無常の風
あなたは今の生活がずっと続くと思っていないだろうか?
毎日のルーティン、家族との時間、自分の健康や安定した収入。
これらが変わることなんて、考えたことがあるだろうか?
僕たちは、日々の生活に追われていると、今の状態が当たり前で、これからも続くものだと信じて疑わない。
朝目覚めて、仕事や学校に行き、帰宅して、家族や友人と過ごす。
そんな日々がずっと続くと無意識に思っているかもしれない。
だけど、本当にそうだろうか?
今回、僕が話したいのは「無常の風」についてだ。
無常の風とは、常なるものなんて存在せず、全てが移ろいゆくということを象徴する言葉だ。
そして、それを運んでくる風が、いつどこで吹くかは誰にも予測できない。
一度吹けば、僕たちが築き上げてきたものが一瞬で崩れ去るかもしれない。
例えば、家族が突然の病気や事故で消えることもあれば、自分の健康が突如として崩れ去ることもある。
収入源を失ったり、生活の基盤が揺らぐことだってある。
僕たちは、そんな無常の風がいつ吹くかわからない、不確実な世界で生きている。
今は人から羨ましがられるような生活をしている人でも、ひとたび無常の風が吹けば一気に転落してしまうかもしれない。
実際、世の中には、突然の事故や病気、経済的な困難によって人生が一変してしまった人々の例は枚挙にいとまがない。
そんな無常の風は、誰にでも平等に吹きかかる可能性があるのだ。
無常の風は、僕たちに何を教えてくれるのだろうか?
それは、今あるものに依存することの危うさだ。
家族や友人、仕事、健康、財産—これらのものに固執することは、自分自身を不安定な地盤の上に置くことと同じだ。
無常の風が吹けば、それらは簡単に消え去る可能性があるのだから。
僕たちが本当に頼れるのは、無常の風で消え去るような外部のものではない。
そんな移り変わるものに依存して、自分の価値や幸福を感じるのは、危険な賭けだと言える。
では、何に依存すればよいのだろうか?
それは、自分自身の内側にあるものだ。
この世界で唯一変わらないもの、それは自分自身の心の中にある安らぎだ。
無常の風に吹き飛ばされない、自分の心の中にある確固たる平穏。
それを見つけることが、真の幸福への道だ。
世間の評価や、財産、地位などに惑わされず、自分自身の内面に目を向けることが重要だ。
無常の風が吹き荒れるこの世界で、僕たちが目指すべきは、どんな嵐にも動じない心の平穏だ。
それこそが、本当に価値のあるものだと僕は信じている。
最終的に、僕たちが行き着く場所は、極上永遠の幸福という名の、内なる安らぎだ。
このnoteをきっかけに、ぜひとも一度、自分自身の人生を見つめ直してみてほしい。
無常の風が吹いても揺らがない、自分自身の内面の強さを見つけ出してほしい。
世間や外部に頼ることなく、自分自身の真の幸福を追求する道を歩んでほしいと思う。