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消費者に、環境に「ピュア」な「風で織るタオル」

環境汚染や気候変動、超高齢化といった様々な課題を抱える現代の中で、企業が果たすべき役割は大きく、法令の順守、リスク管理、環境保全、地域社会との共生などが求められるようになりました。

「企業の社会的責任」(CSR:Corporate Social Responsibility)は、「持続可能な社会」をめざすためには、企業も経済だけでなく社会や環境などの要素にも責任を持つべきであるという考えのもと、収益を上げ配当を維持し、法令を遵守するだけでなく、人権に配慮した適正な雇用・労働条件、消費者への適切な対応、環境問題への配慮、地域社会への貢献を行うなど、企業が市民として果たすべき責任をいいます。
その中で、特に環境問題については、企業はもちろん、国家間レベルでの対策が求められています。

「世界で最もピュアなタオル」と称されるタオル製造会社があります。
従業員50名の四国は、今治のIKEUCHI ORGANIC 株式会社(旧池内タオル株式会社)です。製織に用いる電力の100%を風力発電でまかない、さらに「グリーン電力証書システム」方式を通して、生産工程で使用する電力をすべて風力発電でまかなっています。風力発電で織ったタオル。いつからかそれは「風で織るタオル」と呼ばれるようになりました。
「最大限の安心と最小限の環境負荷」をテーマとしたこの会社の環境への拘りは徹底しています。
風で織るタオルは、風力発電でまかなった電力で生産しているので、環境への負荷が少ないと言えます。また、ユーザーが安心して使えるように安全性テストを実施しているスイスの国際機関であるエコテックスで、商品の生産工程に使われる原材料だけでなく、すべての化学薬品の安全性がテストされています。このテストでの評価は、最も厳しいクラス1というもので、「乳幼児が口に入れても問題がない」という安全性の証明を受けています。

他にも環境分野で初めてノーベル賞を受賞したワンガリ・マータイさんが提唱する「MOTTAINAI」に協賛し、タオルハンカチをコラボレーションでつくり、彼女が進めている「グリーンベルト運動」という植林活動とも連動しています。売上の一部がグリーンベルトに寄付される仕組みとなっているそうです。

環境問題は、企業だけでなく、私たち一人一人にできる対策はたくさんあります。
・節電を心がける
・生活の中でできる省エネを心がける
・温暖化防止に熱心な企業の製品を選ぶ
・環境に配慮した製品を選んで買う
・ゴミを減らし、分別して、資源を有効に利用する。

まずは、私たち一人一人が意識することが大切なようです。


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