✨立春吉方位の旅2023「成田」🙏
立春をその年の吉方位で迎え、数日滞在し寺社仏閣に参拝するのが恒例となっている。
今年の吉方位は「東」。
東といえば、東京から見たら成田・銚子方面しかない。
その先は海である。
ということで、「そうだ! 成田山に行こう!」
成田山新勝寺の節分は、市川團十郎始め、多くの著名人が豆撒きに来る。
時間の関係で節分は見合わせ、夜、成田に着いた。
ここ数年は国際線に乗っていないので、久々の成田。
ホテル選びはすっごく迷う。
いつも、迷う。
狭いお部屋いや、広すぎるのも古いホテルもいや、口コミも参考にする。
さんざん迷って、今回は日航成田に決めた。
決めたあと、なんと1泊のみ、バースデー優待で30%引きだと知った。
会員になってたこと、すっかり忘れていたが、思い出してよかった!
成田山新勝寺では、今回は御護摩祈祷の申し込み(有料)をしなかったが、
誰でも参加できるので、大本堂に上がらせていただいた。
雅楽の演奏(生演奏ではない)で大勢の僧侶が登場し、経を唱えながら護摩木を火にくべ、祈祷を行う。
大本堂内部は写真撮影不可なので、ネットから引用。
新勝寺では、バッグやお財布などをお坊さんに預けると、この火にかざしていただける。
ご祈祷の合間、火が燃えている間に行うので、整理券が配られるわけではなく、間違って他の人のバッグを受け取らないよう注意が必要。
かざし具合により、ちょっと焦げるくらいはあるかもしれない😓
開始前に座る時、すいていたので、畳ではなく最後尾の腰かけられる仕様になっているところに座った。
感染症対策か、座る位置を指定した紙が置いてあり、所定の位置に座った。
しばらくして、60歳くらいの女性が来て「ここ、詰めてくれますか?」。
決められたゆとりある間隔より詰めたら意味がないのでは?と思いながら、しぶしぶ詰めた。
ご祈祷を見ながら思う。
「立春の佳き日に、こんな狭い料簡ではいけない」と。
どうしてもっと気持ちよく席を詰めなかったのか、反省しつつも、モヤモヤしてしまう自分が情けない。
終わってから、広い境内を次々お参りする。
そのうちのどこか(覚えていない…)をお参りしていたら、隣に立った60才くらいの男性が話しかけてきた。
「どうしてここに来たんですか?」
あれ?なにかのテレビ番組?
「Youは何しに成田へ?」とか??
お賽銭箱の前で手を合わせている時にいきなり聞かれたので、ちょっと混乱してしまった😓
「あ、あの、えっと、お不動様にお参りを」とモゴモゴしてたら、
「息子の状態がよくないんです」と仰ってから、手を合わせ、目を閉じてしまわれた。
そこで帰れないでしょ。
だから、私ももう少し延長してお参りしてたら、目を開けた男性が私に再び話し始めた。
声が小さいので殆ど聞き取れなかったが、どうも息子さんの具合が悪いようで、「ここでご祈祷(たぶん薬師如来堂みたいなところだったような?)していただくとご利益があるというので来た」らしい。
何と言っていいかわからなかったが、
「お参りなさったから、きっといい方向に行きますよう私もお祈りさせていただきます」(後から考えたらおかしな日本語だ😓)と言ったら、さっきまでの暗くてボソボソした声ではなくとても明るい声で、
「ありがとうございます!!」と仰った。
初対面の他人のひとことでも、きっとその方にとってはうれしいことだったのかもしれず、私の方も、気分が明るくなった。
ネット申し込みをしていなかったが、運よく空きがあったので、写経をしてきた。
般若心経一巻の写経、2,000円。
2回目なので(1回めは般若心経でなく短いご宝号だった)、次回は納経帳をいただける。
初めてだと2時間かかるということだったが、ゆっくりのペースで1時間半だった。
なぞるだけなのに、なぜか自分の字になってしまうのが不思議。
「般若心経」は殆ど毎日唱えているが、書くとなると別物だとわかる。
なんと書きにくい「無」が多いのか。
また、この中に、祖母や曾祖母の名前の一字が入っていることにも、書いてみて気づき、驚いた。
そうそう、不思議な話も少し。
護摩祈祷の火は、徳の高い僧侶がご祈祷すると、炎の中にいろいろな形が出現します。
見ようと思えばその形に見えるというレベルでなく、○○そのものが見えることがあります。
例えばですが、仏教に関係のある想像上の生き物とか、文字とか。
もし護摩祈祷に参加することがあったら、炎を見つめてみてくださいね✨
三蔵法師・玄奘は、お経を取りに西へ旅をしましたが、
マイトリの立春吉方位の旅は、東でありました。