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説明夕日

俺は行動を忘れた日も変わらず共闘し、素知らぬ街のネオジウムに「己の依存性」について散々説教を受けた。感情は煌めきの彼方にあると思っている少年少女を既得権益のビルディングに衝動的に閉じ込めてしまった馬男は、平行宇宙を強制浮浪し、時に過去を思い出し、その度に泣いて、泣きすぎてもうその事では涙を流すことができなくなってしまった。品性のありかを問われた。もう既に終わった世界の話。きっと彼女は貴族だった。俺は伝えたかった。でも伝えなかった。彼女の生きる意味を簡単に奪えてしまうのがわかった。帰路で味わった感覚を言語化すると、ドロンっという感じ。間伸びした建築資材が光る、足並みたどっていい感じ。

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