複業キャリアのはじめ方

こんにちは!複業個人コンサルタントの成瀬です。

このnote記事は2020年11月7本目の記事になります。前の月は1本も書けなかったのに・・・。実は、執筆時点でプロティアン・キャリア戦略塾にて修行中で、その実践期間の中で「noteによるアウトプットを習慣化する!11月に8本書く!」と目標宣言したからです。noteで稼ぐようになろうとは考えていませんが、いち専門家として、自分の経験や思考、事例内容を言語化しアーカイブしておくのは複業でも役に立つと知ったからです。あと1本書いて目標達成します!

さて、前回までに「テレワーク時代の自律」について

そして、その先にある「複業キャリアの時代」について

私なりに思考整理してきました。自律と複業キャリアが求められる時代が、間違いなくやってきています。ですが、中々始められない、何となくわかるが、自分にできるか不安・・・という方も多いのではないでしょうか。

今回は、どうやって「複業キャリア」をスタートするか、について思考整理したいと思います。

■最初は誰かの影響・マネでいい

「副業のはじめ方」ではなく、「複業キャリアのはじめ方」です。「複業キャリア」とは、本業以外の仕事をするかどうかという1点ではなく、人生における複数の選択肢・可能性をいかに拡げるか、だと考えています。

本業一本・社員一筋でどっぷりきた方にとっては、「本業以外の何かをする」というのは想像以上に壁が高いようです。私も5~6年前はそうでした。身の回りに複業している方がほとんどいませんでしたし、起業したり複数の仕事をしている個人事業主の方は、私にとっては特殊な人で自分がそうなれるとは思っていませんでした。どこかで、憧れに近い感情はもっていたと思います。

「総務省委嘱のテレワークマネージャー」がはじめての「副業」だったわけですが、この時はいわゆる「複業の先輩」に誘われて始めました。動機は正直お小遣い稼ぎでした。それ以外にもちょっとした好奇心もありました。この「複業の先輩」は、当時同じ会社の社員でしたが「会社に所属している感」はありませんでした。ご自分が実現されたいことを、この会社でならできるかもしれない、という理由で会社に所属していました。今はもう起業されていますが、2年ほど一緒に仕事をして明確に影響は受けたと思います。(会社のルールにハマらない方でしたので、大変は大変でしたが・・・)

あれからまだ5年ほどしか経っていませんが、「複業キャリア人材」は自分も含めてだいぶ増えたと思います。私自身が意識的に本業外に越境していったというのもありますが、明らかに時代が変わってきています。「組織と個人の関係性」という言葉を聞く機会も増えました。少し前まで、組織と個人の関係性は考えるまでもなく、「雇用関係」、「個人は組織に所属するもの」でした。ですが、必ずしもそうではなくなってきた。「組織」と「個人」がイーブンになろうとしています。この様な変化も加速している中で、「複業キャリア」を生きる方が増えてきました。私も含めて、これから多くの人に影響を与えていくことで、より「複業キャリア」の人は増えていくでしょう。まだ、複業をはじめていない方は、「複業キャリア」の人から何か誘われた時、少しでも興味・関心が芽生えたら是非やってみてください。

一歩踏み出すと、一気に出会う人の属性が変わります。出会う人の属性が変われば、影響を受ける内容も変わり、考え方が変わり、行動が変わります。
最初の一歩は、「誰かに影響されて」「〇〇さんをマネて」でいいと思います。一歩踏み出してしまえば、それが普通になります。

■いつから始めるべきか?

「今でしょ!」と言いたいところですが、始めるタイミングは人ぞれぞれだと思います。特に、プライベートの事情や本業で任されている役割によっては、他のことはやらずに専念した方がいい時期もあるでしょう。

いつから始めるべきか?

その答えは、「自分の心に従う」ということだと思います。誰かの影響・マネというのは、自分の心に従う、ということと対極に見えるかもしれませんが、マネだろうが影響されようが、行動に起こすかどうかを決めるのは自分自身です。ガンダム好きの私としては、機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode5「黒いユニコーン」でのブライト・ノアの名言をよく思い出します。

「ガンダムに乗ったのは偶然なんです・・・」という主人公に対して
「そのとき、君の目の前にガンダムがあったことは偶然かもしれない。これまでガンダムに乗ってきた者たちも、みんなそうだった。だがガンダムに乗るかどうかは自分で決めたことであって、偶然ではないはずだ。違うか。」
「その時、君にガンダムに乗る決意をさせたものは何だ?」
by ブライト・ノア

急にガンダムってすいません。でも、いい言葉ですよね。

また、孟子の言葉に「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」というものがあります。「天の時」、「地の利」、「人の和」というやつですね。複業キャリアにおける「地の利」=環境は、もう随分整ってきていると感じます。より選択肢が増えたり、法整備、会社の制度整備もされていくでしょう。「人の和」は、前述のとおり、複業キャリア人材がどんどん増えていますので、出会う確立も高くなっているでしょう。マネできる人・影響を与えてくれる人・巻き込んでくれる人とは出会いやすくなっていくはずです。そして、「天の時」これが、「自分の心に従う時」だと私は考えていますが、不思議なもので、この3つはタイミングが重なる時があります。私にとっては2年前(2018年)がそうでした。

「人の和」
何人もの「複業キャリア人材」と一緒に仕事ををする機会が2016年以降増加。既に十分影響を受けていた。そして、当時の上司から「今のままだと何か足りない」と言われていたり、会社のアセスメントで「もう一歩」的な評価が出ていて見えない「壁」を感じていいた。
「地の利」
本業が管理部門勤務に、一時的に仕事が減り、自分の時間がつくりやすくなった。複業もテレワークどんどんしていい、という環境だった。
「天の時」
事業構想大学院大学へのチャレンジ、ここから自分のキャリアを変えようと決意。2人目の子供も小学校に入るタイミングで奥さんに相談し、入学を決意。

今振り返るとこうでした、ということで、当時そこまで考えられていた訳ではありません。ですが、このように「複業キャリア」に舵をきるタイミングが人それぞれあるように思えます。

自分の心の声を聞いて、今がその時、と思ったら是非行動に移してください。最初は小さな一歩でいいと思います。その一歩で、だいぶ見える景色は変わるはずです。

さて、一歩踏み出すと、今度は自分との闘い=セルフマネジメントが重要な生き方が始まります。私もまだまだ試行錯誤中。次回は「複業時代のセルフマネジメント」について思考整理したいと思います。

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