検証_

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(13)

さて、本日は前回のレポート例を分析していきます。最初にアウトラインと本文の違いについてお話します。次に序論と本論と結論に分けて、パラグラフやトピックセンテンス、5W1Hなどを見ていきます。

※いきなりこの記事を見た人はまず、前の記事を先に読んでください。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する

5.完成したレポートを提出する



アウトラインとレポート本文

最初にアウトラインとレポート本文の食い違いについて説明します。

前回の更新で提示したアウトラインの例と本文を見てくださった際に、どうしてアウトラインとレポート本文が違うのだろうと思ったと思います。レポートを書く際のアウトラインはあくまでも設計図です。設計図通りに書けることもありますが、そうはいかないケースもあります。


レポートを実際に書いていくと「ここは変更した方がわかりやすい」「ここを変更すると、レポートの内容がはっきりする」という点が出てきます。そんな時は、今回の例のように、アウトラインの順序に縛られる必要はありません。レポート内容の書く順番を変えたって良いのです。何をどう伝えれば、課題要件の説明ができるかが一番重要だからです。

当然レポート提出の際に、アウトラインが求められたなら、レポートで書いた順序に従ってアウトラインを書き直して提出してくださいね!


序論

レポートの導入部分です。

■ はじめに

 狩猟漁撈採集社会から農耕社会への変化から、文明が産み出された。キーワードは 定住化と大量生産による報酬と戦争の誕生と都市化である。これらのキーワードをもとに、食生活の変化によって文明が産み出されたことを以下内容で説明する。


序論は1つのパラグラフで構成します。

序論の構成はかきのとおりです。冒頭のトピックセンテンスでレポートの結論を最初に述べています。


次に、それを説明するためのキーワードを提示し、そのキーワードを使って、これから何を説明するか案内しています。このレポートはこんな構成ですよと序論で書いているということです。

【キーワード】

定住化

大量生産

報酬

都市化

戦争


この序論でしめしたキーワードが本論で書く内容になります。

ただし、これはあくまでも一例です。必ずこの型でないといけないわけではありません。

次に本論を解説します。


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