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ブラックピットと行く!終電を逃したら詰んでしまう秘境駅3選
〜♫(イントロ)
ぼくの心をあなたは奪い去った♫
俺は空洞♫
でかい空洞〜♫
影武者チャンネルをご覧の皆さん、こんばんは。
マンボウやしろです。
今日はアイスバケツチャレンジの悪魔を討伐しに、静岡県は浜松市に来ております。
??「他人の剣を振り下ろそうとする奴に舞い降りる翼はない」
なんですか?
(ファサッ)
あっ、ブラックピットくん!
ブラピ「オレも同行するぞ!」
カッコつけてるとこ悪いけど、君がパルテナ様のお乳首にむしゃぶりついてる写真、マストドンで死ぬほど叩かれてるよ(笑)
ブラピ「構わない!」
あそ。
じゃあ遠州鉄道に乗って……
GO!!!!!
1 : 歩危美(ぽけび)駅
電車に揺られること二時間、一行は歩危美駅に到着した。
マ「ここは当初、美術大学を誘致する計画があったものの、頓挫してしまったらしいです」
ブ「大泉学園みたいなもんだな」
マ「全然違います」
軽快にトークする二人だったが、突如、目の前にあるお菓子の銀行が音を立てて崩れた。
ポコポコポコ……
中から、三頭身にデフォルメされた名倉が出てきた。
名倉「ほんまごめん、ほんまに……」
日差しに溶けていくチョコの貨幣を前に、名倉はシャツをまくり上げ、腹にでっかい「堀内」のハンコを押した。
名倉「ホリケンの苗字が堀内なの、しっくり来うへんやろ! 俺のけしからんヘソッポチに、しっくり来うへんの刑や!」
しかし、ヘソはびくともしない。しっくり来ないとしても、事実なので。
普通に。
マ「何してるんすか」
名倉「見たら分かるやろ! 暗礁に乗り上げてんねん!」
名倉はなるべく音がでかくなるように手を叩き、二人を追い払おうとする。
合わさった手のひらから衝撃が伝播し、木々が倒され、道がひらけた。
現れたバスターミナルでは、赤・青・黄色のVaundyがそれぞれのグルーヴで踊り狂っている。
ブ「これは何?」
バスの時刻表を、名倉はそっと指でなぞる。
指にこびりつく、きったねえ羽虫。
名倉「うえっ」
Vaundy「泣いているのか?」
名倉「うゆ……もう本土には帰れないゆ……」
涙する名倉の睾丸が、ピカレスクロマンの輝きを放っている。
マ「こうなったらー!」
マンボウは自前のモーニングスターを完食し、そっくりそのまま吐き出した。
マ「どや?」
ブ「どや?と言われても」
Va「すごいはすごいけど」
名倉「勇気湧いてきたーーーーーん!!」
熱帯低気圧の名倉は、台風になって上り線を走り始めた。
すれ違う人たちから目にも止まらぬ速さでカツアゲしながら、怒涛の勢いで浜松駅に向かっていく。
ピタッ
止まった。
名倉「なんか、まあいいやってなっちゃったな」
そのまま帰って行った。
マ「いや帰るんかーい!☝️😅」
こうして、崎山蒼志の1stアルバムは完成した。
ブ「秘境駅ってこうなのか」
マ「せやで」
アイスバケツチャレンジの悪魔「まだかなあ」
2 : 騒々(さわさわ)駅
電車に揺さぶられること二時間、一行は騒々駅に到着した。
マ「独特なホームですね」
屋根の無いホームには、全裸の山Pが四メートル間隔で埋められている。
福岡の閉まったテーマパークみたいだ。
改札をタックルで抜けると、そこは百貨店だった。
ブ「こんな秘境駅に百貨店が……?」
ブラピは首を傾げ、耳からプールの水を抜く。
自動ドアをタックルで破壊して突入すると、HUNTER×HUNTERのサトツにそっくりのおばさんが出迎えた。
サ「遠くからご苦労さん。こんな森の中までよう来てくれはったわ。何も無いけど見てってなー」
そういって、おばさんは猛スピードで店内に消えていった。
マ「あ、なんか張り紙がありますよ」
二人は入り口横の掲示板に目をやる。
《当店は未申請につき、サトツ似のおばさんがワンオペで運営しております》
ブ「は?」
宝石店に目をやる。
レジにサトツおばさんが立っている。
ハンバーガー店に目をやる。
レジにサトツおばさんが立っている。
映画館に目をやる。
レジにサトツおばさんが立っているし、ポスターのキャラも全部サトツおばさんになっている。
マ「こ、こわ……」
ブ「い、一旦出ましょう」
サ「そうはさせへんでー!」
おばさんは振りかぶり無しの全力ガチビンタで二人を気絶させ、エレベーターに乗せた。
目が覚めた。
エレベーターの中、めちゃくちゃ臭い。なにこれ。
八階で、アホみたいに人が乗ってきた。
全員、この世のものとは思えない言語がプリントされたふんどしを履いている。
ブ「なんなのこれ……」
マ「口を開くな! 上の」
最上階の20階で、二人は降りた。
しかしチームふんどしは降りず、エレベーターはなお上昇を続けた。
マ「どこ行くんすかねあれ」
パシッ
ブ「お見通しだぜ、おばさん」
ブラピはまたビンタされる寸前でおばさんの手首を掴んだ。
サ「チッ。エレベーターの秘密を知られるわけにはいかんのだがね」
マ「なんなんだよこれえ〜」
サ「まさか目を覚ますとはねえ。あたしの旦那のゲップを嗅いで生きていられる人間なんて、ほんの一握りだってのに」
おばさんは溜め息をつく。
??「そうさ。せっかく背中をさすって出したのに、徒労に終わってしまったね」
奥から、クレヨンしんちゃんのネネにそっくりのおじさんが出てきた。
ネ「またイチから前立腺膨らませ直しかい……」
サ「しょーがないわね」
先程飛び立ったエレベーターは、お父ちゃん(ヘキサゴン)の顔を模した巨大な気球に吊され、街の方へ飛んでいった。
ブオオオオォォォオォォォォォ〜〜〜!!!!
チンコの法螺貝が吹かれ、戦が始まった。
サトツおばさんとネネおじさんは、面倒くさそうにポコポコ殴り合う。
マ「帰るか」
ブ「そうしましょか」
サ「待って!」
おばさんが叫ぶ。
マ「なんすか」
サ「フードコート! せめてフドコだけでも見てってよ!!」
ブ「りょ」
二人は指示通りフードコートに向かう。
そこには衝撃に光景が……!
マ「な、なんだあれは〜!」
フドコの店舗数は15。
内訳、10リンガーハット、5銀だこ。
マ「帰りますね」
二人は騒々駅を後にした。
マ「ばお〜ん」
ブ「しっかりしてください」
アイスバケツチャレンジの悪魔「鼻ヤニ」
3 : 干物妹(TOWN-0 PHASE-5)駅
電車に揺さぶりをかけられること二年半、一行はついについについに干物妹駅に到着した。
周りにはヒャダインの手形が大量に貼り出されている。
長期間の移動でケツ周りが壊死してしまった二人は、駅徒歩一分の聖なる泉に浸かって身体を取り戻す。
駅の周りは東西南北全てが廃ジャスコに囲まれていて、テナントも全てビレバンになっている。
ブ「聞いたことがある……死を悟ったジャスコはテナントを少しずつビレバンへと変容させていき、全てがビレバンになった瞬間にぱったり息絶えると」
マ「ヴィレヴァンね」
マンボウはつっこみの代わりとして、金玉さんに日暮里のマグネットを貼る。
その磁力に反応し、セノーテは動き出した。
セ「内回りでいきます」
マ「内回りでいくな」
新大久保あたりで、ヤツと目が合った。
マ「あ!!」
ブ「おまえは!!」
マ・ブ「アイスバケツチャレンジの悪魔!!!!」
ロックマンの犬から抽出したエキスをみぞおちに塗っていたセイキン「違います」
マ・ブ「違うんかーい!!」
二人はそのまま転がり落ち、完治したアナルから紫色の煙を放出した。
くそがきが やったんぞこら 春の虫
お〜いお茶の審査員「うーん、0点! 季語が無いかな」
もっくん「愛されたくて愛してくれなくて鬱になってそれでも彼のこと嫌いになれないの分かってよ」
宮川大輔「上品なお味で」
俳句に落選して審査員にもボロクソ言われた二人は、失意の中で廃ジャスコを練り歩いた。
マ「なんだろうあれは」
マンボウが何かを見つけた。
ビレバンとビレバンの間に挟まった、黄緑色のネバネバ。
ブ「こども科学体験で作ったやつだな」
恐る恐る取り除くと、中から一台のスマホが出てきた。
電源がついている。
マ「なになに……?」
Vチューバーが風俗の裏話をしながら原神をプレイし、たまに思い出したようにオタクの清潔感をディスっている。
??「み、みたな……」
マ「おまえは!」
アイスバケツチャレンジの悪魔「俺しか見てないと思っていたのに!!!!!!!!!!!」
ブ「姿を現したな!」
悪魔は二人の進路上にアイスバケツを置き、行手を阻む。
マ「こんなもの蹴飛ばせば終わりじゃないですか」
ブ「まずい!」
アイスバケツを蹴飛ばしたマンボウは、その場に倒れ込んだ。
マ「うわー」
悪魔「存分に地獄を味わうがいいわ」
マンボウは、昔の篠崎愛と今の篠崎愛が高速で目の前にちらつく呪いをかけられてしまった。
マ「眩しいよ〜〜誰〜〜〜」
ブ「惑わされるな! こんなのに惑わされるなんて、合コンで熱血硬派くにおくんの話しかしないくらい愚かだぞ!」
ブラピはお金玉からマグネットを剥がし、逆にメロンソーダでコーティングしてカチカチのシュワシュワにする。
さらにスマッシュボールを割り、身体が呑み込まれてしまった。
悪魔「何ッッ」
黒い翼の生えた、気泡まみれの金玉鉄球が、アイスバケツチャレンジの悪魔目がけてジャスコ内を転がっていく。
マ「いけーーーーーー!!!!!!!!」
悪魔は斃れた。
アイスバケツチャレンジが、そもそも武井壮以外にあまり恐れられていなかったっぽい。
悪魔「グエー死んだンゴw」
マ「ピキッ」
ブ「危ない!」
マンボウが単芝にピキった瞬間、単芝の悪魔が出現し、ネット環境のある家々を破壊して回った。
気が済むと今度は単芝の悪魔の悪魔が現れ、もう完全に終わった。
マ「これじゃあ日本中が秘境駅みたいなもんじゃないかー!」
ブ「もう秘境駅はこりごりだよ〜〜〜〜😭」
◯
⚪︎
゜
さいごに
放送「高校演劇部の皆さん、ありがとうございました」
校長「いやあ、なかなか面白いですなあ」
理事長「チェンソーマンを絡めてくるとは、やはり若い子は柔軟ですなあ」
最高顧問「笑って泣けて、おまけにヌける! いやはや、感服ですなあ」
運営責任者「もうすぐ三歳になる妻がいるんですが、出会った頃の面影を感じましたなあ」
大株主「べろ〜〜〜〜〜〜んだ」
影のフィクサー「ククク……」
Q : この中に一人だけ、金玉が奇数の人がいます。それは一体誰でしょうか?
分かったかな?
うん〜?
タイムアップ!!
残念!!!!!
時間なんで、帰りま〜す🏃♀️➡️
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