サロン記事(2020/3/20投稿)

※投稿から1年が経過した記事は西野亮廣エンタメ研究所サロンメンバーに限り口外(コピペ)OKになっています。

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3月20日(金) ※3月22日以降は『いいね』を押さないでください。
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お笑い芸人が審査員を揶揄する時に言う「審査するなら、お前もやってみろ!」という理屈がイマイチよく分からないキングコング西野です。
#食べログとかもダメなのかな

さて。
今日は『国民総発信時代のポジション』について、お話ししたいと思います。

国民全員がSNSのアカウントを持ち、まもなく国民全員がYouTubeチャンネルを持つ『国民総発信者時代』になってきました。

もちろん、誰も経験したことがない時代ですので、親や学校の先生は、この時代の進み方を知りません。

となってくると、おおよその当たりを付けて、あとは手探りで仮説・検証を繰り返し、コンパスの精度を上げていくしかありません。
現代では、ここの回転速度の名前を「生命力」と呼ぶのだと思います。

そんなこんなで、僕らは今、何をすればいいのでしょうか?

これについて、まずは「自分が″どの発信者″になるか?」を明確にした方がいいと思います。

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▼ 発信者は全部で12パターン
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先日、「YouTubeはSNSみたいになるよね」という話をここでさせていただきました。
(※2~3日前の記事をご確認ください)

その際、「発信者のパターン」を整理してみたのですが、あらためて、お伝えします。

① 「文章×匿名」で発信する人
② 「文章×実名」で発信する人
③ 「動画×顔隠し」で発信する人
④ 「動画×顔出し」で発信する人
⑤ 「音声×匿名」で発信する人
⑥ 「音声×実名」で発信する人

発信者としての自分のポジションを決める時に、当然「どの市場が伸びるか?」は踏まえておかなくちゃいけないし、それよりなにより、「そもそも自分が得意なのはどこか?」を整理しておかなくちゃいけません。

「伸びない市場だけど、自分が得意な場所はココだしな」という整理ができていれば、たとえ数字で結果が出ていなくても、冷静に対応することができます。
ピンチを迎えることは大した問題じゃなくて、ピンチで慌ててしまうことが問題です。
その為に「気持ちの準備(整理)」は、とっても大切。

「伸びる市場と、自分の得意分野の折り合いをどこでつけるか?」は非常に大切で、僕が巨乳なら迷わず「動画」を選びます。

ところで、昨今、「発信者」(とくにYouTuber)はクリエイターとして一まとめにされることが多いですが、個人的には、もう少し細かく分けた方が、自分の立ち位置が明確になって、やるべきことも明確になって、いいと思います。

先ほど、6パターンの発信者を御紹介しましたが、それより何より、発信者は大きく二つに分けられます。

【メーカー(作る人)】と【メッセンジャー(届ける人)】です。

まずは、この二つがあって、その先に、それぞれ6つの発信パターンが紐付いています。

こんな感じです↓

① 「文章×匿名」で発信するメーカー
② 「文章×実名」で発信するメーカー
③ 「動画×顔隠し」で発信するメーカー
④ 「動画×顔出し」で発信するメーカー
⑤ 「音声×匿名」で発信するメーカー
⑥ 「音声×実名」で発信するメーカー
⑦ 「文章×匿名」で発信するメッセンジャー
⑧ 「文章×実名」で発信するメッセンジャー
⑨ 「動画×顔隠し」で発信するメッセンジャー
⑩ 「動画×顔出し」で発信するメッセンジャー
⑪ 「音声×匿名」で発信するメッセンジャー
⑫ 「音声×実名」で発信するメッセンジャー

この12パターンですね。

押さえておかなくちゃいけないのは、SNSやYouTubeによって発信することがカジュアルになったので、メーカーの数もメッセンジャーの数も増えますが、SNSやYouTubeは、あくまで「発信手段」であり、メッセンジャーの増加率に比べて、メーカーの増加率は、そこまで高くありません。

YouTubeは「感動する曲が書ける人」を増やす装置ではなくて、「感動する曲が書ける人」を見つけやすくする装置です。

基本的に、ここから増えるのは『メッセンジャー』(⑥~⑫)の数で、一方で、見つかりやすくなった『メーカー』は、いよいよ本物しか生き残れなくなり、「一人勝ち」がルールの修羅の国です(僕はココで生きます)。

いずれにせよ、競争が激しくなることは明らかで、だからこそ、自分が戦うポジションを明確にしておいた方がいいと思います。

この先に控えている展開としては「土地を持ってるヤツって、これから強くなるよね」があるのですが、それを話すと長くなるので、また今度、お話ししますね😉

あなたはどこのポジションを狙いますか?
競争が激しくなるので、基本は、得意なこと(みんなに誉めてもらえるようなこと)をやった方がいいと思います。

現場からは以上でーす

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