Guitalin

合奏団リリカの作曲担当などなど。

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余談シリーズ3:ビフテキオムレツEDM

 シン・オツベルのラスボス曲がリリカ史上最高難易度を更新したのはモーツァルトのせいである。  指も6本あるし。  オツベルが雑巾ほどもあるオムレツなぞを食べるシーンに黄◯伝説のパロディを仕込んだのは10年前と同じだが、今回はソナチネからホルン協奏曲に変えた。  なんとなく、せっかく大勢で集まる合奏の舞台なら、協奏曲が演(や)れたほうが楽しいのではないかと思ったからだ。  そして問題のフレーズがこちら。  それまでずっとなるべく技術的な難易度を上げないように努めていたのだ

    • 余談シリーズ2:オツベルを潰す音

       これは10年前のオツベルを潰す音。  そしてこちらが、シン・オツベルのオツベルを潰す音。  10年の時を経て、ずいぶん譜づらがシンプルになったなと思う。  いかにベーシックなアプローチの中で面白くするか、というスタンスに年々憧れるようになったのがたぶん大きい。  例えば、単調で基礎練のようなリズムだけれど和声がとびきり良いとか。  複雑なリズムに聴こえるけれど拍子としてはずっと単に4/4、とか。  さも特殊チューニングのような鮮烈な響きがするけれど、あくまでスタンダード

      • 余談シリーズ1:分割アルペジオ

        昔、こんなアルペジオを書いた時 「こういうのはもう基礎練で手に馴染んでいるのでみんな弾けますよ! こんな風にしなくても、一人で折り返しの分も弾けますのに」と、誰かに言われたのを思い出し 一人で折り返しまでできるなら、下降パターンも全然いけるだろう、と思い なんなら分けて簡単になっているなら、ちょっと弾きごたえを足しても大丈夫だろう。 むしろ足さないと、奏者の方的にも物足りないかもしれない。弾き手を侮っていることになるかもしれない。 と書き進めたところ、 最初の譜例でも

      余談シリーズ3:ビフテキオムレツEDM