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かつてエリートだった現70代後半爺さんの資産状況と悩み

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

日本は高齢者が金を持っていて若者が金が無いなんて言われたりする国、もちろん高齢者の中でも貧富の差はあり資産を持っている人は徹底的に持っている、持っていない人は貧困状態なんてネット記事を読んだりもします。

んで先日、資産を徹底的に持っている側の爺さん(70代後半)から色々な話を聞かせて頂きました。

この資産を持ってる爺さんはかつての総合商社で働いていた元エリートサラリーマン、1970~1980年代に営業マンとして動かしていたマネーは年に20~30億ってな爺さんになります。

婆さんさんは元士業で現在は何もやって無い、子供は現在アメリカで年収10万ドル稼いでいる、爺さん婆さん合わせた年金が年800万以上...

70歳代後半にして金が増えていく一方の爺さん婆さん

かつて総合商社で働いていたエリート資産家爺さんの話を聞いているうちに「金かして下さい」の気持ちにしかならなかった私、この爺さんは自分たちの金が増えていく一方の状況について軽く悩んだ顔をしていました。

夫婦合わせた年金だけでも一流企業で頑張るオッサン並みの年収、現役時代に土地も家も買ってる、年金以外の収入もある(詳しく聞いていないけど株や不動産)ってことで生活には全く困っておりません。

また70代後半なのに超絶元気、老人ホームに入る予定もなし。

普段やることが無いからひたすら散歩、大抵のものは今まで買ってきたので物欲もあまりない、結果的に金が減らないし増えていく一方。

「もういっそのことフェラーリとか買って毎日磨くとかどうですかwww」なんて聞いてみたら過去にフェラーリ買った経験あり。

じゃあファーストクラスでドバイにいって豪遊とかどうです?なんて聞いても現役時代に世界中を飛び回ったから海外はもういいや...状態。

この爺さん、あり余るマネーを持ちながら金の使い道がないのです。

それで家にいると証券会社や銀行やらがしつこくやってくるから家に居たくないんですと。

若い世代に投資する気もない

そんなに金が余って困っているなら若い世代に投資すればいいのに...なんて話をしてもその気が全く無い、金は自分で稼ぐものであって誰かから与えられるものではないってな考え方です。

でも爺さんの話を聞く限りでは生まれからして資産家の家、むしろ婆さんの生まれのほうが強烈な資産家ってな状態。

生まれや育ちが良いからエリートサラリーマンになれるってわけじゃないけど初期ステータスの良さ、強くてニューゲーム的な人生を感じられずにはいられない。

資産家の子供も資産家で孫も...

この爺さんの子は現在アメリカで仕事をしている、孫×2もアメリカ、それでいて子供は現在40代で年収10万ドル。

しかも子は女性であって旦那はそれ以上に稼いでいるとのこと...

なんでしょうか、この圧倒的ともよべる一般庶民との差は。

エリートの子供はやっぱりエリートで金も自分で稼いじゃうってんでしょうか、エリートの資産家の子供は親の資産をあてにするわけでもなく自分で資産を築いちゃうってんでしょうか?ってかアメリカで夫婦で年収20万ドル以上稼いでいるんだから年齢的に考えても資産と呼べるものは既に持っているはずでしょう、お父さんのように。

金持ち爺さんは強くてニューゲームor初期ステータス強めの人生スタート、その子供も同じく強くてニューゲームor初期ステータス強め、じゃあ孫も...

エリート爺さんは質問上手な私のせいでベラベラと人生冗舌状態、学歴の重要性、教育の重要性を語りまくります。

自分の子孫が強くてニューゲームを可能とし続けるためにはその時代における最高水準の教育、教育環境を用意できるもポイントなのでしょう。

資産を持つものが子に資産をあてにさせない生き方を教育するってのはそれはそれで難しいことのように思えます。

遺産は全て子供が好きにすればよいといった考え方

じゃあ爺さん婆さんの持ってる資産はどーするの?ってな問題があります。

親の資産をあてにしない生き方や教育をうけて現在アメリカで稼いている娘、それでも親の資産は現実として残るし相続になります。

これについて資産家ジジイの考え方は「遺産は全て子供が好きにすればよい」といった考え方。

どうせ一人娘だから遺産争いもない、全部娘が好きに使えばよい、今の自分には金を使いきれない、金も増える一方、実は困っている...

おいジジイ、なんじゃそりゃ!!!

ってな言葉をグっと飲みこみつつ金を貸してくれも我慢して養子にして欲しい願望も抑えつつ話を聞いてあげると、70後半にして金が増え続ける自分達夫婦に罪悪感を感じているとのこと。

そのような罪悪感を自分達でどうにかするのもシンドイから娘に全部渡して好き勝手にして欲しいといったジャンピング土下座で娘さんの愛人に立候補させて下さいレベルな考え方です。

さらにジジイの話は続きます、

これは持つ者の責任と持たざる者の権利の話、自分は責任から逃れている存在であって人生終盤でこんな状態になっちゃった....との事。

一般庶民からすれば人生終盤で潤沢なマネーを持ち、かつ増え続けているというだけで「そんなことで悩んでんじゃねーよジジイ!俺が腰を押してやるからソープでも行こうぜ!」なんだけど爺さんからすれば罪悪感といった悩みがあるのも現実だったりするのです。

金が余って困っている高齢者と金が無い人間を繋げるプロジェクト

よく資産は三代で無くなるなんて言われます。

でもこーいったエリート資産家ジジイの話を聞いたりすると強くてニューゲーム状態は最高の教育と環境により受け継がれてしまう場合が多いのではないか?

資産家の子には資産を食いつぶす穀潰しも必要なのではないか?といった考え方も出来ます。

キレイな主張をすれば国家が富の再分配を行うってな事なのでしょう、それが一番公平的な考え方だとは思います。

しかしエリート資産家爺さんのような年齢になって色々と気が付く、そしてアリ余るマネーと増え続けるマネーを持つ責任、テレビでは格差や貧困のニュースも見ちゃう、批判されるのもヤダ... 爺さんの回りにはこんな高齢者が結構いるとのこと。

富の再分配を強引に行う場合、例えばエリート資産家爺さんのような人には実はあり難い話かもしれません。

それは爺さんは愛国心が強くエリート総合商社営業マンで30代バリバリ働いていた時も「外貨を得る」といった考え方で仕事をしていた感覚からも少しは分かる。

しかしそれは現ジジイである爺さんの意見、現バリバリ仕事をして資産を築いている資産家のような人からすれば強引な富の再分配など納得のいかないものだとも思えます。

という事で金がアリ余ってしょうがない高齢者と金が無い人間を結びつけるプロジェクト的なモノがあれば少しは世の中良くなるのでは?なんて考えてみました。

因みにエリート資産家爺さんに毎年秋~冬にかけて運転資金がきつくなるから融資しちゃわない?なんて冗談まじりに聞いてみたとこ

「男は自分で金を稼ぐものだ、その気持ちを忘れちゃいかん」的なことを言いやがりました。

つか金あまって困ってるなら目の前にいる借金男を何とかしてやろうってな気持ちにならんのですかね?私のこの感情は甘えなのでしょうか?

甘えですよね、ごめんなさい。 

再び爺さんとお話できる機会があったら私の得意分野である西川口・吉原について話こんでみようと思います。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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