最新の鉱物人/アバター設定

システム回りばっかりツラツラと 考えてると思うでしょ?

いや、違うんだ。

肝心要の「鉱物の化身/アバター」という存在についても、どんどん脳内妄想がアップデートされてるんで、どこで一度区切るべきかと思ってたんだ。

ひとますおさらいとして、

外見の特徴は
・一見、人間に見えるが、髪、目、爪、何より血の色が「基盤」となった鉱物と同じ色。
手足の先までや身体の一部が鉱物のままの者もいる。
痛覚や空腹感はないが、一通り五感は揃っている(人より極端に鈍い者もいる)。

・基盤となった鉱物の特徴を引き継いで特殊能力をもつ。
これはルール的には《ブラッドカラーエッセンス》と呼ぶ。一種類にひとつ。

・意志をもたない通常の鉱物のことをアバターたちは「基盤」と呼ぶ。
サファイアのアバターなら、サファイアの石を「自分の基盤」と言う。

・どこに大きな鉱脈があるか、削られたものが本物かどうかくらいは一目で判別が付く。

・成長はするが何百・何千年単位。
身体が崩壊するほどの衝撃を受けたりしなければ、寿命も容姿の変化もほぼ無い。
・性別や外見はほぼ本人の意志で決まる。性別がないものもいる。

・いつから発生したかは定かではないが、人類文化黎明期、最古の伝承や神話には王や巫女の側に、既に人と同じ姿で侍っている描写がある。
ギルガメシュ叙事詩のエンキドウも泥から人に変わったという描写から、なんらかのアバターだったらしいことが分かっている。

・ただし、アバターは個体数がとても少なく、繁殖もしない。
発生の確実な条件はまだ不明。
さらに不老不死や能力などで歴史上いろいろあったため、一般の人間には存在は隠されており、知られていない。
政府上層部や、昔から怪魔事件と関わってきた宗教関係者、鉱石・宝石業の関係者は割と知っている。

・同じ鉱物が基盤でも、かなりの個体差がある。
また、人間による観測や認識によって自我が芽生える事例もある。
現代では大自然のなかから自然発生した個体より、既に磨かれてなんらかのの御神体とされて崇められたもの、伝説や逸話の能力をもって鉱脈から新たに生まれる個体の方が多いようだ。

でここからが、さらに発展した設定で、

外部からの衝撃でただ「壊れた」場合、同じくらいの質量の、粉々になった基盤となった鉱物が残る。

しかし、人の研磨師/マイスターとバディを組んだものはやや異なる。
研磨された小さな宝石や綺麗な結晶へと変化する。
彼らの認識では「魂が研磨された為」だと言う。

人間によって削られたり研磨されるのは、ほとんどのアバターにとって「人間が化粧を盛るのと似たような感覚で『美しくなる』」という認識だ。
人の姿を真似ている「自我をもった」アバターはその方向性が強い。

そもそも、ある程度自我があっても、原石のまま人との関わりを望まなければ自主的に何万年でも「眠って」いられる。

アバター側の言い伝えでは、彼らの発生についてはこういった昔話が存在する。
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ー我々にとっても、遥か大昔。

鉱物たちの美しい「形(かた)」は既に存在していた。
光あれ、と大いなるものに願われたからである。

ただ、そこに魂はなく、地の底に在る大きな塊であった。

しかし、あるとき、地に蔓延っていた巨人たちが、
地を全て覆い荒れ狂う大洪水によって押し流され、魂ごと砕けてしまった。
砕かれたその魂は、洪水によって削られ水中で顕になった鉱物の塊が「受容」した。
ここで、塊は魂をもった。

やがて水は退き、遺志と言う「魂」をもった鉱物たちも日の光を浴びた。
そこに舟に乗って洪水を乗り切った小さな人間たちが現れ、鉱物たちは彼らを観察し認識した。
人間たちも、なにもかも無くなったはずの大地から現れた美しい鉱物たちに魅入った。
そして、「纏わり付く泥を削れば、もっと美しくなるでしょう」と言い、自分達と同じような形に削り、美しく磨いた。

そこに、自らの歓喜と、人間たちの意志の輝きを感じた鉱物たちは、受容した魂を活性させて「自我」を目覚めさせた。
人間との意志の疎通を善くし、より身を美しくさせる為である。
ここで、人の姿と意志を真似た「鉱物人/アバター」が地に生まれた。

自我をもった我らは、人の子のように同士で交わって産み増えないので、地表に蔓延ることは無いにせよ、彼らと近くにあるようになった。

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ーというおとぎばなしである。

これは、現代の神秘学に照らし合わせると「ノアの方舟」と一致する。

ノアの方舟自体はあちこちで矛盾も多い逸話なのでこれが真相とは言えないが、少なくとも何かの拍子に「魂」という「意志の下地」をもった一部の鉱脈が「人間との円滑なコミュニケーションのため」に「人間に似た容姿と自我」を造り上げたという流れは間違いないようである。

近現代になって「自我」が目覚めるアバターがいるのも、「目覚めていないだけで元々魂をもっていた」からだとされる。

不思議なのが、現代になり、人工結晶や人造宝石からもアバターが出現している事である。
名付けられ、人が美を認識することが、どうやら「自我」が発生するトリガーらしい。

人間が自身の祖先の発生についてまだ謎だらけである以上に、彼らにも謎は多い。

という。
長い設定だね!(; ゚∀゚)
マイスターとの同時ロスト回りとか
実はまだ、設定あるよ!
いずれお楽しみに!

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