不調の沼にハマってたまるか!!
絶賛不調中の愚兄くん。
出会った牌姿はこちら。
まぁ、なんてことない普通~ツマラン寄りの手牌。
まぁ、辺張落としますか?フリテンは採用するから9sからですかね。
わざわざ「7s1枚切れ」とか書いてあるもん(笑)
ここから打9sが、誰にとっても正しいかどうかは知らん。
だけど、普段の愚兄くんはこう打ってたの。
突然現れる不調時の愚兄くん
略して不兄。
こいつが本当にやっかい。
不調時にだけ現れて普段の愚兄くんに対して疑問を投げかけてくる。
不兄「おい!なんで辺張ターツ落とすんだよ?そんなことしてるから速度で負けるんだろうが!まっすぐ行けよ!」
愚「あ・・・。言われてみればそうかもしれない。最近勝てないし。ちょっと変えてみるか。じゃあ7m切るわぁ。」
7mが正しいか9sが正しいかは問題じゃなくて、「自分が正着と思っている打牌ができなくなる」ことが問題だと思うんですね。
不調時って自信がなくなるから、ちょっと疑問に思うと、自分にとっての正着すら分からなくなったりするんだよね。
大した根拠もないのに、「最近不調だからそういう選択の方がいいのかなぁ?」みたいなふわふわした理由で決めちゃう。
これ、マズイ。さらに不調の沼にはまる。
不兄をぶっとばせ!
ぶっとばすためには、ちゃんと言語化して、普段の自分の選択の方が正しいよ!と反論していくしかないと思ってるのよ。
しっかり、自分なりに理論武装しておけば、いくら不兄(不調の愚兄ね)がチャチャを入れてきてもいつもどおりの自分に戻れる。
どういうことか?
やってみよう。
不兄「な!まっすぐ孤立浮き牌切っておけば良いんだよ!」
愚「いや。7sが既に1枚切れだよ。この辺張には価値がないから9s切りだよ!」
不兄もそう簡単には引き下がらない。
不兄「あ?お前は1枚切れただけで毎回毎回辺張ターツ落とすのか?おかしくねぇか?」
愚「・・・あ。いや、そうじゃないよ。2334mは好形で2メンツ見込めるし、孤立の7m3pも良い待ちを作りやすい牌じゃないか!」
不兄「尖張牌ってヤツね(笑)その理屈じゃ、お前3・7牌を孤立で持ってたら一生切れなくねぇか?(笑)常に愚形よりも孤立3・7牌の方が価値が高いんです!って思ってるのか?(笑)」
愚「ぐぬっ・・・。そんな極端な!そういうことじゃないよ!う~ん・・・。そうだ!だってドラ無し赤無しじゃないか!」
不兄「そうだろ?ドラの有無も関係あるよな?手役は関係ないのか?」
愚「・・・は!そうだ!この手は、仮に愚形部分が先に埋まったとしてもだいたい平和のみだよ!」
不兄「本当にこんな手が平和になるか?」
愚「は!兄さん!!そうだね!だいたい両面から埋まるから、ほとんど愚形リーのみになっちゃうよ!だったら、浮き牌2種と中ぶくれを残して、平和をつけにいったり、赤受けを残したりしながら、最悪でも好形リーチを目指す方が攻守に安定するよ!」
不兄「分かってきたじゃないか?じゃあ、点況はどうなんだ?」
愚「兄さん!!・・・点況って?何言ってるんだよ?なんの設定もないじゃないか!」
不兄「ないなら自分で作るんだよ!平らな東場なら辺張落とすのがお前なんだろ?じゃあオーラス和了りトップならどうなんだよ?」
愚「・・・それは。愚形リーのみにも価値があるね!それならひとまず7mか3p切りになるよ!」
不兄「南3トップ目ならどうだ?」
愚「・・・ぐぬぬ。難しいね。親なのか子なのか、ラス目が親なのか。どれくらいのトップ目なのか。このあたりで変わってきそうだよ。」
不兄「よくがんばったな、愚兄。これでもうお前はいつもの愚兄だ。」
愚「は!兄さん!もしや、僕が普段どおりに打てるようにするためにわざわざ!」
不兄「いいから、お前の思考をまとめてみろ!」
愚「うん!まず、この手は愚形リーのみになりそうな手だから、孤立の3・7牌のくっつきに価値があるよ!愚形ターツのうち、そもそも辺張が一番弱いし、7s1枚切れならこのターツを落とすよ!ただし、まだフリテンを採用できる巡目だから9sからだね!
和了りトップなど南場で終局が近づいてきたら、愚形リーのみの価値も上がるから3・7牌を1枚外す選択もあるよ!」
不兄「ついさっきまでのお前の思考はこれだった。
『最近勝てないし。ちょっと変えてみるか。じゃあ7m切るわぁ。』
どうだ?この思考はお前の麻雀なのか?」
愚「違うよ兄さん!僕の麻雀はそんなんじゃないよ!!」
不兄「そうだろ?よくがんばった。もうツマラナイ思考で迷うことは無さそうだな。ガンバレ愚兄。勝てよ。・・・さらばだ。」
愚「にいさ~ん!!!」
まとめ
ということで、途中から悪ふざけが加速してバカバカしくなったけど、私は不調が続いて自信がなくなると、こんな感じで「普段の自分」に戻れるように、自問自答して思考を整理しています。
やっぱりね、言語化して理論武装しておくと、崩れにくいのよ。
なお、これはあくまで「普段の自分」への戻り方。
これとは別に、そもそも「普段の自分」が正しいのかどうかは常に検討していかないといけないね。
「普段の自分」をよりレベルアップさせて、もっといろいろ分かるようにもしていかないといけない。
お勉強かぁ。それはいやだなぁ(笑)。
おしまい。
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