何もしない日のチョコレ

随分早く目覚めた朝、午前四時。置き時計の針を目が凝視した。
外はまだ暗い、朝なのか夕方なのか導入剤の効きすぎた脳は瞬時に判別がつかない。
が、この頃の夕方はもう明るいので眠気と戦いながら朝だとぼんやりしながら煙草を吸う。

何も考えていない私は冷蔵庫からチョコレートを出し食べ出した。
そうなのだ、食べ出した、のだ。
ポップコーンまで食べてしまう始末だ。
何か食べたら目が覚める、自覚はないがそう思ったのだと思う。
しかし眠気は取れず仕方なくコーヒーを飲んだ。

そこで目が覚めたかと言えば嘘になるが、一体どうなっているのか冷凍してある筋子を解凍しはじめる。
そこから朝ご飯を食べよう、と思いつく始末で今度は鮭をレンジで解凍。

電子レンジだって、炬燵だって、冷蔵庫だって、停電しない限り24時間起きていてくれる。
肝心な私の覚醒を置き去りに。

味噌汁、筋子、鮭にご飯を頂く。

全く今朝はおかしな私である。うつ伏せでスマートフォンをいじっていて眼鏡がうっとおしくてカラーコンタクトをいれたまでは良いが(そうすれば寝ないと思ったのだ)外気からの乾燥から、僅か2時間もしない内に外してしまった。

昨日から、
明日は何もしないぞ!何もしてやらないんだから!
とツンデレを決めこんでいたが日曜の朝がようやく終わり(もうお昼にも近い)、
実はこれを書きながらもチョコレートを食べていた私である。流石に鼻血が出るかも知れない。
子供の頃チョコレートの食べ過ぎで、よく鼻血を垂らしていたのを思い出した。

ところで私は自分の事を公にするのが嫌いだ。
なのでこのマガジンを高値に設定している。故に包み隠さず晒してゆく。
嘘は書かない。

アラフォートと云う名だと思ったらアルフォートと言うチョコレートであった。
流石アラフォー、もうすっかり根付いてしまった年齢のシワ。

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