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新規事業を考える上でのポイント3

事業開発手法について一般的に語られることとしては

大概の新規事業は上手くいかないものだという前提で、ある一定の水準のものを数多く作り出し、その大量の新規事業の中から芽が出たものを見い出し、大きく育てていくという考えかと。この数をスピーディーに生み出すためには「型」が必要。新規事業開発については特効薬はなく、この型についてや組織づくり、人材開発・育成に関する書籍やコンサルが多いかと思います。

発想法について、どんなものがあるか


・既存のサービスをズラしてアイディアを量産
・タイムマシン(海外のサービスを日本にローカライズ)
・大きく成長しそうな市場を洗い出し、市場の不(課題)を洗い出し、大きさ×実現可能性(自社で解けるか)
・〇〇×△△の掛け算で発想
・○○版△△で既存のサービスを軸に発想
・既に持っている資産(事業、スキル、ノウハウ、顧客・ユーザーデータベース、営業力、マーケ力、オペレーション力・・・)を使ったサービスを洗い出す

が、ある意味誰にでもできるこういう手法で考え出された事業案が会社の未来を変えるほどのサイズ(2桁、3桁億円)になる気はあまりしません汗

大規模な事業を作るには?

2桁、3桁億円からそれ以上のサイズ感のものは、もっとイノベーティブで既存の物事のあり方を変える視点、視座から生まれるものではないかと。

言い換えると、事業を生み出すための手法・発想ではなく、社会課題、市場課題への感度が高く、社会や市場をどう変えるか?良くするか?の視点視座で日常的に考え続けている人が発想したものが、それになり得るのではないかと思います。

故に、発想したものをどう形にするか?について書かれたものはあれども、どう発想するか?について書かれたものに妙薬は無いのもうなづけます。

強い問題意識を持ち社会や市場を調べて、切り取るには、考え続ける事の手前に、色んなところで色んなものを見る、色んな人に会って色んな話をする、色んなことを試してみる、という行動力と好奇心が不可欠じゃないかと思うわけです。

と考えると、世の中を変えるような人が普通の人(普通の言動)ではないよね?というところかと。

それを受けて、自分もそうあるべし!と果敢に行くのも良し、そうじゃないのであればホームラン狙いではなく、既存事業の派生サービスを考える、他の人を考えたアイディアを具現化するという、これまた大事な仕事があるのでそちらに回るので良いと思います。この間で常人のままフラフラしていてはあかんのではないか?とそう思うわけです。

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