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「東京のブルックリン」蔵前を散策

蔵前はここ数年、おしゃれなカフェやショップが立ち並び、古い建物をリノベーションして新しい文化を次々と生み出しています。

さらに、川沿いの歴史ある下町の雰囲気もあり、これがアメリカ、ニューヨーク市の一つの区であるブルックリンと似ているため、蔵前は「東京のブルックリン」と呼ばれています。

蔵前には職人さんが多く住んでいて、今でも花火やおもちゃ、革製品などの問屋さんが多く見られます。

「ものづくりの街」として知られる一方、近年、街は大きく変化しています。

どこか懐かしい下町の風情を残しつつ、独自の魅力を持つ街。それが蔵前です。

少し前に、知人から「蔵前には評判の花火問屋さんがある」と聞いて訪れてみることにしました。

もちろん!
蔵前の街を探索しながら
楽しんでみました。

花火・玩具問屋 山縣商店

この日、一番の目的は大正三年創業の花火・玩具問屋「山縣商店」
ここでは、国産手持ち花火セット(70本くらい入っているそう)が約3,300円で購入できます。

知人から、ここの花火は色合いがとてもきれいで、スーパーやホームセンターで買う花火とは比べ物にならないと聞き、期待が高まります。
特に線香花火は火の持ちがよく、長時間楽しめるそうです。

お盆に姪っ子や娘が帰ってくるので、その時にみんなで花火を楽しもうと思っています。

おかげで、無事に花火セットをゲット。
どんな花火なのか今から楽しみです。


蔵前と言えば、最近おしゃれなカフェがたくさんあります。
その中でも特に行きたかったカフェへ。

初めて歩く街はなにがあるのか興味津々。
めちゃめちゃ楽しい!
キョロキョロしながら歩いていると、店頭にたくさんのかごが並べられているお店を見つけ足を止めてみました。

水木屋馬場商店

店先にはさまざまな形や大きさのカゴが並んでいて、雑貨好きにはたまらない。

主にカゴバッグ、籐製品、竹製品、柳製品、草製品を扱っていて、高品質な天然素材の商品を問屋価格で購入できます。

手作り感のある素朴なデザインが、日常のさまざまな場面で活躍しそうです。

見るだけでもワクワク。
「これ、何に使えるかな?」とか
「このカゴ、リビングの収納に使える!」とか、あれこれ考えながら見ていると欲しくなってしまいます。

いかん…ダメだ……
終活に向けて断捨離中なのに
物を増やしてどうする?


さらにキョロキョロしながらさらに街を歩く。
おしゃれにリノベーションされた住宅の入り口だなと思いながら歩いていると、目指すカフェを通り過ぎてしまった。

実はその入り口が目指していたカフェ「喫茶 半月」でした。

喫茶 半月

以前から気になっていたカフェに到着。

平日でも外に並んで待つ人も多いそうです。
しかし、この日は金曜の午後2時過ぎでしたが
運良く待つことなく入店。
混み合うこともなく、ゆったりとした雰囲気を楽しめました。

週末はいつも大行列。
一番人気のシュークリームは平日でも売り切れてしまうほど。

店内はクラシカルな雰囲気と木の温もりが心地よい、まさに癒しの空間です。
どこを見ても映えるインテリアが魅力的。

8月上旬、この日は季節限定の
桃のシュークリーム。絶対に食したい一品。

シュークリームの生地はサクサク。
ほのかに甘い桃の果肉と生地に練り込まれた
ナッツが香ばしく、食感のアクセントになっています。
上品な薄ピンク色の桃のクリームは甘すぎず、
ふわっとして、桃の風味が口に広がります。

また、さっぱりとした味わいのアイスコーヒー(アメリカーノ)は夏にぴったり!
冷たくて爽やかな一杯は、暑さを一瞬忘れさせてくれます。

支払いはキャッシュオンリーなので、
現金の準備をお忘れなく。


そろそろ帰ろうかと思ったのですが……
行きたかったお店があったことを思い出し、
せっかく蔵前に来ているのだから
行ってみることに。

居心地の良いカフェを後にし、午後4時近くになっても照りつける夏の日差しの中、造花やドライフラワーの専門店「east side tokyo」に向けて歩き出しました。

east side tokyo

外観は黒を基調としたモダンでシックなデザイン。自動ドアが開くと、目にも鮮やかな色とりどりの造花が季節ごと、色ごとにバランスよくディスプレイされていて圧倒されます。

リアルな造花は、細部までていねいに作られていて本物の花のようです。
花はもちろん、葉や枝、装飾用アイテムも充実しています。

店内にいると造花とはいえ、色鮮やかな花に囲まれてなんだか気持ちまで華やかになります。

実は……生花はどうも苦手。
正直、花束をプレゼントされてもあまりうれしいと感じたことがありません。

水を変えたり、温度を管理したりするのが大変で、すぐ枯らしてしまいます。
特にこの記録的な暑さでは部屋に生花を飾っても花も植物もかわいそう。

でも、造花なら気軽にインテリアに取り入れることができ、飾るだけで部屋の雰囲気がガラッと変わります。

インテリアとして部屋を華やかに彩るだけでなく、店内を見ているだけでも心が豊かに。

結局、見るだけで何も購入しなかったのですが、秋になったらリビングに飾るパンパスを、年末にはお正月用の造花も買いに訪れてみたいと思います。

「east side tokyo」では定期的に造花を使ったアレンジメントのワークショップも開催されています。造花やドライフラワーを使ったブーケなど手作りの楽しさも味わうことも。


蔵前にはまだまだ訪れてみたいお店がたくさんあります。

あなたもぜひ一度、
「東京のブルックリン」を散策してみてはいかがでしょうか?

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