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仕事の優先順位の原則

仕事をする上で、優先順位を意識することは大事です。その際の分類として、大きく2つに分けられます。
1つは、Must(やらなければならない事)。
もう1つは、Want(やったほうがよい事)。
さらに、こまかく分類すると、MustとWantの前後に、NeedとHopeがあります。
これらの関係は、以下の通りです。

Must>Need>Want>Hope

求められている仕事が、Mustなのか?Needなのか?或いは、Wantなのか?Hopeなのか?この判断を間違えなくできるかどうか?は、非常に重要なスキルです。

この判断を誤って、Hopeの仕事に注力したために、Mustの納期が遅れてしまったり、Needの要求をHopeと判断して、意図する結果とならなかったり・・・・
仕事をする上で、顧客或いは上司から、はじめに示される要求には、MustやNeed以外のWantやHopeレベルのものが多く含まれています。

「あのさー!、そのデータをそのまま、かぶせれば、繋げられるでしょ。」
「その後でさー!、過去分と比較すれば、できるじゃん。」
仕事の打合せの初期段階に良く耳にする会話です。
「そのデータ」とは、どの範囲のデータなのか?
「かぶせる」場合の条件とは、何なのか?
「繋げられる」というのは、実現性はあるのか?整合性は保たれるのか?

ここでは、個人的な要望だったり、緊急性や重要性もないが、ついでにやってもらえるなら・・という意味合いの強いものも同じに語られます。
実現にどれほどの工数やコストがかかるのかは、考慮されてなく、簡単に出来るかのように語られます。
こんな要求を、そのまま、Mustと受け入れても成功は覚束きません。
これらの要求の中から、MustやNeedを見つけ、「ここがゴール」という合意を、顧客または上司と交わすことが大事なのです。

「わかりました。ただ、そのデータには、過去分を含めると10年以上となります。一時に実施するのは、リスクが高いと思います。そして、完成までの期間やコストを考えますと、まずは、Mustのデータから始めて、その後、Needに着手しましょう。」

優先順位の合意を取って進められるか?否か?が仕事を成功裡に導く秘訣だと思います。


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