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《みんなからの質問:No.94》 耳でスケールのキャラクターを覚えてもいざギターを弾くとなると難しくないですか?


博士はスケールを覚える際にはポジションではなく音で覚えるということを提唱していましたが、耳でスケールのキャラクターを覚えてもいざギターを弾くとなると難しくないですか?
フレットの音名は分かるんですけどそのフレットを押さえたときの音を瞬時にイメージできないので結局スケールのキャラクターを理解しても弾けません。博士は各フレットの音を一音一音覚えていて、イメージした音やスケールを瞬時に弾いているんですか?


ありがとうございます!グッドクエスチョンだと思います!

あくまでワシ流であるので偏った考え方であるというご理解の上で回答を読み進めていただくことをお願いしますじゃ!

質問文を利用するような形になり申し訳ないが、例えば質問者様の言う

「フレットを押さえたときの音を瞬時にイメージできないので~弾けません」

とありますが、全くその通りだと思いますじゃ!

ワシもそれは弾けてる内には入れていません!いや…まぁ…弾けてはいるのかもしれませんが…その…順序が逆なんじゃ!

ワシを含め(まだまだ修行中の身です)、スケールなりなんなり知識としては知っていて、ある程度理解もしてる、じゃが弾けないという方の多くは順序が逆だと思っています。



ワシは、どこまでいってもまずはイメージだと思っています。

ギターとか関係なく、それこそ譜面読めなかろうが、指板の音を知らなかろうが、イメージ、ムード、だと思っています!

時々人と話していて少し考え方に差があるなと思うことがあって…それは指板の音を覚えるということと、音名や譜面の理解は似ているようで階層が少し違う話であるのではないかなとワシは思っているんじゃ!

指板の音を覚えるというのは

・単純に指板の音名を覚える

ことと

・感覚としてのインターバルや音の間隔を身体で覚える

といういくつかのグラデーションがある作業であるのではないのかな?とワシは思っています。

例えば、1弦上だけで弾くとしたら、次の音の音程を上げたいと思ったら、必ずハイフレット側にポジション移動すると思うんですよね。指板の音を知らなかろうが、譜面が読めなかろうが、度数を知らなかろうが…

それをより精度を上げた状態が、単純に指板の音名を覚えることとは異なる、指板の音を覚えるということだとワシは思っています。



先に行き先をイメージするんです。

で、そのガイドとしてポジションがあると考えるんです。

そうすれば、仮にドリアンで弾こうとしても、指板上の全ての音が見えてなくても、ドリアンのムード、キャラクターをどこでどう描きたいかで音は自然と選べると思うんです。

まぁ、とか言いながら、これはあくまで人に伝えるためにわかりやすくドリアンと言ってますが、ぶっちゃけドリアンを意識して弾くっていう表現も少し違いますね…

その…ムードを拝借する感じというか…

少なくとも、ワシは



メジャー、マイナー、からドリアン、リディアンなりの全てのスケールは同時に存在していて、その中から欲しい色をピックアップするというイメージで弾いてます。

もちろんワシは実力的にはまだまだですが…それでもポジションやインサイド?合ってる音、使えるスケール等はあまり意識はしません。

めちゃめちゃザックリ言うと

・音の上下の波とその波をどのように描くかの色彩を意識して弾こうとしてます。

上下の波というのは音のインターバルで色彩がカラー(音使い)とイメージしていただいて構わないです。

それがザックリあって、それをより表現をクリアにするためにポジションを選んで弾いている、いや、まだまだ実力不足なので、弾こうとしている…状態だと思ってます。

で、話を戻すと、ワシ的には、ワシの偏見まみれの目で見た時に、スケール等の指板の理解に苦しんでる人の多くはこちらの意識が少なく、真正面からただ覚えるという行為ばかりしてしまってより難しくしてしまってるのかなと思ってます。

よくペンタは簡単で、○○スケールは難しいというような話も聞きますが、それはかなり的外れかなと思っていて、仮に『実演に難しくても、想像に関しては同じ』だと思うんですよね。

例えば、フラメンコのような音が流れたとして、メジャーペンタを想像するほうが難しいと思うんです。自然とマイナーやフリジアン、HMP5↓みたいなものが浮かんでくると思うんですよね。

それが弾けるかどうかはまた別ですよ。




なので、ワシが言いたかったことの1つとしては、そのあなたの中の音の扉横開きの扉かもしれませんよってことなんじゃな(笑)!押してばかりでは開かないかもよって…

そらシステマチックに当てはめたほうが楽だと思うんですよね。

まずはポジション、度数など、暗記の方向に…

けど、実は…それと同時に音楽としてのキャラクターやムードから取り入れるということもすれば、その音の扉が開くキッカケが増すかもよ!ってことを言いたかったんです。

てか、ワシはそれが近道だと今でも思ってます。



ポジション覚えて、度数覚えて…で?何やっけ?

ってのは、調理器具と材料はあるが、何の料理作っていいのかわからない状態だと思うんですよ。

なので、先に何を作りたいのか(何を弾きたいのか)のイメージを強く持つ、意識することは実はただただ覚えることよりも、また別の意味で大事なのかなと思って、あえて違う角度から意見させてもらったという感じで捉えてくれるとワシはとっても嬉しいゾィ!

もちろん難しいことかもしれませんが、ワシはかなりの近道だと思ってます!

信じるか信じないかは…あなた次第にはなりますが…

ご質問ありがとうございました!


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