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娘が小学校に行きたくないと言った日

小学校高学年の娘が日曜日から「明日学校に行きたくない」とこぼしており、これまでも何度かあったような一時的なものかな、一晩寝て起きてすっきりしたら大丈夫かな、と思っていたのですが、週明けの月曜日は学校に行けずでした。

学校に行きたくないと言われて、前よりも気持ちを受け止めて「休んでもいいよ」と言ってあげられるようになったのは、間違いなく、仕事がオフィス勤務から在宅勤務になったからというのがあります。オフィスに出社しなければならなかった日々は、子供に少々無理をさせても学校に行かせようとしていたと思います。

欠席するとなると、学校には電話で欠席理由を伝えなければなりません。一応、娘本人に確認すると「授業中、周り子のおしゃべりがうるさいから」とのことで、そのまま担任に伝えはしたものの、本当にそんなことくらいで学校が嫌になるかな…?というのが私の本心で。

仕事を一段落させて、娘と二人で散歩しながら事実確認をしても平行線。「勉強は好きだから家で勉強頑張りたい」「家が好きだから家にいたい」それはそれで素敵なことだけど、そんなに学校に行きたくない理由は何なのか。「ひょっとして、何か嫌なことをされたり言われたり、あったのかな?」と尋ねると、こくりとうなずく娘。やはりそうだったか…。嫌なことがあったとストレートに言ってくれる年齢から、一人で抱えてしまうこともある年齢に差し掛かってきたのか、ということに気づけて良かったです。「そんなわがまま言わずに学校に行きなさい」と無理やり行かせていたら気づけなかった娘の本心でした。自分に対して危なかった…冷や冷や、というのが正直なところです。

本当の理由は、仲良しの友達を奪いに来るライバル出現、といったところでしょうか。小学生にはありがちなかわいらしい理由でしたが、まだ幼い娘には大きな問題のようでした。ライバル的女子に冷たくされてもスルーするとか、これを機にほかの子と話してみるとか、こうやって話しかけると自然だよ、とか。そんな話をしているときに思い出したのが、ヨシタケシンスケさんの絵本『ころべばいいのに』です。あの本を読むのにぴったりなときが今まさに来たのだ!とちょっと興奮を覚えました。結局は自分の気持ちのもちようで、自分で自分の機嫌を取れたら最高、という話です。今日寝る前に娘に読んであげる約束をしています。明日も学校は行かないと言っている娘。行けても行けなくても、少しでも気持ちが楽に、自分に自信を持ってくれたら嬉しいです。

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