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《みんなからの質問:No.10》 毎日同じ練習をするのが苦手です。出来てないのに次の課題に行っちゃうんですが、それでは練習になら無いですか?

ワシもけっこうそのパターンありますゾ!

例えば、ライブや録音などの近々必ず演奏するであろう曲はしっかり練習したりもするが、自分が次の段階に行けるかもしれないと自分で課した練習は、ハードルも高めで、本当は毎日コツコツ練習して身体に染み込ませるのがいいとはわかっておるのじゃが、こんなもんできるか~い!と投げ出してしまう時も三日に7回くらいあるんじゃよ…

ワシはそういった感じでギターの練習を今の今まで続けてきたという事実もあるので、一概に、出来てないのに次の課題に行くなとはワシの口からはとても言えないワィ…

もちろんある程度の根気はいるとは思いますが、自分と課題のマッチの分析はしてもいいかなとは思いますゾ!

例えば、ワシが今具体的に挑戦してる練習内容というのは、テクニック的なこと以上に耳が大事になってくる練習でもあるんじゃな。自分にとって新しいハーモニー、リズムアプローチ、アンサンブルでの響き、など。なので、ただテクニック的に覚えても、音楽の中で溶け込ませるイメージが自分の中になければ、それはワシにとって現実的(ステージや録音などを想定すると)にあまり意味をなさないという側面もあるんじゃ。

テクニック、イメージどちらが先かは置いておいたとしても、最終的にはどちらも必要になってくるので、ワシはテクニックで行き詰まった時は、気分転換に散歩するということもしておるんじゃよ!

散歩して、リラックスして歩きながら、音をイメージする、ハーモニー、リズム、アンサンブルの中に自分が溶け込むイメージ、自分のパートだけでなく、周りのパートもイメージして、まず、イメージだけでも自分の完成を思い浮かべるんじゃ!

そうすると〈指が無意識に動く〉という状態に近づくこともあるんじゃな。

例えば前からボールが飛んできたら、捕る人もいれば避ける人もいると思うんじゃ。過去の自分の経験から、その後の結果をイメージして無意識に身体が反応するということあるじゃろ?

それに近いかもしれん。テクニック的にまだ追い付いていなくとも、サウンドのイメージがある程度出来ていれば、音の高低、リズムのカウンター、ハーモニーの重力感などを身体が勝手に感じて無意識の挑戦として反応するというか…

そして、仮に奇跡的だったとしても、上手くいった場合には成功体験として残り、テクニック的に難しいと思ってた壁の一部を少し壊すことが出来て、その自信のまま練習することで、大きく前進することがあるんじゃな!

なので、あくまでワシは、出来てないのに次の課題に行くことの全てが練習にならないとは思わないかのぅ…

少なくともワシは寄り道寄り道の練習であるし、人生であるゾィ!あ、ワシは妖精なので妖精生か…

そして、それが実現する為に大切なことは、

「続ける」

というこのなのかもしれんのぅ…

数年と言わず、数十年くらいでワシは考えておったりもするゾィ!


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