あいだに何を介在させるか

祝日は軽めに。

大きな公園が近所にあるので、子供を連れてよく遊びに行く。だいたいサッカーボールを持っていくが、今日は子供の希望でペタンクを持っていった。

ペタンクは日本では馴染みがないが、フランスの国民的なスポーツであり、パリ五輪で正式種目となるらしい。

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鉄球を真ん中の小さな球に向けて投げ、近い方が勝ちとなる。たったこれだけのルールだ。

そういえばカーリングもボッチャもペタンクと同じルールである。

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ボッチャはパラリンピックでも人気で、東大阪市でもときどき市民大会がある。

カーリングはさておき、ペタンクとボッチャは「圧倒的に簡単なルールで、参入障壁が少ないゲーム」だといえる。公園で人が少ないところを見つければ、それだけで子供であってもすぐに遊べる。実際にフランスではペタンクで遊ぶ人だらけである。朝から夜まで老人たちが同じ場所で遊んでいる姿もよく目に付く。

たとえ自分の子供であっても、異なる性格の人間が直接対峙すると、互いの価値観がぶつかり、心地よさは長続きしない。同質性の高い空間の息苦しさは誰もが経験することだろう。そこで子供と「一緒に何かをする」ことが意味を持つ。簡単なルールで全身を使うことで、意識はゲームに集中し、お互いの存在が心地よいものへと変わっていく気がする。つまるところペタンクは面白いのである。

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