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47歳で金融資産1億2000万円!投資の達人をも唸らせた「貯蓄達人ぶり」とは?

私は、これまで数百名もの多くの投資家に合ってきました。今回は、その中で印象に残った方について説明します。

「完璧すぎて言うことがない」と投資の達人も唸った資産内容

この連載のタイトルは「貯蓄の達人」ですが、この「達人」とは「ある分野の奥義に達している人」「物事の道理に深く通じた人」という意味となります。こういう人は、大人になって突然才能を開花させることもあれば、子どもの頃から非凡な資質があった人もいるでしょう。

今回登場いただくキジムナーさん(47歳)は、県内に住む4人家族。以前に、保険の保障の過不足や資産運用の内容等を、私が診断したところ、思わず完璧すぎて言うことがない……という感心してしまい、自身の資産運用や資産管理に自信が持てたそうです。

いろいろ話を伺うと、幼少期よりよそ様の子どもとは違う部分が多々あったことが読み取れます。

キジムナーさん、小学3年生のとき。家で購読していた沖縄タイムス版に、少子化と年金問題の解説が載っていました。詳しい内容は理解できませんでしたが、その記事から「自分が年金を受け取る頃は、年金受給額は減るのではないかと……」と感じ取り、そのことがずーっと記憶として残ったと言います。

弱冠9歳で沖縄タイムスを手に取り、そこから年金問題に関心を持つ。すごいです……。しかも、それにより「年を取るのが怖くなかった」とのこと。この時点で凡人ではありません。

そして、40歳になり、投資目的で当時所有していた那覇市のファミリータイプの中古マンションを、購入時(中古で購入)の1.5倍の価格で売却します。

結婚までに「貯めては投資」で3000万円!!

では、キジムナーさんは実際にどうやって金融資産を増やしていったのでしょうか。その原動力となったのは「投資」です。

最初に投資を経験したのは、まだ10代のとき。お年玉やお小遣いを貯めて作った軍資金12万円で、親の証券口座で武富士株を購入。それが40万円に増えたことから、投資の面白さを実感します。

さらに、社会人になってから結婚するまで、ほぼまとまった支出がなかったため「貯めては投資」を繰り返し、何と3000万円にまで増やします。

現在は、勤務していた会社を退職後、時間的に余裕ができたため、事業投資を開始。事業投資をした方が儲けが出ると気付いたためです。

9時の前場前に、新聞・株式ニュースを見てから、ずっと張り付いて、午後も3時までパソコンの前から離れられないデイトレード生活はとても無理という理由で、デイトレードは行わないそうです。

それでも、投資を資産運用のメインとする考え方は今も同じ。現預金は300万円。保有する全金融資産のわずか10%に過ぎません。見方によっては極端とも思える資産配分ですが、キジムナーさんはまとまった現金が手元になくても何の不安もないと言います。

「経験上、予定外に急に支出が必要になったことはありません。車検や子どもの受験等は、あらかじめわかっていることなので、相場を見据えながら売却していくという感じで充分間に合います」

ちなみに上のお子さんは現在私立中学に通っていて、年間の学費は95万円。この支払いも含めて、高校卒業までの授業料分は、運用益ですでに全額用意できているのだそうです。

現在の家計収支では、年間600万円の黒字。2年間で1200万円、5年間で3000万円ですから、黙って貯蓄してもあっという間に「達人」の域に達してしまうほどの世帯収入があります。

ですが、あくまでも投資中心。現在は、に多くの時間を株式投資に割くことはありません。そのかわり、軍用地などの不動産投資により力を入れています(情報収集、現地・物件の視察等)。

そして、積み上げた金融資産は1億5000万円。他にマンションを1室、軍用地を3筆。加えて、現在のお住まいも5000万円の資産価値を持っているとのこと(しかも現金購入!!)。

そんなキジムナーさんは、まだ投資をしていない人は今からでも始めてみるべきだと言います。

「投資が怖いという方は、下がったら不安になって売却してしまい、結果、損が出してしまうからだと思います。しかし、資産の評価額が目減りしても、売却しなければ損をしません。私は、保有期間を長期、中期、短期と分けていますので、下がることはさほど気になりません。いいときもあれば悪いときもあります。米国株は一時コロナで値を大きく下げましたが、その後持ち直しましたし、長いスパンの経済成長を見れば、投資をしない理由が見当たりません」

私は、キジムナーさんのこれまでを見ていくと「わらしべ長者」の話を思い出します。ひとつの利益が、より大きな次の利益を生む。そこで得たこと、学んだことが、さらに大きな利益につながる。そんな達人の「金銭哲学」は、きっと多くの人にとって人生のヒントとなるはずです。

キジムナーさんが収入アップのために実践していること


「収入源が、1つだと不安なので、本業の他、軍用地などの不動産収入、配当収入を頂いたり、複数の収入源を持っています。大した額ではないですが。コロナ禍で数カ月本業が休業しましたが、他でかなり補填できました。またFP2級の資格を取得しました。さらに、総合的な視野で家計を見つめられそうです」

なかなか貯蓄できない人へ達人からアドバイス


とにかく、固定費を見直すこと。中途半端なお金の使い方をしないようにしています。だらだらと、お金を使っていると、満足感がないのにお金だけが減っていくと思います。私は、ひと月で常備品以外、冷蔵庫を空にしています。食材は、絶対に無駄にしません。

最後に

いかがでしたでしょうか。キジムナーさんの金融哲学。軸がしっかりとしており、ブレていません。

私は、これまで多くの投資家にあってきました。その中には、成功している方もいれば、そうではないかたもいました。上手くいっている方には、特徴があります。

それは、成功している人の意見を素直に聞いて、即行動することです。おれこれ考えたり、シミュレーションして検討する人もいますが、そのような人は、いつまで経っても成功できないでしょう。

次回は、NISAについて説明します。貯蓄の達人らは、軍用地を購入する資金は、そうやって貯めたのか、具体的に何に投資をして、軍用地を購入する資金を貯めたのかを明らかにします。

とても興味深い結果でした。

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
出会いに感謝です。

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