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CIVILIAN 最新の2ndFULL Album 「灯命」について語る

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画像出典:https://civi-l-ian.com/news/4494.html

こんにちは。
ゴトウです。

先日、CIVILIANに関するおすすめ曲の記事を執筆しましたが・・・。
その際も触れていたフルアルバム「灯命」が2021年6月2日にいよいよリリースされました!
前作の「eve」から約4年ぶりのフルアルバムリリース!
ファン待望のあの曲もやっと音源化!

早速聴いてみた感想ですが、以前からの良さもあり、新たな試みものある今のCIVILIANの集大成となるアルバムだなと思いました。

せっかくなので1曲ずつ感想なんかを書いていきたいと思います!

それではドウゾ!(「・ω・)「

01. 遙か先の君へ


ティザー映像が公開された時に今までのCIVILIANには無かったアプローチだと感じました。
ピアノの伴奏から始まり、CIVILIANとしては新たな試みであるポエミーな楽曲で、Amazarashiっぽい感じのかなとも思っていましたが、CIVILIANらしいエモーショナルなサウンドも織り交ぜつつも、Vo.コヤマさんの世界観がよく現れた楽曲だなと思いました。

特にコロナウイルスによる現代にも近しいものを感じられ、こんな時代を思って書いた曲なのかなと思いました。

引用:遥か先の君へ/CIVILIAN
それでも、私は思う。なぜ今なのですか。なぜ私達なのですか。
なぜこんなことになったのですか。
世界を元に戻してください、神様。

02. ぜんぶあんたのせい


ファン待望のライブ定番曲
前回の記事では、音源として動画も無かったため、おすすめ曲にあげられなかったですが、間違いなく、CIVILIAN改名後のキラーチューン楽曲であると言えます。
イントロから印象的なギターサウンド、先生と生徒をイメージした世界観

個人的な見解なのですが、アルバムなんかをリリースするときには、頭から2番目と後ろから2番目は「推し曲」が入っているという持論があり、このアルバムの構成を考えると見事に当てはまっていると思っております。笑

この楽曲は、「ぜんぶあんたのせい」とひらがな表記になっておりますが、
1番のサビ終わりの「所為」とラスサビ終わりの「生」
どちらで捉えても成り立つ、Vo/Gtのコヤマさんはさすがだなと感服しました。

引用:ぜんぶあんたのせい/CIVILIAN
「全部自分(あんた)の"生"」

03. 何度でも


メジャーデビュー後5thシングル曲としてリリースされた楽曲で、ゲーム『スターオーシャン:アナムネシス』第二章『-Twin Eclipse-』テーマソングとして使われた楽曲です。
この楽曲がリリースされるまでのCIVILIANは、基本的にピアノやストリングスのサウンドは取り入れていなかったですが、本楽曲で本格的にストリングスを取り入れた新たなCIVILIANの一面を発揮した楽曲だと思います。
イントロのエレクトロなストリングスのサウンド、ドラムの疾走感が心地よく、音数も多い勢いもあるサウンドでライブ映えする楽曲です。

この楽曲は、特にCメロの歌詞が好きで、時間に限りがあるということを改めて考えさせられる楽曲だと思います。

引用:何度でも/CIVILIAN
鼓動の数は 何回残ってる 有限の限界のその先まで
最後の0.001秒の更に奥へ
核心まで


04. 懲役85年

「懲役85年」ってなんぞやって思いますよね。
85年て日本人の平均寿命なんですって。
「懲役」って言ってしまうあたりがコヤマさんらしいです。

このアルバムで一番ダークな楽曲で、人間生活に馴染むことが難しい人を題材にした楽曲になっています。

人の悩みってほとんどが、職場だったり友達だったりの人間関係からくるもので、なかなか人が言葉にできないことを歌として表現しているCIVILIANはそういう人の味方というか代弁者というか・・・。
そんなイメージがなお強くなった楽曲です。

引用:懲役85年/CIVILIAN
どうせ誰だって逃げられない
懲役85年のさ 人生を

05. 千夜想歌


テレビアニメ『魔道祖師』前期OPソングとして採用された楽曲であり、2021年6月現在、CIVILIANで最も知名度・人気度が高く、YouTubeでも183万回再生を再生する最ヒット曲であるといえます。

CIVILIANが広く認知された楽曲といっていいのではないでしょうか!?
10年以上のファンである私としては広く知られるというのは嬉しくもさみしくもあるのですが・・・。

そんな気持ちを置いといても素晴らしい楽曲だと思います。

CIVILIANは他でもアニメのタイアップが増えてきている印象ですが、
それだけ再生数があるということはやはりアニメの世界観とCIVILIANの音楽性が合っていて、映像と音楽の力がストレートに伝わるそんな楽曲だと思います。

引用:千夜想歌/CIVILIAN
美しくあろうとしたんだ
どれだけ無様でも


06. 導


テレビアニメ『魔道祖師』後期OPであり、「灯命」が発売される前までは、一番新しく発表された曲です。

千夜想歌では、割とアップテンポよりのCIVILIANらしさも残る楽曲でしたが、この楽曲はミドルテンポであり、サウンドもギターロック感の無い新鮮な感覚でした。

元々、ボカロPナノウとしてリリースしていた曲たちともまた違ったコヤマさんの幅の広がりを感じられる楽曲になっており、サビのメロ、歌詞が沁みる・・・そんな楽曲だと感じました。

また、千夜想歌の歌詞ともリンクしているので、両曲の歌詞も要チェックです!

引用:導/CIVILIAN
例え世界が 忘れ去っても
憶えているよ また逢う日まで
それまではせめて優しい歌を

07. 本当

個人的にはこのアルバムで一番の楽曲かもしれません・・・。

以前の記事で紹介した「爽やかな逃走」もこのパターンなのですが、
CIVILIANの楽曲で「本当」のようなミドルテンポの曲では、Aメロ⇨Bメロ⇨サビの流れで徐々に盛り上がるにつれて心にガツンと響くんですよね・・・。

バンドの表現力も素晴らしいのですが、やっぱり歌と歌詞が特に良いんですよね・・・。

静かな部屋で聴いたら泣いてしまいそうな楽曲です。

引用:本当/CIVILIAN
大丈夫 全部知ってるよ
人はとてもとても弱いこと
あなたも そして私も

08. 人間だもの

楽曲のタイトルからもわかるように「人間だもの」って言う時って大概ネガティブな言葉が続きますよね。
コヤマさんの歌い方もちょっと投げやり感というか・・・そんな感じで表現を感じる気がします。

私がコヤマさんの歌に惚れ込んだところって歌詞のメッセージを表現力する歌唱力がかなり大きかったんですが、またこの楽曲でハマってしまっていました。笑

引用:人間だもの/CIVILIAN
吹けば消えるような儚さを
お互い知らないふりをしていた
僕らの罪だ

09. 残火

前曲の「人間だもの」に続くネガティブな楽曲
サウンドのイメージとしては、残り僅かな火が消えそうな場面と最後の力で燃え上がる・・・動と弱をイメージしているような印象を持ちました。

特に引用しているフレーズが好きで、誰かの幸せは誰かの不幸せによって成り立っているという表現
皆が目を逸らしてしまうところを再認識させられる楽曲ですね。

「灯命」がリリースされ、アーティストの「じん」さんが本作に対してコメントしていましたが、「皆が目を背けて無かったことにしようとするものをCIVILIANは全力で歌う」ってのがまさにこれだと思いました。

引用:残火/CIVILIAN
誰かが笑えば誰かが傷付き
富める者の影 男が首を吊る
全ての願いは 同時には叶わない
有限の幸福 奪い合って生きている


10. 夢の奴隷

昔ながらのCIVILIANらしい疾走感のある楽曲
従来のギターサウンド全快

しかしながら、夢って希望に満ち溢れたものであるべきなのに、その奴隷って・・・
タイトルがもうコヤマさんらしい・・・。

シンプルに聴きやすい楽曲だなぁと思いましたし、少し暗めのサウンド曲が続いた後にこの曲はアルバムの構成も良いなぁ。

引用:夢の奴隷/CIVILIAN
追いかけていたはずのものに
自ら追い立てられている


11. 正解不正解


テレビアニメ『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』OPに採用された「正解不正解」

ちょっと珍しいCIVILIANの中では少し前向きな楽曲で、
正解不正解はすべて自分によって決められる。自分の道は自分で切り開いて掴みとれと言うメッセージ性を感じました。

何か新しいことをやろうとすると結構色々な人止められますよね。

多分コヤマさんも音楽をやると決めた時に反対されたのを押し切って今の立ち位置まで上り詰めたのかななんて想像してしまいました。

引用:正解不正解/CIVILIAN
「初めから決まっている」
そんな台詞は いつまでも傍観者の自己弁護で

12. フランケンシュタイナー

CIVILIANの楽曲で「顔」という楽曲がありまして、「顔」はコヤマさんが自身の顔に対するコンプレックスがきっかけで作った楽曲なのです。
同じようにフランケンシュタイナーもコヤマさん自身のコンプレックスが元となった楽曲みたいです。

整形だったり、写真加工アプリだったり、割と自身のコンプレックスを改善できる技術も機会も増えてきたけど、そうして手に入れた容姿は本当に自分自身なんだろうか・・・
そんな気持ちを歌った楽曲です。

引用:フランケンシュタイナー/CIVILIAN
何もかも変えてしまったら それはもう僕なんだろうか
分からない 分からない
目から落ちる雫

13. 世界の果て


前回CIVILIAN記事でも紹介した「世界の果て」です。
ようやく音源化されました!待ってました・・・・!

2局目の「ぜんぶあんたのせい」でも触れましたが、個人的な意見として、後ろから2番目は1番の推し曲を持ってくる説というのがありまして、
CIVILIANとしては、実は一番推したい楽曲なのかなと思っております。

(実は我々「Name's」の決勝コントラストもそうなっているという噂・・・。)

1番昔ながらのCIVILIANらしさを持った優しい楽曲になっており、本作で1番好きな楽曲かもしれません。

ちなみに、本楽曲の歌詞「理解されないままで死んでやるわ」ってフレーズは、Lyu:Lyu時代のある楽曲でも同じフレーズが使われており、昔からのファンで気付いた方はニヤリとする仕掛けですね。

引用:世界の果て/CIVILIAN
嘆いてたって どのみちそうだ
いつかは歩き出さなきゃいけないよ
どうせ誰もが皆一人なら せめて一緒に


14. 灯命

このアルバムのタイトルにもなった「灯命」
「命を灯す」って言葉で「灯命」って素敵な言葉ですよね。

この楽曲は歌が「優しく」、歌詞は「切なく」を兼ね備えている楽曲だなと思います。

引用:花よ花よ:Lyu:Lyu
無くしたくないものや 忘れたくないもの
なんで失った後でしか気付けないのかな 
無くしたくなかったのにな
引用:灯命/CIVILIAN
無くして初めて後悔したんだ

10年前にリリースされた太陽になろうとした鵺に収録されている花よ花よでも同じように無くしてしまった大事なものに対して後悔を歌っていました。

この変わらない良さみたいなものが私のような昔からのファンも話さないCIVILIANの魅了だと感じました。

長々と執筆してしまいましたが相変わらずの語彙力・・・笑
やっぱり音楽ですし、言葉でうんぬんかんぬんより聴くが早し!です!

この記事で1人でもCIVILIANを聴いてくれる人がいれば良いなと思います。

おこがましいかもですが・・・
我々Name'sのMysteriousって楽曲もちょっとCIVILIANに雰囲気似てません??

それは言い過ぎか・・・・。

ではノシ

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