ようこそ騙し合いの世界へ③

ほぼ記憶に無い人から突然連絡来るとそりゃ疑うよねというお話。

謎のファーストコンタクトから約3ヶ月経った頃、遂に伝家の宝刀“会って話そうよ”が飛び出ました。
過去の詐欺連中は割と短いタームでエクスカリバーを使ってきたのでそれを察することが出来ましたが今回はこのようなタイミング。果たして…

待ち合わせの定番スポットになりがちなのが渋谷や新宿なんです。たぶんヤバい事務所が多いのかなーと思ったりしてます。

しかし今回は違うところでした。
まあ、都内に比べれば人は少ないしそういう所は実は好感が持てました。速攻でメンターを紹介されたり、謎ビジネスのエクスペリエンスに連れてこうという魂胆がない(はず)

何年かぶりに会ったんですよ。記憶も定かじゃないのに。私なんて見る影もなく体重が右肩上がりだったのに。

しかし、この人だ!と思いました。

これが運命?!

なんてわけではなく“変わらない”のです。
恋愛ソング的な歌詞、変わらない笑顔をしていたねみたいなものではなく…変化がないのです。

あれこれデジャヴかな?未来・過去・今人々のドラマ。シナリオはいつもDejavuですか。過去に戻りましたか?デロリアン乗ってないです。Back  to the Futureしてません。

結論: この違和感に気付き逃げ出せば良かった訳ですが、メールなどのやり取りで意外と心を許していたのでまあ、そういう人もいるか!くらいの気持ちになっていました。「もう手の中にいる」わけですね。

しかし、冷静にICレコーダーをオンにしてポケットの中に忍ばせて、会話スタート。まさにポケットの中の戦争です。

会話は他愛の無い会話で終始和やか。会ったら会ったで当時のことを思い出して意外と“楽しい”時間を過ごしてしまいました。これが詐欺や美人局じゃなきゃ…友達で居られたなら…傷付けずに居られたのに…なんておセンチメンタルな気分になりながらその来るべきエクスカリバーでの攻撃に備えておりました。

しかし、何と友人同士の他愛のない会話のまま「その日」は終了しました。

あ…あれ…お…終わり…僕は家に帰れるの?
Youは銃も持たず生きる術も何も持たず戦場に来たというのかい?

さあ、私の心は罪悪感で満たされてしまいました。
向こうは本当に久し振りに会って近況報告をし合いたかっただけなんだ…と…

さあ、ここで忘れちゃならないのが僕は彼女を記憶の片隅に覚えてるかな?というレベルのそれはそれは大変希薄な付き合いしか無かったわけですよ。それなのにわざわざコンタクトを取ってきて会おうなんてまず有り得ないわけですね。その事を私は完全にこの時点で失念しています。

上手く懐に入り込まれてしまいました。
こういう時男って馬鹿だなって思いますし、相手が異性ならなおさら、既にトリガーは引かれている事に気付くことも出来ませんでした。

また近いうちに会って話そ!
と言われて快く了承。そう私は「負け」戦となりました。

次回: 女の勘は鋭い


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