mixiで無双していた話

なんやかんやしてたら昨日note書き忘れました。あぶねー。危うく1日坊主になるところだった。それただの坊主じゃん。

今日はみなさん大好きでお馴染みの恋バナをします。はやくポッキーとほろよい持って可愛いパジャマで集まって!

これを読んでいるみなさんの恋愛経験が如何程かは分かりませんが、私は恋多き乙女でした。過去形であることで現在の状況は察してください。

特に中学2、3年生の頃はすごかったです。無双。この場合無双と書いて敗者と読みます。

主に、当時大流行りしていたmixiで無双していました。mixiが分からない世代の子はちょっと黙っていてね。お姉さんジェネレーションギャップで泣いちゃうから。
一応説明しておくと、掲示板の機能もついているTwitterみたいなもんです。確か。

リアルでも好きな人はいたし彼氏も何人か出来ましたが、当時からネットにズブズブだった私は、mixiに出会ってしまってからネットの利便性にメロメロだったわけです。

ネットには色々なコミュニティがあると思いますが、基本的にはどのコミュニティでも初対面の人にも気兼ねなく話せるうえに、実際に会うとなるとどうしても判断材料になりがちな外見も、いくらでも誤魔化せてしまうじゃないですか。
普段は小っ恥ずかしくて言えないセリフなんかも、文面だと言えてしまうわけです。まあこれが後の黒歴史になるのですが。どんだけ黒歴史あるんだ。

mixiで知り合った違う中学の男の子と毎日のようにLINEしてました。勉強しろ。
当時私は惚れっぽかったので、すぐ好きになってしまっていました。
でも中学生の男の子なんて、ちょっと可愛い声で甘えたらイチコロなわけですよ。まあそれはもしかしたら今も同じかもしれませんけどね。これはブラックジョークです。敵意はないよ。怒らないで

今考えると当たり前なのですが、私含めそういう人間ってロクなもんじゃないんですよね。
最初はそれでも楽しく遊んでいましたが、根は女の子なので、だんだん私も普通に恋愛がしたくなってきました。
でも所詮はmixi無双乙女。まともな恋愛の仕方なんて忘れていましたし、中学生特有の思春期や反抗心、ちっぽけなプライドが邪魔をしてリアルで恋愛ができなくなっていました。拗れるのが早すぎない?

(私にはmixiしかない!!)と当時は本気で思っていました。んな訳あるか。というか勉強しろ。
お遊びの恋愛ごっこをやめて、本気で彼氏を作ろうと励みました。いいから勉強しろ。

mixiで両想いになる方法は知っていました。ですが前述の通り、そういう人間はロクなもんじゃないんです。
両想いになったと思った人の、9割、いや10割が体目当てでした。所謂ヤリモクってやつですね。

夢見るロマンチストmixi無双乙女の群青ちゃんは、(今まで遊んできたツケが回ってきたんだ…だからみんなヤリモクなんだ…)と思っていました。頭の中お花畑なのか?
そもそも、知り合って2日3日程度で好き好き言ってくる男がまともな訳がないということに気づいていなかったんですねぇ……。

数々の男の子を好きになりましたが、中でもすごく好きになったK君という男の子も、最初はヤリモクでしたが紆余曲折ありお付き合いすることに。

K君はかなりのナルシストでした。特にすごくイケメンだった訳ではないのですが。
あとチャラかった。なんであのぐらいの歳の子って、ちょっと悪ぶってるほうがかっこいいと思いがちなんですかね?
モリモリにセットされた髪の毛とだらしない腰パンに、例外なく私もときめいていました。

デートの日に毎回寝坊するK君を起こすために、バスで40分かけて甲斐甲斐しく通っていました。泣ける。
K君の身支度が終わったら街中にデートに行くのですが、その日はK君の準備が少し長かったのです。
鏡に向かってずっと何かをしているK君。不思議に思いながら待っていると、おもむろにK君が私の前に来ました。
K君の目には落書きのような、あまりにも長すぎるアイラインが引かれていました。
そしてK君が一言。

「ねぇ、俺、ヒョウみたいじゃない?」

一瞬ときが止まりました。ディオいた?
ヒョウ?ヒョウってあのアマゾンとかにいる?
え?…………………え?

私は困惑する気持ちを押し殺し、「うん!かっこいい!!」と答えました。
こういう時、K君はバカにするとすごく不機嫌になるのです。めんどくせぇ。

褒められてルンルンなK君はそのままデートに向かいました。マジで隣歩くの恥ずかしかった。

でも、ナルシストで自分勝手なK君を、私は大好きだったんですよねぇ…。クズ男好きはこの時から変わっていないみたいです。成長してほしい。

結局K君には振られ、次の日に彼女ができていました。え?カスなん?
それでも諦めきれないアホアホの私はK君となんとかデートの約束をとりつけました。そこでK君言ったんですよ。
「今の彼女のこと、好きなのかよく分かんないんだよね」
って。

で、でた〜〜〜〜〜〜〜〜〜クズ男の常套句〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
いや分かんないのに付き合うってなんなんだ。ラノベの主人公でもそれ許されないからね?

ですがアホでバカな私はそれを信じてしまいました。愚か…っ!あまりにも愚か……っ!!

じゃあ私にもチャンスはあるはず!と思い、猛アタックするもなぜかブチ切れられました。本当になんで?

K君「俺今の彼女好きだから。マジでそういうのキモイんだけど。」
酷すぎない!?!?!?オーバーキルだって!!

こんなことになるなら「ヒョウみたいじゃない?」とかほざかれたあの時、
「うるせぇな。狩るぞ。ヒョウにしては寝すぎだろ。お前の野生の勘死んどるやないかい。」ぐらい言っとけばよかった。


SNSが普及した現代で、出会いがリアルだとかネットだとかにこだわるのは逆にチャンスを逃しているのではないかと思います。
ネットもリアルもやばい奴はやばいし。
なので一概にネットの人間との恋愛が悪いものだとは言えませんが、見極めないと後々傷つくのは自分なんですよね。
自分の想像の範疇を超えた激ヤバ人(げきヤバんちゅ)って意外にたくさんいるんだな、と齢14歳で学びました。クズ男好きは変わってないけど。

みんなも健康的な恋愛をしような。
それから学生は勉強した方がいい。

人という字は、ひととひとが支え合ってできていますね?ではどうすればいいか、あなたならもう分かっているはず。よろしくお願いします。(いただいたサポートは諸活動の糧とさせていただきます!!)