趣味の世界から~趣味だけでなく、せいかつの基本かも

note には趣味の話しはまだしていませんでした。

趣味は? と、聞かれると、「歌関係」と最近こたえています。
「関係」って???

実は、私は、20代のころまでは、人前で歌うのは、もう、苛め以外なにものでもないという状況でした。ただ、しかし、歌自体は嫌いではなかったのです。

そのような中、「一人じゃない」という安心感から、合唱にはまりました。
詳細は省略しますが、合唱をやっている方にはわかるであろう現実で、合唱の世界では「男が欲しい」。そして、ソロをともなう合唱曲だと、数少ない男性がそれを務めることになるわけです。

そんなこんなで、6年くらい前から、ソロの発表会にも参加したりしていたり。そして、仕事の繋がりで、カラオケの会にも最近は参加しているので、「歌関係」と表現している次第です。

さて、そんな私の趣味の話ですが、趣味の話とはいえ、自分観察のど真ん中の課題が典型的にあらわれている状態なのです。

あらためて、ここは note 向けにまとめるつもりですが、雑談専門としている facebook に、こんな投稿をしました。
リンクではなく、note 向けに多少加筆修正したものをそのまま引用しておきたいと思います。
(歌マニアの方だとわかる表現ながら、そうでない方にはチンプンカンプンの部分もありますが、あえて、そのまま)

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平常心との戦い。

これは、いろんな場面であると思います。

戦い、というか、いかにして、平常心でいられるのか。
16日、「お歌」の発表会があります。

結構、今回は、自分ではそんな意識はなかったのですが、難曲。
一つ一つの表現もそうです。感情移入しすぎもいけませんが、感情がはいらないのもNG。

群馬の病院で生まれ、東京で幼少期を育ち、高崎でもう30年。そんな私にはスケールが違うかもしれないが、心情はわかってもいいはず…という歌曲。歌謡曲ネタでひっぱりこみますが、「ふるさとを聞かれたら、まよわず地球と応えるの」という、歌謡曲ありましたよね。ふるさとを聞かれたらなんとこたえるだろう。「まだありませんとうつむく」って、ニューミュージックもありましたっけ。あ、これを書いて、八神純子と中島みゆきの気持で歌えばいいんだ、とおもったりして(ちなみに、引用した歌詞は、八神純子の「Mr.ブルー」と、中島みゆきの「エレーン」です)。

歌曲や、オペラのアリアよりも、宗教曲にもともと関心があったのですが、はじめて、宗教曲のアリアをやることになり、あらためて、宗教の理解が不足しているなー、と実感したそれ。合唱やっていると、ミサ通常文は普通に歌っていますが、それ以外は、それを題材したモテットに取り組まないかぎりは、なかなかなじみがない。ルネサンスの作曲家がこぞって作曲した“スタバ”だから、いくつかはきいてはいたけれど、合唱でも歌ったことがなかった。それだけに、理解に苦しむ部分も多々あったり。

あ、勝手に、歌う2つのソロの話題になっていました。

ちなみに、もう一つデュエット(テノール/バリトン)をやりますが、こちらは、もう、住む世界が違いすぎる、という感じ。だいたい、自分の恋人をだましてしかけるなんて、そんな悪知恵は私にはまったく存在しません(あ、そもそも恋人がいないだろう、とつっこまれるか)。それなのに、自然(そよ風)にたよって、結婚式まで仕掛けてしまう、とんでもないヤツラ(デュエットですから、2人の男性。歌には出てきませんが、もう一人の男性もからんでいる)の歌なんて、感情移入も糞もないぞ。

さらには。

冒頭の話題にもどりますが、普段、h という音は、なんでもない。むしろ、平常心だと、だしていて一番気持いい音かもしれない。high Des も、Youtube でときどき遊ぶ、高音厨のそれだったら、Ais くらいまでは愉しんでだしているだけになんでもない。

でも、いざ、曲の中に出てくると、結構プレッシャを感じる音だったり。

などなど、いろいろ考えて、誰も助けてくれない。すべて自分で責任をとる。いや、自分の失敗は、ご教示いただいたみなさんを悲しませることになるというプレッシャーはその上にかぶさっていたりします。
そんな状況を体験することは、いろんなところで実は役に立っていると、最近思っています。
平常心で歌は理解して、平常心でだせば、自分の音域、自分の声量でなにも問題のないそれなんだから、いかにして、平常心をたもつか。
生活も仕事も、ライフワークとして取り組んでいるなにかも、すべて同じではないかと。同じとは、自分で考え、自分で責任をとり、そして、協力していただいた方に御迷惑をおかけしないか、という上乗せプレッシャーの繰返でなりたっているんじゃないかな、という意味です。

さてさて、そこに、私の仕事は10月が毎年ピークです。いよいよもりあがってきました。
その中で、16日は、どんな風にむかえて、どんなふうにおえられるのか。

週の始まる前の日曜夜に、気合をいれなおすのでした。

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