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【構築記事】クワガノンアロキュウジュナイパー【前編】

こんにちは。ぐんぐると申します。
記事を開いてくれてありがとうございます。
途中まででも良いので、ぜひ見ていってくださいな~。
(本記事は3600字、画像8枚になります。
対戦中の盤面イメージ図も作ってみました。)

2019.1/27(日) シティリーグシーズン2(ナイトユニゾン環境) 宮城大会使用デッキ
クワガノンアローラキュウコン(タッチジュナイパー)
戦績:4-1(〇×〇〇〇) 最終11位(予選落ち)

使用したレシピがこちら。クワガノン+アロキュウだけでなく、ジュナイパーまで入った贅沢レシピ。
大型GXは一撃で倒し、小型非GXはバラマキ攻撃で効率よくサイドを取ることのできる夢のようなデッキ
もちろん不安定さはあるが、しっかり回った時は、ピカゼク、ウルネク、ジラサンの全てに勝てると判断し大会で使用した。
構築するのも、対戦で使うのも、とても面白いデッキだったので記録しておこうと思う。

前編は今回のデッキの紹介、後編は構築経緯について書こうと思います。

① 自己紹介


〇プロフィール
仙台在住。チームサニーでポケカしてる社会人です。
東北オフにも参加して、ゲーム部門もやっております。

〇戦績


2016(TCG) 世界22位
2017(TCG) 全国ベスト8
2018(VG) 全国ベスト32

② デッキの紹介


〇基本的な使い方
相手によって高威力の一撃技とバラマキ攻撃を使い分けます。全てのデッキに対する戦い方を書くとキリがないのですが、VSピカゼク、カラマネロ系統、ジラサンだけ書けばある程度イメージ沸くかなと思います。

・VSピカゼク

(練習相手に使ったピカゼクの一例。)

「エレキほう」での一撃を目指します。ジュナイパーは基本的に使いません。
「タッグボルトGX」の2枚抜きがあるため、アゴジムシは3体以上置きたい。つまり、アゴジムシ×3、アロコン×2、テテフ×1みたいな場を作ります。そのため、モクローは置けないことが多いので注意
一応、「エレキほう」+「フェザーアロー」でも、ちょうど240点なので例外はあります。
1ターン目にアゴジムシとアロコンを置けていれば、大体2ターン目には「エレキほう」を打てます。アロキュウの「ふしぎなみちびき」は、ふしぎなアメ、クワガノン、エネルギー(=デンヂムシ)、エレキパワーといった、ピカゼクを倒すのに必要なカードを全て高速で手札に揃えることができるため非常に強力です。
毎ターンクワガノンを立てるのも楽ではないので、基本的にはピカゼクが技を打ってきた時にしっかり返せるように動きます。焦って先に動く必要はありません。「みちしるべ」や「エレキシグナル」を使い、しっかり準備することも大切です。

(盤面イメージ)

・VSカラマネロ系統

(練習相手に使ったウルネクの一例。)

「はくぎんのかぜ」と「ギガトロンGX」を組み合わせて、カラマネロとマーイーカの一掃を目指します。基本的にジュナイパーは使わなくても十分です。
序盤から「はくぎんのかぜ」を打ちます。カラマネロ系統にはトキワの森が入っていることが多く、それを利用すれば技を使うことは容易です。
全てのカラマネロに30点乗った状態になれば、「ギガトロンGX」でカラマネロとマーイーカを一掃できます。
また、相手の場がカラマネロ(無傷)、カラマネロ(30点)、マーイーカ×1など、カラマネロが1体しか場に残らない状況になれば一掃できなくても十分「ギガトロンGX」の打ち時です。相手の場を崩壊させているのでこちらのGXポケモンが一撃で倒される危険性が大きく減少します。さらに、無傷だったカラマネロにも60点乗るので、新しく出てきたマーイーカをグズマで呼んで「はくぎんのかぜ」を使いましょう。サイド2枚とれます。相手の場を崩壊させた上にサイドも大量に取っているので勝利は目前です

(盤面イメージ)

・VSジラサン

(練習相手に使ったジラサンの一例。)

「はくぎんのかぜ」、「フェザーアロー」、「ギガトロンGX」を駆使し、サイドを複数枚同時にとることを目指します。主に非GXマッシの「スレッジハンマー」を回避するためです。
他にも、相手のデッキにレインボーエネルギーやユニットエネルギー雷超鋼が入っていれば非GXウツロイドの「ナイトキャップ」を、基本闘エネルギーが入っていればビーストリングの回避も狙います。
序盤は「はくぎんのかぜ」を連発します。サイドは最初の1枚は普通に取ってよいですが、自分のサイドが残り5枚の時が重要です。自分のサイドは絶対に残り4枚にしてはいけません。「スレッジハンマー」が強力すぎるからです
「ギガトロンGX」や「フェザーアロー」でサイドを複数枚同時に取ります。HPの低い非GXポケモン(ジラーチ、マーシャドー、バリヤードなど)に、「はくぎんのかぜ」や「フェザーアロー」でダメージを蓄積させておきましょう。強力なUBの技を回避するだけでなく、効率よく大量のサイドを取ることができます
UBの攻撃さえ回避できれば、HPが240もあるクワガノンGXを倒すために、相手はGXポケモン(主にカプ・コケコGX)を出さざるをえません。2体目のクワガノンで一撃してやりましょう。2体目のクワガノンを立てるためのふしぎなアメが足りなければ、デンヂムシを使って進化させましょう。

他にもいくつかの細かい点が戦いを有利に進めてくれます。
「はくぎんのかぜ」や「ギガトロンGX」は相手のバトル場のポケモンを倒さない状況を作りだせます。ジラサンは、バトル場のポケモンが倒されて、ジラーチを死に出しすることで強力な動きをするので、バトル場のポケモンが倒されないことはジラサン側にとって厄介です
また、自分のサイドが4枚以下になるまでは、相手はこちらのGXポケモンを一撃できるほどの強力な動きができないため、安心してアロキュウで「はくぎんのかぜ」を連発できます。クワガノンにエネルギーを貼らなければ「カプサンダーGX」も怖くありません。
序盤からサンダースGXに攻撃されたときは「ちょうでんじほう」で180点乗せましょう。あら不思議、「フェザーアロー」を打つだけでサイド2枚取れるので複数枚取りが簡単にできます。
実は色々なことが噛み合っているため、見た目以上に勝率が良いです。

(盤面イメージ)

〇雑感


今回の構築、どのデッキと戦う時でも、初手ウツギできるかどうかが超重要。ウツギへの依存度が高すぎるのは問題点かなと思う。
あと、交換系のカードが少ないのでジュナイパーにグズマされるとそのまま交換できずに倒されることもしばしば(大会ではいきなりそのプレイングをされることは無いかなと思って割り切った)。
エネルギーが少ないのでテテフすら逃げられないこともしばしば。(初手テテフスタートが他のデッキよりも更に苦しい。)

色々怪しい点が多いデッキである…(そこが魅力と言えなくもない?)。

〇今後の展望


一撃技とバラマキ攻撃の2つの攻め方ができるので、様々な環境で戦える可能性がある
特に今の環境は、ピカゼクに勝つために一撃技を使おうとすればジラサンに勝てず、ジラサンに勝つためにバラマキ攻撃や回復系を使おうとすればピカゼクに勝てなくなるというポケカ界によくある痛し痒しな状態だと思うので、この両方に勝てる可能性があることは評価できると思う。
・しかし、2進化によくあることだがデッキスペースがほとんど無いため、環境に対応させて細かい調整をするのは難しそう

・新弾(フルメタルウォール)発売後の環境としては、フェローチェ&マッシブーンGXの活躍が見られている。アロキュウの「サプリメイションGX」は、相手がルザミーネ♢を使用していたとしても確実に気絶させることができるため、有利に戦えるかもしれない(ルザミーネ♢は技のダメージしか防げない)。
・一方で、無人発電所というスタジアムの登場はこのデッキにとってかなりの痛手となるので、スタジアムを割るカードを増やす必要がありそう。

・とはいえ、デッキスペースがあれば真っ先に交換系のカードを入れたいところ。具体的には、3枚目のグズマや、ダブル無色エネルギー(技を使う以外にも逃げるエネルギーになる)。
デッキスペース無い。。。

〇前編は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました~。
よければ後編(次回記事:構築経緯について)も見ていってください。

↓後編(次回記事)の目次

③ 構築経緯の壱:大会2週間前、構築スタート
〇クワガノンを組もうと思った理由 〇環境考察 〇参考にしたデッキレシピ 〇リザードンとクワガノンの特徴比較 〇まとめ

④ 構築経緯の弐:大会1.5週間前
〇デッキレシピその1 〇ウルネク=ギラティナに勝てない! 〇デッキ改造

⑤ 構築経緯の参:大会1週間前
〇デッキレシピその2、その3 〇この頃、千葉でクワガノン優勝 〇ジラサンに勝てない!

⑥ 構築経緯の四:大会直前
〇クワガノンでジラサンに勝つためには? 〇サイドレースについていくための方法 〇デッキレシピその4 完成形 〇このデッキで大会に出ようと思ったわけ

〇あとがき

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