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MDR-MV1 ファーストインプレッション

先月買いました。
同時にいろいろ買ったのであんまり使い込んでないですが、ファーストインプレッションってことで簡単にレビューしてみます。

製品自体はM1STを開放型にしたようなデザインです。
イヤーパッドは厚くスウェード調になっており、また側圧も広げてあるため長時間の使用も苦にはならないデザインになっています。
ケーブルもM1STと共通のスクリューロック式6.3mmステレオストレートケーブルです。

肝心な音質ですが、SONYさんが宣伝に力を入れまくった効果がやたらと絶賛するレビューしか目にする機会がなく、そんなにいいんかね?と思ってましたが、個人的には趣味ではない音です。
どう趣味ではないかというと、典型的なSONYのヘッドホンという音がするという点です。
これは私がAustrina AudioのHi-X65やHi-X60からMV1に切り替えたために強烈な違和感に襲われました。

最近買った中ではお気に入りのAustrian Audio

Austrian AudioのヘッドホンはAKGの系譜といった感じで、中高音にピークのある明るい感じの音作りになっています。
対してMV1は音の重心が低く、低音側が盛り上がって聞こえるため、こんなに低音が目立つのか?という違和感がぬぐえませんでした。
これは普段どういったヘッドホンを使っているかで個人差が激しいと思うのですが、うちにある中でM1STやZ1000などもこういった低音がもわっとしたような音なので、SONYの音ってのはこういうものなのかな?と思います。MV1と同時に購入したbeyerdynamicのDT1990PROやDT1770PROも、Austrian Audioと比べて高音がおとなしく低音が出ている方ですが、MV1はそれらとも音の傾向が違います。

これも最近買ったお気に入りのbeyerdynamic

ファーストインプレッションなので、具体的にどう音の傾向が違うのかといわれると、まだうまくレビューできないのですが、個人的には低音が出すぎてないか?という印象を受けました。
EDMは現代のDAW制作された音楽を聴く、または低音が出る方が好きという方にはいいのかもしれないですが、個人的には低音の量が少し過剰に感じます。
このあたりは個人差もあり、また聞きこんでいくと印象が変わる可能性もあるので、現時点での感想ということにしておきます。
空間表現についてはまだレビューできるだけの聴きこんでいないので、聴きこみが終わってから本レビューをアップする予定です。
また、e☆イヤホンでHD660S2との比較などされていましたが、サウンドキャラクターが違うと感じるので、どちらがいいか悪いかではなく、どちらが好みかの世界での話になるでしょう。
Sennheiser HD660S2についても購入したので、そのうち比較レビューを上げるかもしれません。
HD600, HD6XX, HD660S, HD660S2との比較をしてみたいと思います。

上からHD660S, HD400PRO(HD560S), HD660S2です

MV1のレビュー動画をやたらとYouTubeで目にするし、みんな絶賛しているので、正直好みじゃないんだけどみんなそんないいと思ってる?
という見方でファーストインプレッションしてみました。
普段AKGやSennheiser HD600、beyerdynamic DT880PROなどを使っている方からすると音の傾向が違うヘッドホンという印象です。
逆にSONYのワイヤレスヘッドホンなどを常用している人からするといいかもしれないですが、私がSONYの音が苦手なのでその辺はご自身でご確認ください。
最後にCD900STと比べてどうかと言われると、70台近くヘッドホンを買ってきて思うことはCD900STだけ特異な音をしています。後継モデルというか次世代モデルというかで登場したM1STの開放型が今回のMV1という印象で、CD900STとM1STで音が全然違うので、900STのような音を期待して買われることのないよう、購入に際しては必ず視聴されることをお勧めします。

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