《みんなからの質問:No.74》 博士は弦高にたいして自分流の拘りがありますか?
こんにちは、いつも博士の動画を見てます!
エレキギターの弦高について質問があります。
自分はストラトをメインに使用していて、弦ごとに高さを変えれるので12弦と56弦だけ低くして34弦だけ高くしています。
博士はこんな風に弦高にたいして自分流とか拘りがありますか?
個人的に気をつけてる事とかがあれば教えていただきたいです!
こんにちは!
いつも動画を見てくださってありがとうございます!
弦高に関しては、拘ってる部分はありますが、拘ってるという意味は全部同じにしてるというわけでなく、逆に楽器毎に違うと思っていてください!
ワシはプラグインする前の『楽器』としての響きやリアクション(プレイに対する楽器の反応)を大事にしていて、それは文字では表しにくいのですが…
なんと言いますか…いい意味で弦がないような感覚?かといって弦高をベタベタにするとそれはそれでピッキングがシビアになるので(弦のゲージにもよりますが、テンションが緩くなるので)、
『フィンガリングにストレスがないくらいの高さで、ピッキングも自分の力の入れ具合と弦の反応が感覚的に近くなるような張り感を意識していますじゃ!』
そして弦高は音の減衰感にも影響するので、クリーントーンで多くプレイするワシはけっこう拘ってはいます。どう拘ってるかは楽器毎に違うので一概には言いにくいですが…
まあ…ザックリ言うと、自分が操りやすいようにしたいんですよね。
自転車に例えるなら、サドルの高さやブレーキの利き、タイヤのサイズ、チェーンのグリスみたいなイメージで、
『いいドライブになるかは自分の芸術性や実力次第なので、とりあえず運転しやすい状態に調整する』
という感じかのぅ?
そして、個人的に気をつけてる事は
《現実的に自分がするプレイに対応させる》
これじゃ!
憧れのギタリストは~、有名リペア職人は~、ハイエンドなメーカーは~、とかの周りのセッティングは基本的には気にしてません。まあ…参考にはするかもじゃが…
と、いうのも、ワシの現実的な演奏は
95%バッキング
5%ソロやメロディー
です。と、いうことは…わかりますよね?そうです!ソロばかりを意識したセッティングにはしていないということじゃ!
バッキングではストロークはもちろんアルペジオや指弾きなどのピッキング、和音もオープンなものからストレッチを伴った繊細なものまでプレイする必要があります。
なので、そこに主に焦点を当ててセッティングしています!
なので冒頭の、楽器毎に違うという意味は、そこと通じるんですじゃ!
様々なアンサンブルにおいて持ち出す楽器は違ってくるので、楽器毎のフィールや現実的に使うジャンルのイメージで弦高調整はしてますじゃ!
で、これも『拘ってる=固定』でもなく、ピックを試したりピッキングを変えたりなどでまた楽器との相性は変化するので、まだまだ試している最中…つか、死ぬまで結論は出ないかもですね!
質問者様も拘ってるようですので、こういうお話ができて楽しかったですゾィ!
ご質問ありがとうございました!
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