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♢♦♢♢♦♢ XRPのお話 ♢♦♢♢♦♢ 

XRP(リップル)は、国際送金をスムーズにするために開発されたコインです。銀行を持たずに海外への送金も自由にでき、送金速度やコストの低い点がXRPの大きな特徴です。

国際送金ネットワークの「リップルネット」にはすでに300以上の金融機関が参加。日本からも三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそな銀行をはじめとした多数の地銀が加入済みです。

しかし2020年12月米国証券取引委員会(SEC)が、リップル社を「XRPには証券性があり、届け出のない証券を発行・販売したことで、違法な手段で資金集めをした」として証券取引法違反で提訴しました。これが巷で時々話題に上る『リップル裁判』です。

一方でリップル社はSECの主張を否定、リップルは投資契約に該当しないため証券ではないと主張しています。提訴から2年以上決着つかずの状態ですが、もしも、リップル側の主張が通り決着がつけば、XRPは大きく上昇すると思われます。

リップル裁判では、そもそもリップルが有価証券に該当するのかどうかが争点となっています。リップル社が提訴されたとき、63円ほどであったのが、わずか10日間で18円と3分の1以下になりました。

XRPJPYの週足チャートで見ますと、最高値は2021年4月の214.50円で現在は53.681円と冴えないチャートです。最近暗号資産を始めた方には聞きなれないコインなのかもしれません。

然しながら暗号資産の時価総額でも上位をキープしている侮れないコインで、リップル裁判継続中にもかかわらず214円にも上昇しています。
それは、送金速度やコストの低い点が暗号資産ユーザーにとって利点だからです。

2023年2月16日現在

といいますのは、海外取引所でBTCやETHを購入するためや、円に戻すために送金しなければなりません。その時に、コストの低いXRPに交換してから送金するため、その都度XRPの需要ができるからなのです。
但し、長期的に保持するというよりは、短期的に利用されるという点で、売買が激しく、短期的なチャートでは大きく上昇したかに見えましても売られますと大きく下落します。

リップル裁判に決着がつき、リップル側の勝利となりました場合には大きな上昇となりましょう。一方で、敗訴しました場合には、これまで何年来と塩漬けしてきたリップルファンも手放すこととなり価値のないものになるというリスクはあります。

然しながら、チャートだけを見ての判断ですと、XRPは長期的に見ましても53円と低い位置にあります。

日足のチャートで見ますと、現状は、長期の下落トレンドラインを少し上に突き出ることが出来ています。チャートポイントになるラインを引いてみましたが、当面は、57円が上値目処と思われます。

ここは、3度目のトライというところで、上抜けることが出来ましたら、青いラインへの更なる上昇が期待できます。
しかしながら、XRPは、塩漬け状態の保持者も多く、やれやれ売りというのもあり、しっかりと利食いしながらのトレードが望ましいです。

一方で、57円トライが失敗に終わりますと下の赤いラインへのリスクはあります。

今回はXRPJPYのお話ですが、トレードにつきましては自己責任でお願いいたします。
  


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