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乃木坂46"2期生"の現在地 バラバラの色だけど集まれば虹になれる~まだ眠る可能性 無限大だ

今やアイドル界のトップをひた走る乃木坂46。4期生の加入から1年経ち、ここ数年でメンバーがかなり変わったものの、頼もしい後輩へも乃木坂魂は受け継いでいかなければならない。その中でも大事な橋渡し役となる"2期生"の現在地とは。

https://note.com/gunalotte/n/nc97ffe9d1b48

昨年の3月に、このnoteを書いた。この時から"2期生全体"としての立ち位置はそこまで変わっていないかもしれない。しかし、大きく変わってきたと言えるのは、2期生メンバー一人一人の単独での活躍や躍進だ目立つようになったということだ。
「太陽みたいな存在」伊藤純奈
「2期生は時計。1周に1回くらいの頻度で交わる瞬間の化学反応が好き」北野日奈子
「仲が良くて、バランスがいいメンバーたち」佐々木琴子
「それぞれのフィールドで戦ってきた仲間」新内眞衣
「家族。やっぱり帰る場所は乃木坂の2期生」鈴木絢音
「言葉では表現できない、大切な人たち」寺田蘭世
「2期生にしか出せない雰囲気はまさに結晶」堀未央奈
「楽な存在で、尊敬できる個人選手」山崎怜奈
「なんでも言い合える。何も言わずに近くにいてくれる。空気の読める素晴らしい仲間」渡辺みり愛

絆の強い2期生が今、それぞれの舞台で大きな存在感を示している。
今回は一人一人にスポットライトを当てたい。

グループ1の演技派 ”2期生の歌姫”

 好きなことを個人仕事につなげているメンバーは何人もいるが、その一人がこの”伊藤純奈”だ。「舞台女優」としてこれまでも多くの舞台に出演してきた。もちろん本人の演技力や歌唱力の高さは当然だが、彼女の魅力は、一人で外仕事をしても、初対面の共演者の懐にあっという間に入るコミュニケーション能力、「また純奈と仕事をしたい」と周りの人に思わせる性格と、努力家の一面だ。休みの日は頻繁に舞台観劇に行くなど、研究熱心で、大好きな演技の仕事を本格的に頑張っている印象だ。本人の舞台界での活躍と同時に、ほかのメンバーが出演舞台を観劇に来た際に、メンバー同士の仲の良さが共演者に驚かれるなど、乃木坂というグループの印象上げにも貢献しているのも特徴だ。後輩メンバーにもすぐに「純ちゃん」と呼ばせるなど、すぐに打ち解け、発言力もあり、先輩から後輩への大事な橋渡し役となっていることなどが、個人的に伊藤純奈を新キャプテンに推した理由でもある。抜群の声量と歌唱力を活かし、先日の8th birthday liveでは、多くの楽曲に参加、どのような曲調でも歌いこなす姿に「伊藤純奈なくして今の乃木坂はない」と言っても過言ではないと思った人も多い事だろう。今後も存在感を見せ続ける。

様々な顔を持つギャップが魅力の元祖”天真爛漫”

 単独での写真集を発売するなど、童顔に似合わぬ抜群のスタイルを武器に、数多くの雑誌のグラビアにも登場する”北野日奈子”。彼女の大きな魅力は、一言でいうとそのギャップだ。元々は無邪気で天真爛漫という印象が大きいかもしれないが、数年前の休養を経て、様々な顔が見られるようになった。特にファンを驚かせたのが、2019年の全国ツアーで披露された北野のセンター曲「日常」での圧倒的なパフォーマンスだ。「日常」でのそれは、みんなが知っている「日奈子ちゃん」の表情とはまるで違っていた。元々ダンスが苦手だった彼女だが、誰よりも努力し、一人でセンターに立って圧巻のパフォーマンスを見せた。「日常」という楽曲の価値を知らしめた瞬間でもあった。同期と居るときの無邪気なところはもちろん、時には面倒見の良い先輩、時にはかっこよくクールに魅せるアーティスト、時には清楚なお姉さんと、様々な顔を見せてくれるが、全てひっくるめて”2期生の顔”と言っていいだろう。誰よりも2期生愛やメンバー愛が強く、乃木坂卒業生の”彼女”との繋がりを今もとても大事にしている。”彼女”の思いも背負ってこれからも全力で坂を登り続ける。

 ”驚異の美貌”を持つ生粋のアニメオタク

 「好きなアニメのキャラクターが」 この言葉からトークが始まる。彼女の名は2020年3月いっぱいでのグループ卒業を発表した”佐々木琴子”。アイドル界でも一目置かれるほどの美貌を持ちながら、ガチ中のガチのアニメオタク。それだけでギャップがあるといえる。デビュー当時は笑顔溢れる少女であったが、今は「塩対応」や「不愛想」「笑わない」のようなネガティブ系な印象が強くなってしまったが、好きなこと、いわゆるアニメのことを話している佐々木は別人のようなテンションで話す。メンバーはもちろん、アニメ好きの芸能人からも一目置かれるレベルのアニメ知識を持つ彼女は、現在一人でアニメのことをとにかく話す、単独でのラジオのコーナーを任されるまでになった。好きなアニメの影響でマニュアル車の免許を取得したり、好きなアニメの影響でロシアに一人旅をしたり、行動力も半端ない彼女。好きなことに関してとても熱く、魅力的な表情を見せる彼女は、卒業後どのような道に進んでも、一人で道を切り開いてくれることだろう。

 自身の番組で”ニキラ”実現 グループきっての”弄られBBA”

 グループ最年長ながら、抜群のスタイルと、メンバーからの愛ある弄りを笑顔で受け入れる性格で、安定した人気を維持しているのが”新内眞衣”だ。そんな新内眞衣を語る上で欠かせないのが「ラジオ」だ。元々、「OL兼任アイドル」であったのは有名な話で、ニッポン放送の関連会社で事務をしていた。そのニッポン放送が制作しているラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティを務めているのが新内眞衣だ。元々は夜中の4時の番組をやっていたが、AKBのオールナイトニッポンの後釜として深夜1時〜3時に昇格したのも、新内眞衣のラジオパーソナリティとしての技量を評価されてのことなのは間違いない。メンバーとファンの念願だった「2期生ライブ」が"オールナイトニッポンpresents"として作られたのも、新内眞衣の功績の一つである。愛のある弄りや、最年長ながら稀に見せるポンコツな部分も兼ね備え、MC等の場面のトークではさすがの安定感を見せてくれる新内眞衣は、これからも"最年長"という肩書きを存分に活かして活躍する。

乃木坂らしさを体現 一際目立つ個性を持つ"多趣味な秋田美人"

今現在、個人仕事がとても充実している1人が"鈴木絢音"だ。2018年には、グループで初めてアンダーセンターを務め、その夏には初の選抜入りと、大躍進の年だったが、2019年以降は外仕事での活躍も目立ってきた。それは「ドラマ」「舞台」の出演が続いていることから分かる。それ以外にも、デビュー前から好きだった「飛行機」でも、ついに冠番組を掴み取った。その冠番組「鈴木絢音のそら気分〜ヒコーキに会いたい」では、とにかくテンションが高く、大好評で第2弾でSP番組になり、元メンバーで現テレビ朝日アナウンサーの斎藤ちはるとの対談も実現。乃木坂メンバーでは唯一、女性アイドルの中でもかなり珍しい「飛行機オタク」として、これからも飛行機の仕事に飛び立つ機会が多くなるかもしれない。
一見クールに見えるが、可愛い仕草や表情もしっかり見せてくれる、誰に対しても丁寧な言葉遣い、後輩メンバーからも「可愛い」と称されるビジュアル。"秋田が産んだ大天使"鈴木絢音は、もっともっと、羽ばたいてくれるに違いない。

芯の強さと圧倒的な発言力 乃木坂の"おしゃれ番長"

もしかしたら、今1番悔しい思いが強いのは、"寺田蘭世"かもしれない。初期の頃から、「自分はセンターに立ちたい」「アンダーセンターで嬉しい」「選抜入りが嬉しい」「アンダーで悔しい」等の気持ちを、多少言葉は濁しつつ自身の言い回しでしっかりと発言してきた彼女。一つ一つの言葉や発言にも重みがとてもあり、それは今も変わっていない。メンバーに対する思い、楽曲に対する思いも熱く、かつてのアンダーライブでも「炎のスピーチ」とまで呼ばれる熱い気持ちのこもった発言も目立ち、ハッキリと言いたいことを言えるメンバーの一人だ。日刊スポーツでの連載コラムが長期にわたって続いているのも、そんな寺田蘭世を物語っているだろう。芯の強さは先輩からも一目置かれている。「次のシングルは選抜入るだろう」という声も毎シングルごとに少なくないが、実際20枚目のシンクロニシティ以来、選抜に入れていない。その間にアンダーセンターは務めているが、アンダーでも仕事が貰える今だからこそ、率直な自分の気持ちをブログ等で発信できる寺田蘭世の強さ、芯の強さ、秘めたる思いを胸に、これからも寺田蘭世らしく、センターを目指してくれるはずだ。

2期生の先頭を走る ラ行が言えない"絶対的エース"

2期生の、押しも押されぬ絶対的エースはやはり"堀未央奈"だ。2013年、1期生の中に、2期生でただ1人選抜に、そしてセンターに据えられて以降、様々な経験を積んできた。苦しい時代、辛いことも沢山経験してきた。ここまで7年間、休まず活動を続けていること自体、堀未央奈の強さだろう。アンダーを経験し、神宮での期別ライブの経験して、2期生の大切さを再確認した彼女は、今や誰よりも2期生のことを考え、グループ全体をも支える存在となっている。「悔しい」「諦めたくない」といった2期生としての力強い言葉もあった。個人のことに話を移すと、モデルとして数多くの雑誌に登場しているのはもちろん、2019年は主演映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」で上海国際映画祭の新人女優賞にノミネートされるなど、個人での活躍も目覚ましい。番組によって未だに若手扱いを受ける場面も稀に見受けられるが、年齢的には上から数えた方が圧倒的に早くなってきており、2期生のみならず乃木坂46グループ全体を引っ張っていく存在として活躍してくれるだろう。

グループ一の努力家 "慶応卒の新クイズ女王"

個人での活躍が目立ち始めた2期生のみならず、乃木坂グループ全体を見渡しても1番個人仕事が目につくようになったのが"山崎怜奈"だろう。慶應義塾大学に在学しており日本史が大好き、ラジオ好きだということはファンの間ではもちろん有名な話ではあったが、2019年は努力が実を結んだ年と言っていいだろう。努力家で勉強熱心なのは山崎の長所であるが、今現在数多くのクイズ番組や歴史番組、そして数多くのラジオ番組に出演しているのも、彼女の勉強熱心さと努力のおかげと言っても過言ではない。「Qさま」で共演しているお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーも山崎の熱心さを絶賛するほどだ。その他にも、中国から来てくれるファンともコミュニケーションを取りたいからと独学で始めた中国語で、資格を取得し、その努力もあって2019年に行われた台北でのライブにも参加するなど、グループにも多くのことを還元し貢献している山崎怜奈。目指すのはただ一つ、初めての"選抜入り"だ。

"愛"をこめたダンスで魅了する"ミリオンラブ"

悔しさの募るメンバーの一人が、2期生最年少で2019年に成人した"渡辺みり愛"だ。2019年の上半期頃から、歌番組に選抜の代打として出演する機会が目立つようになった渡辺。周囲の期待通り、満を持して23枚目シングルの「Sing Out!」で初の選抜入りを果たす。17枚目シングルでアンダーセンターを務めてから、実に2年以上も経っていた。しかし多くのインパクトは残せずその後は再びアンダーとしての活動が続いている。「じょしらく」や「初森ベマーズ」、「ザンビ」、「乃木坂46版セーラームーンミュージカル」など、乃木坂メインのドラマや舞台には出演経験があるが、個人としての出演はまだない。7年間活動してきているが、まだ先輩に対して気を使っている様子も見え、バラエティ番組でも本来の姿を見せてないように感じる。グループでも屈指のダンスの上手さと表現力は、後輩のみならず先輩からも一目置かれている。選抜の代打として歌番組に出演した際も、短い時間ながら存在感を示している。内に秘めた熱い気持ちと"愛"する気持ちを前面に出し、再び選抜入りを目指す。

1期生が多く卒業し、2期生もグループを引っ張っていく存在となっている現在。運営やメディアからの扱いは相変わらずのままだが、業界内にファンは多いという。見ている人は見てくれている。その答えが3/7に開催予定だった「乃木坂46のオールナイトニッポンpresents 2期生ライブ」ではないだろうか。今は2期生が雑誌で特集を組まれたり、グラビアに登場する機会がかなり多い。元々ビジュアルでは強いだけに、雑誌に起用したいと思わせる魅力が見つかってきたのかもしれない。
これは偏見かもしれないが、2期生を応援しているファンは、特に熱心で、「乃木坂46の2期生」という以上に、2期生という括りで応援している人が多い印象だ。
「まだまだしぶとそうな子が残っている」という、卒業生の伊藤かりんの言葉もあったが、今まで苦しく悔しい時期を経験してきた2期生同様、諦めているファンはいない。3/7にSHOWROOMで配信した「幻の2期生ライブ」は総視聴者数40万人を超えた"伝説のライブ"となった。2期生の人気は今や疑いようのない事実となった。
4月からは8人体制となる2期生だが、これからもそれぞれバラバラの個性で色を出し、いざと言う時にとても綺麗な虹を見せてくれるだろう。

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