
その試合は既に初手鉢巻地震でマギアナが吹っ飛んで崩壊しかけていたが、そのトリルの後に裏から来たドサイに地ならしを入れて珠ダメで退場、ドサイ1匹で4匹倒してくれて勝ちました。

ザシアンのきょじゅうざん半減や炎技半減と環境に対しての耐性が偉く、お互いダイマックスが切れてトリルがなくなった後にドサイドンを守らせながら攻撃を耐えて再トリルを貼る動きが取りやすく、勝率の底上げに大きく貢献してくれた。

守るは無いけど基本トリル下で範囲技押しとくだけで強いので思ったより困らなかった。ワイドフォースとかいう技が強すぎるのが悪い。
火力も最低限は持っていて、雨珠ダイストリームでトゲキッスを一撃粉砕したりワイドフォースでキノコやバナを消し飛ばしたりマギアナのマジシャ圏内に入れたりと、本当に痒いところに手が届くポケモンだった。

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↑トゲキッスを消し飛ばした時のヤドキング。(H252キッスなら56.2%の乱数…。偉い。)

イエッサンのサイコフィールド込での強さなのでランクマでは日の目を見ることは無いが、そもそもランクマにはマギアナが居ないのでブリムオンでいい感はある。マギアナドサイ軸だからこそ2匹で手の届かないところをカバー出来た、このルールでこそ輝けたポケモンだったと思う。

・バクガメス/NNドラシエル

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シェルアーマー/たべのこし
167-83-176-×-133-36 (AS0)
のんきH252 B36 D220
まもる/てっぺき/ボディプレス/地ならし

今回の地雷枠。このパーティのお気に入りNNランキングNo.1。
上の絵は友達がポケカで身内の大会にバクガメスで優勝した時に描いてもらってた絵をパクリました。

基本的に刺さっている相手にしか投げることは無く、トゲキッスやゴーストタイプのような格闘技が通らない相手がいる時や、レシラムやフシギバナのような弱点をついてくる特殊アタッカーがいる時は投げられない。

そのためか選出率はかなり低く、エルラプザシアンガエンラオスやバンドリザシアン、地ならし弱保ネクロズマなどの強く物理に寄って格闘技が通るパーティか、序盤でよく当たる何をするか分からないけどなんか刺さってそうなパーティにのみ選出する。
選出した時は大体他3匹を囮にガメスが積んでボディプレでなぎ倒して勝てる。

初手でサマヨールが安定してトリルを貼れそうであれば初手から投げてトリルと鉄壁を押す。
相手は隠し持ったトリル対策を使えば積んだバクガメスを突破出来なくなりこちらの勝ち。
バクガメスに対する恐怖のあまり初手ダイマックスを切ってバクガメスに集中をかけてしまえばサマヨールが無償でトリルを貼って裏からドサイドンで展開して勝ち。
刺さっている時点で勝っている、それがバクガメスである。

恐怖はつねに無知から発生する。
エマーソン 「アメリカの学者」

バクガメス、怖いよな…?

イエッサンでこの指とまれを使っても相手の攻撃を自身に集中させることしか出来ないが、バクガメスで鉄壁を使うと相手のダイマックスを強要した上で相手の集中を強要しながら守ることが出来る。この指使いの圧倒的上位互換である。

持ち物は場持ちの良さから最も回復量の多い食べ残し、努力値はHぶっぱ・Bを性格補正最大の11nまで振って余りを薄いDに注ぎ込む。
細かいダメ計など必要ない。みんなが思ってるよりこいつは固い。ただし過信した瞬間思ってるより柔らかくなる。難しい。

ヤドキングとは違い、ランクマのウーラオス蔓延+ゴリラ不在環境を見ると、上位禁止ルールでもトリルドサイと共に動かしやすいかもしれない。試してないけど是非。

生放送視聴者の方から聞いた話だが、俺以外にもリザードンの隣にバクガメスを置いてワイドガード鉄壁ボディプレ嫉妬の炎で使ってた人がいたらしい。
もしこの記事を読まれている方でその人を知ってたら連絡ください。飲みに行きたいです。

動かし方

タイトル通り、トリックルーム下でドサイドンを通すように動くことが大前提です。ドサイドンの隣は5匹中3匹が地ならし持ちなので、大体いつでも弱保は起動できます。バクガメスを選出しない場合は基本的に

表 イエッサン/トリル要因1
裏 ドサイドン/トリル要因2

となります。トリル要因1には相手を見てマギアナがトリル出来そうならマギアナを、厳しそうであればヤドキングを、初手バークアウトが飛んできそうならサマヨールを投げます。
トリル要因1にマギアナ、トリル要因2にヤドキングを置けた時が1番パワーが出ます。
ドサイドンが刺さっていないことはあまり無いですが、ヤドキングの方が刺さっていれば

表 イエッサン/サマヨール
裏 ヤドキング/マギアナ

とするプランもアリです。普通に強いです。
相手がバンドリ両雪崩で5割に賭けてくるとしか思えない時は初手マギアナ/サマヨと投げてマギアナ守る、サマヨトリルを押します。
大体ドリュウズがマギアナに地面技撃って来るのでトリルを貼れる確率は上がります。

トリル返しが見えてる時でもとりあえず初手は指トリルで良いです。
水流連打とかじゃない限りタスキで耐えてもっかい指トリルすれば大体貼れてドサイがフルターン暴れられます。

対イエッサン入りガチトリパに関しては封印くらいしなきゃトリルは防げないので、最初からターンを枯らす方向で動くといいと思ってます。実際ほとんどトリル下で動けたし、封印には1回も当たりませんでした。


バクガメスがいけそうな時は、選出の段階でどうやって鉄壁を積んで通すかをある程度決めておきます。
逆に言えばそれ以外のプランは要らないし、選出も決まった選出はありません。ドサイドンは欲しいかなぐらいです。
トリルを貼ってから安全に積みたい時は後ろから、イエッサン無しでサマヨ初手トリルが行けそうな時は先発から投げてトリル鉄壁です。

もし初手集中されても非ダイマ一致等倍なら2発耐えますし、ダイマックスされて初手で落とされても隣がトリルして裏からドサイドンが返り討ちするので、それはそれでバクガメスのおかげで勝ったと言えます。
何もしなくても強い。それがバクガメス。

トリル下で鉄壁で要塞化しながら隣にドサイドンを置けた時はまあ負けません。ドサイが1匹葬りながら鉄壁を更に積むも良し、積み終わってるならドサイドン+ボディプレで盤面から敵を消し去るもよし。
この盤面を作ることを目標に序盤は動きますが、ほぼほぼ上手く行きます。バクガメスを知らない人しかいないので。

2回鉄壁を詰めれば物理での突破はほぼ不可能になります。
バンドリとかでも無理です。禁伝もカモです。逆にボディプレで返り討ちです。
特殊耐久も最低限あるので、ゴリラ火力かつボディプレ半減のアシレーヌとか特殊エース2枚以上とかでなければ何とかなります。

ラプラスは珠持ってても置き土産入れちゃえばセンリツは半分入らないのでギリ起点です。(雨ストリームはやばいですが守るを挟みながら上手いことやれば何とかなります。)
ダイマックスを凌いでボディプレで倒すかドサイドンで縛るかどちらかは大体出来ます。
実際それでエルラプザシアン使ってたキヌガワさんをバクガメスで破壊してレートドレインさせて頂きました。
バクガメス、あの瞬間が1番輝いてた。

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↑ザシアンを踏み飛ばすバクガメス。積み終わればザシアンですら怖くないのだ。

また、ドサイドンで相手の威嚇ループを誘ってダイアース連打してる間に特防も上がった無敵要塞バクガメスを誕生させるプランもあります。
ドサイの火力が無くなって置物になっても、その隣に要塞が築かれているので勝ちです。

実際にやった事は無いですが、一応バクガメスが自力でダイアース連打して要塞化したり、ダイナックルで隣のドサイドンの火力をあげるプランもとれなくはないです。
でも絶対弱いと思います。やったことないので誰か試してみてください。

大会内容

簡潔に書くとは何だったのかと。まだ続くのかと。そう思っているあなた、安心してください。もうすぐ終わります。筆者もさすがに疲れてきました。

土夜・日昼・日夜に15戦ずつ潜って結果自体は以下の通り。

  1-15 〇〇〇〇× | 〇××〇〇 | ×〇〇〇〇  1599エンド
16-30  〇×××〇 | 〇×〇〇〇 | 〇〇×〇×   1625エンド
31-45 〇×〇〇× | 〇〇〇× | 〇〇×〇×   1695エンド

30勝15敗で瞬間最高が1713。マッチング運は序盤に下を引きすぎた感はあるが、試合中に不運をあまり感じなかったのでトントンでしょう。

今まで参加した公式大会全て30勝±1で終わっているので、実力がそこなんだろうなと思います。
それにしたってこんな綺麗に揃うもんなんですね。サブROM含めたら10回公式大会出て全てですよ。
本当に実力が出るゲームなんだなって感じです。

1戦ずつ配信を見返してどんな相手にどんな勝ち方・負け方をしたかざっくり書くつもりでしたが、さすがにそんな事してたら冠の雪原が来ちゃうので結果だけ。
の所はキヌガワさんにバクガメスを通して勝利、瞬間1700を達成した撮れ高MAXの試合です。詳しくは各試合YouTubeのアーカイブに残ってますので良かったら見てみてください。

マッチングした方々、対戦ありがとうございました。
結構好き放題言ってるので、不快に思われることがあればすみません。普段から好き放題やりたい放題してる様子をお届けしております、宜しければ遊びに来てください。
いつも来てくれてコメントしてくれるみんな、ホントにありがとうございます。こんなの丁寧に見てないでもっと有意義な時間を送るようにしような。

内容や反省としては、想定以上に両種ネクロズマ・ソルガレオ・ルナアーラが多かった事と、それに対して準備の段階で対応、対策できなかったところが今回最終1700を越えられなかった大きな要因かなと思います。
レシラムとかホントに少なかった、もっとカモらせて欲しかった。

それとスイッチトリルまで含めてトリルパがものっすごい多かったですね。何度初手トリル返しされたか分かりません。
その辺のミラーだったり、ガチトリパに対しての上位の動き方だったりを研究しきれないまま本番に臨んでしまったのも悔やまれるポイントです。

通したい動きはわかりやすいパーティなので、必然的に似た展開や同じような盤面が何度も起こります。
そういった時に落ち着いてミスなく最良の選択肢を選べるかは、個人的には徹底した準備とシュミレーションで良くなっていくと思っています。その最良の選択をしっかりとその場で選べるのがいわゆる「強い人」に該当するのかなと。
実際勝ち試合をプレミで落とした試合が何試合かありました。自分の弱さと準備不足を実感しましたね…。

あと同じようなことではありますが、配信を自分で見直して思ったのが、大会中とか試合後、選択後にベストな動きや選出に気づくことが多かったです。
こういう意味でも事前にもっと練習や準備をしておけば45秒で最善択に気づけたりしたのかなーと思います。無い実力は考察と準備で補っていくしかないですね。実力もつけていきたいとは思いますが。

こんなところですかね。あとは書きたいことが出てきたら編集機能かなんかで書き足します。
ランクマの上位禁止によるデフレ環境よりインフレし放題の禁伝ルールが盛り上がってるあたり、結局みんなそういうのが好きなんですね。
実際俺も参加してめちゃくちゃ楽しかったし、もう一週間早く考察して仲間大会に出てってやってみたかったです。

ただまあ今回は、普段どちらかと言えば環境によくいるパーティを使いがちな自分がマイナーポケモンに目をつけて、バクガメスとヤドキングで環境に一泡吹かせられたのでものすごく満足です。
今回の経験を次のJCS予選に活かしていきたいと思います。

楽しかった!!
Celesteやってきます!!!

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