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複業キャリアの時代

こんにちは!複業個人コンサルタントの成瀬です。
年末が迫ってきて、そろそろ今年の総決算を意識しはじめております。もう複業し始めて3年ほど経ちますが、今までは正直3月に確定申告のために振り返る程度でしたが・・・今年は毎月「自分決算」を行っております!

コロナの影響による毎日テレワーク状態の影響ももちろんありますが、私自身にとっては、今年は去年までと違う点が2つあります。

ひとつ目は、事業構想大学院大学を修了したことです。2018年から通い始め、2年間は修行期間と決めていたことが一区切りついたため、元々新しい挑戦を始めようと考えていました。

ふたつ目は、「プロティアン・キャリア」との出会いです。2019年末に書籍『プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術』を読み、著者である田中研之輔先生と出会ったことでキャリアの考え方、副業(複業)の捉え方が変わりました。

■プロティアン・キャリアとは

プロティアン・キャリアは、「環境の変化に応じて自分自身も変化させる柔軟なキャリア」を意味するキャリア理論の一つです。(1970年代にアメリカの心理学者ダグラス・ホール教授が提唱)

組織内でのステップアップやスキルアップによるキャリア形成とは異なり、「自分は何がしたいの?どうなりたいの?」というアイデンティティと、様々な変化に柔軟に適応するアダプタビリティを重視し、自らの人生を自ら描いていくキャリア論です。

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このプロティアン・キャリアと出会うまで、私はいわゆる「パラレル・キャリア」人材を目指していました。2018年頃から、私の周囲でも「色々やっている人」が増えていました。(私がそういう方々と接点を持ち出しただけで、それ以前から増えていたのですが)

私自身も2017年から「副業」し始めており、なんとなく「副業ではなく、複業という生き方をしたいな」と考え始めていました。ですが、それは「点」の考え方で、過去ー現在ー未来をつなぐ「キャリア」的な考え方になっていなかったように思えます。プロティアン・キャリアの理解を深める中で、「そもそもキャリアは組織が用意するものではない」
ということ、そして
「何が起こるか分からない人生を、どう生きるか?生きたいか?」
この問いに応え続けながら、複数の可能性を持ち続けることが、「点」ではなく「線」となる未来志向のキャリア論だと捉えることができました。

今年1年、自らの生き方を「プロティアン・キャリア」を意識して過ごしたことで、私自身も「複業者」になれた実感があります。

■本格化する、複業キャリアの時代

「キャリア」について、私は専門家ではありませんが、20年弱社会人をやってきている中で、今まで「仕事上の経験、職歴、資格、役職」という風に捉えてきました。辞書でも調べれば出てくる意味は近いことが書いてあります。働き方改革の専門家として6年活動してきた中で、世の中の「働く」ことに対する考え方を大きく変わりました。極めつけの新型コロナの影響で、社会も、人の価値観も更に大きく揺さぶられています。Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)のあらゆる変化が、すべての個人に「変化」を迫っていると感じます。

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世の中が大きく変化する中、私自身がいち個人として大事だなと感じることは3つあります。

①社会の変化に関心を持ち続けること

②自分がどう在りたいかを考え続けること

③学び続けること

今年一年を振り返ると、今まで以上にこの3つを意識してこれたと実感しています。去年までは、「何となく今の会社で働き続けながら、ちょっと違うこともやってみよう」というレベルでした。別に悪いとは思っていませんが、複業キャリアの時代的にいうと若葉マーク・初心者だったなと振り返っています。今の私にあるのは、現在の自分に対する「危機感」と、自分そして家族の未来に対する「期待」です。今のままではまずい、でもその危機感を持って変わろう、変えようと動いている。何とかしようと足掻けている。将来安泰でもなんでもないですし、まだまだこれから何が起きるか分からない不安もあります。でも、「きっと、何とかできる」、以前より、根拠なくそう思えるようになりました。

「会社」さんは、最終的に「何とか」してくれない時代です。今に始まったことではなく、もう随分前からそうでした。正直、気づきながら目を背けていたと思います。自分で「何とかする」しかないのです。

そのためには、社会の変化に関心を高め、その変化の中で自らはどう在りたいかを考え、目指す自分で在るために学び(インプットだけでなくアウトプットも含めた学び)続けるしかないと思います。

さて、この3つのポイントを私は一体いつから、どうやって実践できるようになったのか?次回は、そこを振り返ってみたいと思います。

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