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新たな習慣の獲得と、明日からの変化と

noteを開いたのが3月だが、そこから節酒し、体重が少し減った。少し痩せる必要があったので、自分を適合させてみた。

新年度の予定は大幅に狂い、日常はずいぶんと異なる形に変貌した。つねに子供が家におり、部屋で仕事をする。こんな生活にもずいぶん慣れた。新たな日常に慣れすぎたため、これまでの生活が容易に思い出せない。

「適正」なるもの、「天職」なるものを僕はあまり信用していない。「現実」はまず一つの条件としてそこに存在する。僕らにできるのは「現実」との衝突だけだ。

降って湧いてくる「現実」の中で、自分の真善美を基準としながら、可能なパフォーマンスをする。その結果、「現実」の中で自分の役割が生まれることになる。それを繰り返しているうちに、少しずつ「現実」に慣れていく。

その意味で僕らの前には「今」しか存在していない。二ヶ月のあいだ、オフラインの記憶が残る過去と、オンラインを華麗に使いこなす未来のイメージに汚染され、「今」を見失った人がもたらす様々な不協和音を目の当たりにしてきた。過去に囚われて自らをアップデートできず、理想の未来を夢みて途方もないことを語り、その衝突が生む暴力が多くの人を切り刻んでいく。

「現実」は目の前にある「今」でしかない。とすれば「今」を自分と関連付けねばならない。明日から前期授業がスタートすると、また新たな「現実」が積み重なっていく。おそらくこれまでシミュレーションしていた未来は瓦解するだろう。新たな現実が積み上げられ、時をかけて慣れていき、その後にはまた新たな現実が積み上げられる。「今」に集中するために、余計な力を使うことなどできはしない。

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