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まさに、コロナ禍を踏み台に

本日は、高崎市第一層協議体の会議の日でした。

2月に予定されている、2層協議体情報交換会の確認などの他、コロナで2年近く、協議体活動としてはストップしていた各2層協議体をどうサポートできるか。そんなことが主なテーマでしたが、その前提として、活動を先月再開した、各二層協議体の状況なども、共有する時間がありました。


情報共有から

私の居住地域の2層協議体「北東西」は、note にも先月書きました通り、中断中にメンバーにお会いすると、なんか暗くなったり、フレイルが現れている印象だったのに、いざ再開してみると、活き活きさが戻っていた。そんな感想を私は持ちましたが、市内の他の2層協議体は、それぞれで変化があったようです。

必要性の再認識

しかし、以前はガチガチで動きが悪く、しかも開催を減らそう、という話まで出ていたある協議体は、コロナ禍を通して、「こう言う時こそ必要なんだ」と、再開から盛り上がったと言う話もありました。そう、コロナ禍のような中でこそ、行政や大手の福祉サービスではなく、身近な身の丈の、同じ目線の助け合いこそ必要ということは、言うまでもないこと。それを実感させてくれたのがコロナだったかもしれません。

コロナだからこその工夫

コロナ禍の中のアイデア、工夫は、私は、オレボラもやっていますが、その情報交換などでも、オンラインの活用は、必ず出てきます。全員はできないとしても、オンラインで対応できる人たちで、再開後のための情報交換・共有は続けでいた、という話題も出ました。
しかし、それ以上に、コロナで密を避ける。換気を保つ。その1番手っ取り早い方法は、屋外です。
わざわざ新たな見守り活動のために外に出る。それは、結構ハードルが高いもの。逆転の発想で、元々散歩を習慣的にしていた人たちを巻き込んで、例えば、散歩の時間をちょっとずらして、子供たちの登下校の時間に散歩をしてもらうようにする。それだけで、子供の見守り活動になるわけです。

犬の散歩をしている人たちに、共通のワッペンを配って、地域の見守りをしている、という自覚(それが、役立っているという気持ちをうむ)をして、それが目印で、地域の方が声をかけ易くなる効果もある。さらに、そうして集まった人たちが、屋外で犬の散歩をしながら会話。会話が大事だということも感じました、という報告もありました。

これらは、コロナがなかったら、生まれなかった発想かもしれません。

本日共有されたものではありませんが、「はたけサロン」というアイデアと実践も報告されています。「活き活きサロン」というと、屋内で集まって、介護予防運動や、茶話会みたいなものをイメージすることが多いと思いますが、「密が駄目なら屋外でやろう」と、畑にビール箱を逆さにしたような椅子で集まって…というサロンです。でも、このおかげで、居場所課題である「男性参加」が改善したなど、コロナ禍で追い込まれて出てきたアイデアが、従来の課題解決につながった、という事例もありました。

コロナを武器に

戦というのは、ある意味で、負かせた敵の武器や戦術を利用するというメリットもあります。コロナとの戦いで、コロナに打ち勝ったならば、それを活かすくらいの考えはあっていいのでは??  そう考えると、むしろ、好機です。

いつまでコロナ禍が続くのかわかりません。だからこそ、コロナを利用しないと。それは大変なことですが、むしろコロナ禍をきっかけに、支え合い活動、それに繋がっている地域福祉の活動の梗塞感を打破するきっかけにつかってやろう、くらいの気持ちが必要だな、としみじみ思う会議でした。

そして、いろいろ先につながりそうなアイデアも、ちらほら。来月の協議体会議までに、ちょっと練って、来年度(4月から)の活動に活かして行けたらな、と思うのでした。

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画像は、みんなのフォトギャラリーから、「ウォーキング」で検索して出てきたものです。ありがとうございます。

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