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手出しツモ切り・実践編

これの続編?実践編?みたいな話。

どういうことか?

まぁこれね。

この画像は、天鳳の牌譜をあえて暗転無しにしたもの。
つまり、どの牌が手出しかツモ切りかが分からないようにしてるってこと。

極端な話だけど、私の河の牌がすべてツモ切りだとしたら、何の情報もなくて、ただ現物は安全ということしか分からない。
あとは、なぜかダブリーしなかったということも一応分かる(笑)

じゃあ、どの牌が手出しだったら何か分かることがあるんかい!
って話。

「どうせ何も分からないんじゃないの?」
「手出しツモ切り見て分かってるフリしてるだけでしょ?」
って話よ。


結論!!

先に結論から言うと、私の河の
9p
8m
の2つが手出しであると仮定すると、
①50%の確率で69mが刺さる
②残りの50%はその他の両面で愚形はだいたい通る
ということが分かる。
※發を使って七対子否定みたいなのもあるかもしれないけれど、ちょっと發が離れすぎているので、無視します。

ここまで聞いて、
「そりゃそやろ!」
と思った人にはこれ以降有益な情報は無いんやで(笑)

「あん?なんでそんなことが分かるんや?」
「369m待ちであることが見えてるからやろ?」
と思った人は、続きを一読する価値があるかもしれない。

まぁ、無いかもしれない(笑)

7m→8m切り

なんちゅう適当な見出しや(笑)

ちょいちょい出すけど同じ画像です

自分の宣言牌8mが手出しだったら何か分かるのか?

まず、とっても重要なルールとして、「切られた牌単体では、何もわからん」ってこと。

どういうことか?

手出し牌には、
「前に切った牌より必要だったけど、いらなくなった」
という情報があるから、「前に切った牌」とセットで考えないと意味が無いんだよね。

で、8m。
前に切った牌で気になる牌があるか?

ある。めちゃめちゃある。

3巡前に7mを切ってる。
これはさすがに気になる。

両面落としですよ。
なんで69m両面を落とすの?

ここで、69mの枚数チェック!
7m切った8巡目の時点で、69mは0枚切れ。

おいおい。69mが薄いわけでもないのに両面落とししてるよ。
これが既に5枚切れとかなら、78mを切っていく理由になるけど、そういう訳でもない。

三色含み

他には、こういう手牌で、三色含みだから単純に最も価値の低い両面を落としました!ってケースが一応想定できるよね?

じゃあ本当にこんな手牌なことがあるの?

これは明確にない(はず)。

なぜか?

手出し牌は、
「前に切った牌より必要だったけど、いらなくなった」
という牌だって言ったじゃない?

単純両面落としだとしたら、なぜ連打じゃなかったんだろう?
三色含み画像の手牌だとしたら、7m切った時点で8mは不要な牌なのに、なぜか3巡引っ張った。
しかも、間に安牌候補の西まで切ってる。
ここで8mの安全度チェック!
誰にも通ってない牌で、スジですらない危険牌ですよ。
ということは、安牌の西よりも持ちたい理由のある8mだったんだよね。

7mが不要で8mが必要な形はどんなもんか?
468m668m688m889m899mは7mが必要なのでありえない。
8m暗刻からの8m切りが無くはないかもしれないけれど、すっごいレアケース。
もうこれはほとんど788mしか無いんですわ。

一向聴時点で788mがあって、8m切りリーチ。
入り目が69mじゃなければ、69mが待ちになってる。
だから、①50%の確率で69mと読めることになる。

8p→9p切り

続いて5、6巡目の8p→9p。
辺張落とし。
だけじゃなくて、「内から辺張落とし」というのが情報。

例えばこんな手。
まぁマンズかピンズの辺張落としそうだよね。
じゃあ、内から?外から?

さすがに外から落とすのが普通だよね。
1mか9pから切っておけば、次に3m7pというド裏目を引いたときも、フリテン両面残しという選択肢が残せるから。
フリテンがイヤだとしても、4m6p引いたらカンチャンになるから、外から切った方が良いよね。

なのに内から辺張落とし。
これは、「残りのターツがかなり好形ですよ」のサイン。

例えばこんなの。
7p引きのフリテンも6p引きのカンチャンも全く嬉しくない。
だから、危険な内側を先に処理して、外側を残すことになる。

つまり、内から辺張落としがあると、残った待ちが好形になってる率が上がるってことが分かる。

さらに、先に検討した7m→8mの両面落としもある。
わざわざ両面落として最後は嵌張でしたぁ!なんてことまず無い。

ということで、②残りの50%は69m以外の両面で愚形はだいたい通ると読める。

まとめ

読みに使った手出し牌は、たったの2つ。
9pと8mだけ。

「ん?89pと78m両方見ないとダメなんだから、8pと7mもでしょ?」

そんなことは無いと思ってる。
ターツ落とし系は2枚目だけ見ていればおけ。

8p→9pを例にとれば、先に切られた8pの手出しツモ切りなんか忘れてしまっていいと思う。

8pが手出しかツモ切りかの違いって、下の図のとおり。

8p手出しパターン

これなら、8p手出しになるよね。

8pツモ切りパターン

こっちなら、8pツモ切りになるよね。

何か違うかしら?
何も違わないと思う(笑)

だから前の牌の手出しツモ切りは忘れていいの。

9pが出てきたときに、
「ん、9p。あれ?前に8p切ってるじゃん!辺張落としじゃん!」
と分かれば良いので8pについては手出しだろうがツモ切りだろうが関係ないのよ。

たまに、対子落とし、ターツ落としは両方の手出しを見ていないといけないと勘違いしている人がいるけど、2枚目だけで良いよねって話に逸れました。

さて、元に戻ってこれ。

大事な牌は、9pと8mだけ。
この2枚の手出しだけ忘れないようにしておけば、上記の読みまでは使える。

と言うか、読みの根拠とならないような牌を憶えていてもしょうがないよね(笑)
私が読みの根拠とできるのは9pと8mだけ。
他の牌はほとんど分からんので記憶に残らない。
たぶん対局中も記憶に無いと思う(笑)
(もしかしたら2枚目の發だけは、「ん?対子落とし?離れすぎてるから、辺張落とし中に引いた安牌候補かもな。」みたいな理由で憶えているかもしれないけど。)

「4巡目の8sは手出しでしたか?」
なんて聞かれても、
「んなもん知るかいぼけぃ!」
としか答えられない自信がある。
今の自分の実力ではしょうがない。

手出しツモ切りを見て憶えると言っても、私にとっては、この河だったらたったの2牌だけなので、大したことじゃないの。

ちなみに効果の方も実は大したことないよね(笑)

「69mが大本命だけど、その他の両面もある。」
となると、自信を持って通せそうなのは、スジになってる4m2pくらいのもんかな?
字牌も行けるかな?

結局、たった2種類程度しか自信を持って通せる牌は増えない(笑)
しかも、
「スジは安全だ!」
ってだけの人と結論はあまり変わらないんよ(笑)

そう。私の力ではそんなもんなんです。今のところ。

だけど、たまにバキッと役に立つこともある。

いろいろ見て、気づける範囲が増えていけば、もっといろいろわかるようになるかもしれない。

もうならないかもしれないけど(笑)

だけど、私は見ていた方がおもしろいので見る。

同じように、ちょっとおもしろそうだなぁと思えたら、手出しツモ切りもちょろっと意識してみると楽しいかも。

おしまい。

あ、
「おい!他にももっといろいろ分かるぜ!」
「他にもこの牌が手出しだとしたら、こういうことが分かるぜ!」
って気付いた方はぜひとも教えてくだされ。

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