BLEACH19話の感想

第19話『THE WHITE HAZE』

霊王宮での修業を終えた一護は、既に滅却師の侵攻が始まっていると聞き、すぐさま飛び出す。瀞霊廷を目指し降下する中、浦原との通信で、自分が必ず何とかすると告げる一護。その頃、雨竜を連れて銀架城の処刑場へ赴いたハッシュヴァルトは、敗北した蒼都・BG9を容赦なく処断し、ユーハバッハがいかなる存在かを語り始める。一方、エス・ノトと対峙したルキアは、“恐怖”を前に臆すことなく袖白雪を振るう。

公式サイトより


霊王宮から普通に瞬歩で一週間と言われ、「もう侵攻は始まってるぞ」と告げられて慌てて飛び出す一護ですが、ここでほとんどあわてなかったことを麒麟寺に驚かれるシーンは少しカットでしたね

和尚の「一護は強くなったんじゃない。成長したんじゃ……。言いかえるならそう……強くなったんじゃ……」が見たかったのですが、このあたりのギャグシーンみたいなものはことごとくカットですね。残念です

しかし、和尚から「本当の死神」になったと評された一護が尸魂界へと向かいます

一護からの電話にマユリも驚いているのがいいんですよね

マユリってあんまり戦いの中で驚いた表情をすることってないんですけど、一護に関わるときだけは結構驚きの表情をするんですよね

実は、マユリは意外と一護との関りが多いキャラクターでもあります

ここのシーンをきちんと描いてくれたのはうれしいです

一方見えざる帝国では、蒼都とBG9が処断を下されました

「力がユーハバッハに還る」ということを石田に見せつけるために処刑されてしまいました

BG9のシャウロン説はついぞ補完はされませんでしたね

まぁ、本筋に関係ないので当然なんですが

さて、今回の本筋、エス・ノト戦です

袖白雪の真の能力が「刀が触れているものの温度を絶対零度まで下げる」という能力であることが判明しました

想えば、初登場時から、
「初の舞 月白」は「刀で描いた円の天地を凍結させる」
「次の舞 白漣」は「突いた地面から出る冷気を放出する」
「参の舞 白刀」は「折れた刀身を氷で補完する」
といった具合でした

アニメオリジナルストーリーである斬魄刀異聞編で実体化した袖白雪も、氷を出したことは一度もありません

あくまでも冷気を放出するだけでした

同じ氷雪系である氷輪丸との違いは、「氷そのものを操る」のではなく、「凍らせる能力」であるという点ですね

氷輪丸は、氷そのものを生み出すために天候までも支配する
という強さがあり、
袖白雪は、触れたものすべてを凍結させる
という強さがあります

決して氷輪丸の下位互換ではありません

「恐怖」すら凍結させてしまったルキアに対して、エス・ノトは自身とユーハバッハの出会いを回想し、完聖体へとなります

『神の怯え(タルタフォラス)』は、恐怖を植え付けるというシンプルな完聖体

見るからに怖い

ちゃんと怖い……

肉体を殺す術を手にし、恐怖に打ち勝ったと思われていたルキアも発狂します

声優さんってすごい……

つかの間、

白哉が現れます

卍解と見まごうほどの始解を携え復活しましたね

そして、EDと共にブチギレ形態になりました

こんな演出もしてくるの、ずるい

そして待望のルキアの卍解

『白霞罸』

美しすぎ!!!!

半透明だったんだ!とか、肩出しスタイルだったのか!とかいろいろ発見がありましたね

刀ではなく使用者自身が纏うタイプの卍解ですが、冷気の放出とその冷気が強すぎて、「動けない」というデメリットがあります

恐らく、練度を上げればある程度は動けるようになるのでしょうね

一撃必殺型の卍解というのがなんともいいですね

ルキアって意外と短気なので、そういった本質も現れている気がします

Cパートでは新たな戦いが始まっています

次回はグエナエル戦ですね

楽しみ

感想と考察

今回はあまり考察云々ということはありません

白霞罸、綺麗ですよね~という話です

「とがめ」という名前にもあるように、「罸」には報いや罰という意味があります

袖白雪、白霞罸は、「使用者自身も殺しかねない」という、始解の時点でかなり危ない斬魄刀です

ルキアは生い立ちから特殊です

姉である緋真に流魂街へ捨てられるも、白哉に拾われ、死んでいった仲間や恋次を置いて貴族となり、死神のエリートコースを進みます

死神となり、十三番隊へ配属後、自らの手で慕っていた上官、志波海燕を殺します

そして、現世で一護と出会い、一護を死神として覚醒させました

ルキアは、それらをずっと悔いています

それゆえに、尸魂界編で死刑囚となったときも、死ぬ覚悟を決めていました

「自らは罰を受けるべきである」という自責の念が強いことからも、このような卍解が生まれたのかもしれません

「完全に衣装が変わる卍解」というのも珍しい卍解です

「恰好が変わる卍解」というのは、実は登場する卍解では二種類のみ

「天鎖斬月」と「白霞罸」なんですよね

そして、ルキアは「扉絵問題」というものが存在します

このキャラクター扉絵は様々なキャラ分ありまして、その中でも、字体と種族は密接に関係します

人間は、イタリックな楷書体のような字、破面は英語、滅却師は線の細い楷書、死神は筆字です

ですが、ルキアだけはなぜか名前が一護と同じ

イヅルは筆字なので、カタカナであることは無関係です

実は、一部ではひそかに、ルキアの存在は謎とされています

個人的には、「変身する卍解」 は「霊王の素質」と大きく関係があるのではないかと考えています

後々小説版で判明することになりますが、霊王は滅却師の始祖です

また、死神の始祖でもあり、完現術者の始祖でもあります

ルキアは、どこかのタイミングで浦原によって「崩玉」を埋め込まれています

その崩玉は、「霊王の欠片」に近いものであるという情報があります

ここからは、完全に私の推察です

元々、崩玉を埋め込まれたのは姉の「緋真」であり、その力の影響によって魂魄が二つに分かれてしまった結果、ルキアが生まれたのではないでしょうか

緋真が浦原の協力者であったかどうかは不明ですが、流魂街の民であった緋真を見つけるあたり、もしかしたら、白哉はそのことを知っていたのかもしれません

夜一とも親交がありますし、そのあたりは断片的な情報が貴族間で共有されていた可能性もあります

つまり、ルキアが「霊王の欠片を有する死神」であり、霊王宮での修行によって覚醒した卍解が、一護と同じく纏う卍解であることは、つじつまが合いますよね

まだまだ謎が多い作品

こうしきQ&Aでは、このあたりの謎も設定があることがにおわされています

五日明らかになることをねがって

それでは!




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