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Seoul、Soul、Sowls。

なんでゲームたちじゃないんですか?どもの方が好きだからです。
今回は韓国発のアドベンチャーゲーム。

HOTEL SOWLS

割と有名なものしかプレイしていないのでそんなにネタはない。
でもこのゲームについて書きたい!
アジアのゲームはどんどん素敵になっていくなぁ、と勝手に感じている。

超絶希少な石を手に入れてルンルンでホテルに泊まる主人公。
翌朝目覚めると石がない。犯人はホテルの中にいるに違いない。
犯人を探して石を取り返すゲーム。

以下感想である。

グラフィックが好きすぎる

韓国のイラストレーターTOTTさんという方のこな、味わい深いキャラクター。かわいい。このキャラクターが気になりすぎてストアに飛んだ。
色使いは韓国ポップカルチャーで見かける配色、なのに背景が砂絵のようなドットで表現されている。うーん素敵。
キャラクターもデザインがいちいち可愛い。可愛いしか言っていない。
この可愛さはストアページなどで確認していただきたい。
可愛いだけではなく、このキャラクターはヌルヌル動く。ヌルヌル動きながらホテルを探索する。
選択によっては見た目が変わる。変わっても特に意味はない。
砂絵っぽいドットの背景を縦横無尽にぬるぬる歩き回る可愛いキャラクター。最高。大好き。

ちょっとシュールな世界観

主人公のビジュアルを見ていただければわかると思うけれど、シュールな世界観。
パンを焼き続けるキャラとか、レモネードについて語り続けるバーテンダー、謎の自販機、やる気のないフロントスタッフ……個性豊かと言えば聞こえのいいキャラクター。みんな可愛い。
でかいオブジェが真ん中に置いてあるフロア、隅にあるマッサージ屋、よくわからないショップなど、現実のホテルにも確かにあるけれど、なんだかベクトルが違うみたいだ。
翻訳の加減なのか、なんとなく片言っぽい日本語も相まって緩い雰囲気が漂っている。

アドベンチャーゲームとして

このゲームはマルチエンディングだ。なんと8種類もエンディングがある。
Switchでやっても実績解除もある。
ストーリーは基本一本道だけれど、調べられるところが多いので飽きない。調べられるだけ調べたくなる。
会話の内容も種類がある。かわいい。

しかし可愛いゆるっとだけではないのがこのゲームである。
このホテルには5日間しか泊まることができないのである。
そしてホテルの従業員と話をするとそこはかとなく、不穏な空気を感じると思う。
どうして5日間しか宿泊できないのか、ホテルの従業員たちはピントがズレているのに不穏な会話をするのか、石はどこへ行ったのか……。
不穏ではあるが、ホラー要素はないので安心してほしい。
またクリアごと、実績解除ごとにほんの少しだけ変化があるのも楽しいのでぜひコンプしたい。私はまだ実績コンプが終わっていない。

ストーリー

今更だけれどストーリーも好きだ。
エンディングは多いけれどストーリーは一つ。
石を探す、以上である。とってもシンプル。
石を探していくにつれ、ホテルの謎や従業員の謎も少しずつ明らかになる。
どうしてこんなに不穏なのか、どうしてみんなピントがズレ気味なのか……。
進めていくと「あ、あのキャラクターのあの態度はこういう理由か……」というのもわかっていく。
グッドエンドに該当するエンディングではちょっとうるっときたしグッドエンドの後にトゥルーエンドを見た時もうるっときてしまった。
もう一度言うがキャラクターが全て可愛い。全ての、だ。

ネタバレを頑張って伏せた結果、ただ中年が可愛いを連呼するだけのレビューになってしまった。
ただ本当に可愛らしい。シンプルな線なのになんだか躍動感のある動きをする主人公が愛らしい。
ただSwitch版だからなのか、操作方法に癖があったので最初の10分くらい何もできなくて困惑したりもあった。左のスティックで主人公、右のスティックでカーソルを操作するのに気付かず、ネットで調べてやっとゲームができた。
お値段880円、お手頃である。
皆さんもぜひ、HOTEL SOWLSに宿泊してみてはいかがだろうか。

















「それ」は見ているいつも見ている

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