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中度知的障害児の進学先を考える:支援学級を見学(年中の秋)

現在年中の息子は病院にて自閉傾向あり、中度知的障害という診断をされています。療育手帳はB判定、発語が『パパ』『ママ』ぐらいしかない状態です。

先日、地域の小学校の支援学級を見学に行ってきました。

目的は、支援学級と支援学校はそれぞれどういった子を対象にしているのか?どこらへんが境界になるのか目安を知ること、です。
明確な基準が無いことはわかっていますが、現状だとあまりに何もわからないので百聞は一見に如かずということで、見に行くことに。

予約の流れ

詳しくはこちらの記事で書きましたが、直接自分で小学校に電話をし、教頭先生に対応頂きました。その後、支援学級の先生とやり取りをし、日程が確定となりました。

見学当日の流れ

教頭先生におすすめされた支援級3クラスが合同で活動を行う、朝の時間帯に見学に行きました。
まずは、職員室へ伺い、教頭先生の元へご挨拶。

その後、教頭先生に支援学級へ連れて行っていただき、教室の後ろに用意されたイスへ。そこで授業参観みたいな形で様子を見せて頂きました。

教頭先生はその日はお忙しかったようで、案内だけであとは自由に好きなだけ見ていってくださいね、という形式。事前に1時間ほど見ていく方が多いと聞いていたので、私もそれに倣い、1校時目の授業時間+αで約1時間見せて頂くことにしました。

特にこれといって先生が方からの説明はなく(授業中なので当たり前ですが)ひたすらじーっと1校時目の朝の会を見学。

休憩時間には手の空いた先生と少し話をする時間があったり、教室の掲示物や様子を一通り見ることができました。

2校時のはじまりを少し見て、約1時間となったので、お礼を伝えて退室。
職員室で教頭先生に少しお話を聞いて、お礼を伝え見学は終わりとなりました。

支援学級の様子

違う小学校の保護者の方から、脱走しないように鍵をかけている。
手のかかる子がいると他の子が放置され気味なことがある・・・など、聞いたことがあったので、そういうイメージで教室に向かいました。

今回は支援学校の所属する全学年がそろっているところを見せて頂きました。

みんな、ちゃんと座ってる!
ちょっとしゃべったりもしてるけど、静か!
きちんと指示に従ってる!

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確かに全体的にゆっくりめゆったりめな進行だし、先生たちが手助けはしているけれど、それぞれ自立して取り組んでいる様子でした。
開放的な雰囲気で「すごく平和だ」と感じました。

教頭先生によると「今年は確かに静かで大人しい子が多いです」とのこと。

朝の会では、その日の当番の子が、挨拶をしたり、昨日の出来事を話したり、それをもとにやりとりの練習をしたり、みんなで歌を歌ったりしていました(コロナの影響で口ずさむ程度)。

黒板や掲示物は視覚的にわかりやすいよう、ピクトグラムではないですが簡易なイラストがついて見通しが立ちやすい工夫がされていました。

2校時目では、みんなでラジオ体操をし、その後、PCを各自一台持ってきてPCの授業が行われていました。低学年の子は先生に手助けを受けつつ、問題に取り組んでいるようでした。

1つ残念だったのは、その日は1年生の子が欠席で様子が見られなかったことです。

先生方から聞いたこと

交流はあるのか?
→体育やその子ができそうなものは通常級に混ざる。

発語がない子がいたことは?
→いる。その子はジェスチャーなどでコミュニケーションをとっていた。

見学について
→基本いつでもOK。子供を連れてきてみてももちろんOK。電話をください。4月らへんは子供が落ち着いていないから難しいかも。
→年長になってから見に来る方が多い。

その他→学校により受け入れてくれるかはわからないが、他校の支援学級を見て違う雰囲気を見るのも参考になるからおすすめ。

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見学しての感想

まず1番の感想としては、
「ここに息子が混じる未来があまりイメージできない」

多動の傾向がありなかなかじーっとできない。
息子は指示はある程度は通るものの、あくまである程度、癇癪もあり、指示に従えるかが不安。
やっていることが思ったよりハイレベルでついていける気があまりしない。

学校そのものは上の娘がいるので知っており、支援学級の先生方も自然な声掛けをされていて不可解な点、不思議な点などはないと感じました。
少しそっけない印象はありましたが、保育園のほやほやされているところの印象が強いのでおそらく小学校だとこれが普通なのかなと。

まだ息子は年中。あと1年でまだ成長する点もあると思うので現時点での判断はできませんが、支援学級の様子やレベルを知ることができてよかったです。

支援学校も見学させていただき、色々と情報を整理整頓していこうと思います。支援学校も見学に行ったら、またまとめてみようと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。




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